2011年3月31日木曜日

南米アルゼンチン産の白ワイン

夕べは義妹の Jenn が用事があって彼女の仕事の後にやって来ることになったので、ついでに市街で普段は電車通勤の David を車で拾って貰うことにして、丁度いい夕食のタイミングで7時頃、2人揃って帰って来た。

予め夕食にも誘ってたので、デザートのチーズケーキを焼くついでに、マカデミアナッツとホワイトチョコレートのコンビのクッキーも一緒に焼いたり。

メインはフレンチスタイルのチキンのローストに、ローズマリー風味のクリームソース添え。

レシピに白ワインが必要なのに、最近は専ら赤が気に入ってvino tint/ヴィノ・ティント(←まだスペイン語にハマってる)ばかり飲んでるので、家には赤とロゼしか無く、急遽、vino blanco/ヴィノ・ブランコ(←しつこくスペイン語)を買いに。

銘柄に拘らなければ、地元のスーパーでも多少のアルコール類は買えるんだけど、でも、ケベック州で酒店と言えば『SAQ/エス・エー・キュー』で、SAQは州政府が運営している。

なので、酒店の従業員はちょっとした公務員って感じ。

私の気に入りはカリフォルニア産の『Gallo』で、他の銘柄には冒険せず、最近はこればっかり買ってたんだけど、いつもの棚に姿が無く。

たまたま近くにいた顔馴染みのスタッフを捕まえて訊いてみたけれど、ワインの世界も新商品や人気の動向が意外と激しく、売れ筋を反映して商品展開されるので、ひょっとして『Gallo』も人気が低迷したか何かの理由で取り扱いを終了した可能性もある、と聞かされショーック!って感じ。

まぁ味の系列としては『Black Tower』とか、ドイツのワインも好きなので問題は無いんだけれど。

とは思いつつ、せっかくの機会だし、その女性スタッフ(Sylviaさん)はいつも明るく気さくに応対してくれるので、彼女に自分の好みを伝えて似た路線でのおススメ商品を尋ねた。

ここでの多くのフランス系女性がそうであるように、Sylviaさんも例外でなく陽気でフェミニンな雰囲気を醸し出しつつ、親身に色んなワインを提案してくれた。

今回の場合は料理に使うってこともあって、試しに選んで見たのがアルゼンチン産の安価な白ワイン『Fuzion』。

*フルーティで口当たりも良く値段も素敵♪*

テーブルを囲んで Jennと一緒にグラスでも飲んだけど、なかなか美味しく頂きました。

新しいワインとの出逢いに満足してたら、新聞の折り込みでSAQの広告が入って来た。

*あら!表紙を Sylviaさんが飾ってるわ♪*

*@close up*

ワインに情熱を傾けてる風の彼女、「お料理と試飲との感想を是非、次回の来店時に聞かせてちょーだいね!」って言ってた。

仕事に情熱を持ってる人って素敵だし、接するのも楽しいな、の巻。

2011年3月30日水曜日

Easter Candles and etc.

今年の「Easter」は割りと遅めで4月24日の日曜日。

今年のイースター・キャンドルたち。

*まるでチョコレートに見えるうさぎのキャンドル他*

たまご、ひよこ、うさぎ、にんじん、ひつじ、パステルカラー。

*たまご型のチョコレートを入れるCandy Bowlとかも*

可愛いアイテムばかりで飾るのも楽しい♪



2011年3月29日火曜日

気分を反映するジュエリー&ラリマーとの出逢い

旅行前、カリブ海でのバカンスを頭の中で連想してたら、何となく無性に、現地で海のイメージのアクセサリーを身につけたい欲求に駆られて勢いでペンダントを作って持って行った。

*Sea GlassっぽいColor Scheme & Starfishのペンダント*
(ちょっと前に作った魚のイヤリングと一緒に)

何しろバカンス先だし、いかにも手作り風のチープなジュエリーでも全然気にせず。

実際、眩しい太陽いっぱいのカリブの気候と、青い空と海と、私の気分がぴったりと合って、海がテーマのチープなジュエリーたちを身に付けるのはとっても楽しい雰囲気を醸し出してくれた。

*まるでカリブの海と空の色そのものって感じの天然石*
(右のペンダントは「Amber/琥珀」とのコンビ)

そんな流れで、まるで予備知識ナシに現地で出逢った『Larimar/ラリマー』と言う名の、海の色をしたSemi-Precious Stoneのジュエリー。

何でも『Pectolite/ペクトライト』と言う種別の石で、ドミニカ共和国内でしか採掘されない珍しい石なんだそう。

だからと言って、特別高価な値段では無かったけれど、でも現地の土産物屋の売り子の男性達(何故か男性のみ)のセールス合戦が執拗に強烈で、応戦するのが大変だった。

とにかく値段を吹っかけて来るので、根気良く値切らなければイケナイとフランス人のガイドさんにアドバイスを受けていたので、大阪商人気分よろしく頑張ってみた。

でも、慣れてないから精神的に疲労するのよね、値切るって行為に。

それでもまぁ、昔の自分では考えられないくらいな押しの強さで値段の交渉が堂々と出来るようになったのは、果たして私が長年の北米暮らしで培った要素なのか?それとも単に年齢を重ねてオバさん化したふてぶてしさ大胆さの賜物なのか?その辺は謎ってことで。

2011年3月27日日曜日

ただいま〜♪で悲喜こもごも

ドミニカ共和国を出発する飛行機の予定が2時間遅れたお陰で、思い掛けずリゾートで過ごせる時間も2時間延長で嬉しい誤算。

最後の機会を逃さぬよう、ゴーグルを手にビーチへ戻り、海に潜って目の前を優雅に泳ぐ綺麗な魚たちの群れの姿を目に焼き付けた。

*波打ち際からほんの数mの海中で遭遇する魚の群れ*

旅の終わりはいつも切なさと嬉しさと、満たされた幸福感と、色んな感情が入り交じって複雑。

現地の陽気な人々に「Adiós!」(さよなら)と別れの挨拶。

*何とも南国的な造りのPunta Cana”国際”空港*

*搭乗の際はゲートから遠く離れた飛行機まで徒歩で向かう*
@いかにも南国風

Montrealの空港からタクシーで帰宅したのが午前3時前後。


留守番電話に、以前オンタリオ州で住んでた際のお隣さんでイギリス人とカナダ人の夫婦 Peter & Colleenからの伝言があり、日本のニュースに関連して私たちの事を思い出し気に掛けている、との事。


冷蔵庫を殆ど空っぽにして出掛けてたので、レストランでブランチをしてからケンネルへTrixieを迎えに行った。

*朝食レストラン『Chez CORA』にて*
Eggs Benedict with Smoked Salmon

1週間振りの再会に「嬉ション」(嬉し過ぎて興奮した犬がオシッコをチビってしまうこと)しちゃいそうな勢いのTrixie。

*ケンネルの敷地内をちょっと散歩*


夕方、食材の買い出しに行って、冷蔵庫が再び必要最小限の定番食材で満たされた。

また水道の水が当たり前のようにそのまま飲める日常が、何だか新しく、なんて恵まれたことだろうと感じて、久し振りにグラスに注いだ水を感謝しつつ味わって飲んだ。

ドミニカ共和国をはじめ、衛生的な飲料水が水道から直接飲めない環境にある国ってのも地球上にはまだまだ沢山あって、そう考えると、各家庭の台所で栓を捻れば簡単に水が飲める手軽さは、まるで魔法みたいな奇跡にさえ思えて来る。


あ、因に現在のモントリオールの気温、−3℃の現実。

明日、月曜日は雪の予報。。。。。Boohoo...

2011年3月26日土曜日

夢がもう少しで醒めそうな朝

朝、早く目が覚めたので独りでビーチを散歩。

まだひと気の無い静かな海の朝焼け。


砂浜に見つけた”散歩する人と犬”の足跡。


何だか急に 
ケンネルに預けてるTrixieを思い出して恋しくなった。

そろそろ帰るのにちょうどいい頃。

夕方の飛行機でモントリオールに帰ると、
明日から現実の世界が待っている。

2011年3月25日金曜日

今日もゆっくりと朝寝坊して、のんびりと遅い朝食の後、プールで泳いだりプールサイドで本を読んだり。

因に、持って来た1冊はまるでバケーションとは無関係の『容疑者χの献身』で、姉から貰った私にとって初めての「東野圭吾」作品。

気分転換にビーチを歩いたら、、、


何やらいつもと違う光景。

近付いて見ると白い布を掛けられた椅子が整列してた。


お!これはひょっとしてひょっとすると、、、?

なんて思いつつ、数時間後に再び通り掛って見ると、、、


あぁ、やっぱり!


何ともアットホームな雰囲気での結婚披露宴だった。
(人前結婚式、、、だったかも?)

いったい何処の国からの新郎新婦か?想像もつかないけれど、でも、真っ青な空と海を背景に白い砂浜での披露宴だなんて、、、なんて素敵なんだろう。

当事者には勿論、参加した全ての人にとっては随分と印象に残るイベントになる事だろうなぁと思う。

あ、そう言えば、リゾート内のSPAで貰ったパンフレットのプライス・リストにしっかり「Bride's Day Package: Day Before Wedding」ってのがあったのを思い出した。

Caribbean Moon Facialとか、Relaxing Massageとか、French Manicure & Pedicure諸々のコンビネーション・パッケージ。

4時間で US$ 305.00 だそうで。


せっかくだから私も何か試して見たい気もしたけど、でも今一つその気にならないのはやっぱり貧乏性なんだろうなぁ。

カリブ風:和風料理体験の巻

火曜日の晩は予約しておいたレストラン『Matsuri』での夕食。

カリブ海版『Benihana/紅花』風(飽くまでも”風”)って感じのパフォーマンス付き鉄板焼き”和風”(これまた飽くまでも”風”)レストランで、それは店の名前にも反映されてるけど。

鉄板を囲んだカウンター席に座ると、まず運ばれて来たのが寿司。


飲み物としては一応、日本酒も用意されていて、Hot Sake/熱燗は大胆にもガラスの酒瓶をそのまま温めたものが登場。


でもってシェフと言うかパフォーマーは地元のLeo/レオさん。


スペイン語と英語と、ほんのちょっとの日本語を交えての元気の良い彼の喋りに皆は大笑いしながら、彼が手際良く鉄板の上で調理していくコンテンポラリー”和風”フュージョン料理に期待。

登場したのは色彩もカラフルなメキシカン!って感じの皿に盛り付けられた多国籍料理って感じで、野菜とチキンとビーフの後で、海老が最後にドラマチックな炎に包まれ調理された後、各自の皿に盛り付けられた。


Fried Riceはまさに中華の炒飯って感じで、チキンは醤油での味付け、ビーフにはたっぷりの赤ワインが降り注がれたステーキ風。

同席したカナダ人は皆、感激したようで美味しく頂き、満足度の高さを反映して特に義理の妹なんて驚く程のチップをはずんでた。

”和風”ってことでか?デザートはRice Pudding/ライス・プティングを用いたケーキを飾ったもので、ちょっと趣向を凝らした感じ?


個人的に私は苦手なライス・プディング、Erikaが喜んで平らげてくれた。

2011年3月23日水曜日

白は雪でなく、雲と波の色

Current Temperature…

In Montreal :  - 8 ℃

In Punta Cana, Dominican Republic :  + 21 ℃


It means… Woo Hoo!!!

Another beautiful day with the blue sky, turquoise ocean and white waves.  Just like a paradise.  Ahhh…

2011年3月22日火曜日

蚤の市までビーチの散策

Today, we walked on the beach to the local flea market.
It was a bit tricky walking on the wet sand beach, but we continued walking for an hour or so.
At the end of our walk we finally saw a bunch of colorful tents of gift shops.
Local vendors were all trying hard to get customers to sell handcrafted articles and jewelries made with semi precious stone called Larimar (spell?), beautiful blue stone, a little bit like turquoise.

*露出した椰子の木の”根っこ”部分が興味深い*

今日は白い砂浜のビーチを延々と歩いて地元の蚤の市へ。

*ラム酒や葉巻や手工芸品を売る簡易店舗が軒を連ねる*

最近、『Etsy』以外では物欲が低下中の私は何も買わず。

*誰かが作ったユニークな砂の芸術作品に思わず「くすっ」*

途中、前を歩いてるカップルの後ろ姿に興味津々。


ひょっとして中年のゲイ・カップル?かと思ったら、何の事はなく、単に女性がトップレスなだけだった。

ヌーディスト・ビーチって訳ではないけれど、でもトップレスも違法って訳ではないらしく、数人のトップレスの女性を見掛けて、そのうちの何人かは若い世代の人だったりして、ちょっとしたカルチャー・ショックって感じ。

ほんと、旅には色んな驚きがあって面白い。

明日はミニ・ツアーに出掛けるので早起きしなくちゃ。


2011年3月21日月曜日

Hola! from Dominican Republic

3月になっても引き続き天気予報に雪マークの出ているモントリオールを離れ、カリブ海の楽園 Punta Cana/プンタ・カナ@Dominican Republicにやって来た。

*どこまでも続く白い砂浜と紺碧の海と眩しい陽射し@非日常*

義理の母が提案し、随分と前から計画を立てた家族旅行。

彼女の成人した子供たち3人(Davidは真ん中)と、その家族が全員揃って全12名でのバカンス。

日常の生活を忘れ1週間、文字通り夢のようなパラダイスで過ごす非日常的な時間。

*リゾート内のプールからビーチを臨む*

モントリオールから、ほんの4時間程度の飛行で来られる Dominican Republic/ドミニカ共和国はまるで、日本から行く場合のグアムかサイパンって感覚の気軽さ。

問題は、言語がスペイン語、、、って事だけど。

Hola.  ¿Cómo está?  Que pase un buen día!ってな具合に。
(Hello.  How are you?  Have a good day!)

午後のフライトで夕方には到着。

*滞在先のホテル Majestic Colonial*

夕食の後で静かな夜のビーチを皆で散策。

*眩しい月明かりに照らされる椰子の浜辺*

KaitoとErikaにとって生まれて初めての海!

*打ち寄せる波の音が響き渡る幻想的な夜の海*

興奮して砂浜を駆け回って、水飛沫を浴びて波と戯れて、洋服のまま頭からつま先までビショ濡れになって、いつの間にか掛けていた眼鏡をなくした Erika。。。!@#$%!(←訳:ごらぁ〜っ!)

*バルコニーから臨むリゾート内*

手入れの行き届いたリゾート内は、ちょっとしたジャングルの雰囲気のトロピカルな楽園って感じで日中の気温は27〜28℃。心地良く過ごし易い。

幾つものレストランがそれぞれ趣向の違うメニューを揃え食べ放題。

バーもあちこちに点在して飲み放題。

合間にはシャンパンやチョコレートが部屋に届いたり。。。

バカンスの終わりには激しく肥えていそうな気がする私たち。


2011年3月17日木曜日

アメリカという選択肢とAdjustment Bureau

火曜日は、原作が Philip K. Dickの映画『The Adjustment Bureau/アジャストメント・ビューロー』(邦題だと果たしてどんな事になるんだろう?興味津々)をDavidと二人で観に行った。

平日の昼間、午後1時過ぎからの。しかも半額日。

主演は Matt Damonと Emily BluntのSci-Fiスリラー?

*マット・デイモンと共演のEmily Blunt*
(Cineplex Magazineより)

何しろダンサー役の Emily Bluntがとても綺麗で、名前ではピンと来なかったけれど、でも確かに何処かで見覚えがあると思ったら、『Sunshine Cleaning』でAmy Adams(主役)の妹役と、あとは『The Devil Wears Prada』でメリル・ストリープの秘書役をしてた。

私の感想は、、、「Lame…」だけど、でも意外なことに結構、楽しめたみたいな感じのDavidにとってはやっぱり、Philip K. Dick原作だからって部分が大きいみたいで。

でも、『Blade Runner』は勿論、『Minority Report』程の盛り上がりにも欠ける、何とも穏やかに緩やかに進行する感じの映画。

説得力が弱いので、作品が問い掛けるテーマについても余り深くは考えさせられないんだけど、でも、敢えて無理矢理に考えるとすると、問うのはやっぱり「選択」と「リスク」、「運命」と「偶然」の力関係かな。

日常が小さな選択の連続ってのは既に誰もが知ってる事だけど、その瞬間の決心ってのは何処から来るのか?

人との出逢いは全て偶然の事故のように思えるけれど、でも、その偶然は、数々の選択の連続の延長線上に発生する運命、みたいな。

何を食べる、とか、何処へ出掛ける、とか、何を買う、とか。

小さな選択でさえ、一瞬、迷ったり悩んだり。

大きな選択では、誰と結婚する、とか、何処に暮らす、とか。

その後の人生を大きく左右する選択だっていっぱいある。

実際、継続的にあるDavidへのアメリカ企業からの打診とかヘッドハンティングみたいなものがある度に、カリフォルニアで暮らす可能性について心を揺らされ惑わされる私たち。

今からアメリカ西海岸に引っ越すってどうよ?

リスクを顧みず選択するのには無謀な若さが必要かも知れない。

世界中で誰かが日本と繋がってる感じ

昨日、仕事から帰宅したDavidが開口一番:

「バスを下りる際、運転手さんに『奥さんの日本の親戚は皆さん大丈夫ですか?』って訊かれた。」

ってのでビックリした。

家の近くから最寄り駅まで乗る小さな町の「乗り合いバス」とは言え、まさかその運転手さんが私がニホンジンだって事実まで知ってるとは思わなかったよ。。。

たまに利用する私の他に、常連さんらしい中国人やベトナム人や?のアジア人は結構いるから。


私の趣味の一つで参加してるRug Hooking/ラグ・フッキングのコミュニティでも、昨日と今日に掛けて幾つかの、日本の震災に関するポジティブなメッセージを貰ったし。

皆、身近に誰かしら日本と繋がりを持つ人が存在する感じで。

娘さんが交換留学で日本に行ってた、とか、親戚の誰かしらが日本で現地の方と結婚してる、とか、或は日本で英語を教えてた、等々。


たまたま見たCNNのビデオでは、あの「Black Eyed Peas」でさえ、何と地震の1週間前まで日本でプロモーション・ビデオの撮影をしていたそうで。

私にとっては、バンド名と、数曲のヒット曲しか知らない彼等だったけれど、震災後の彼等へのインタヴューを見て、4人のメンバー達が皆とても真摯で実直な、まさに「down to earth」って感じの印象を受けて、特にFergie(紅一点の女性メンバー)の受け答えがとても率直、簡潔、説得力があり、頭の回転の速さに感心させられた。


インタヴューと言えば、当然アメリカで一番知名度の高い日本人としてYoko Onoも登場する訳ですが、、、うーん。 

「日本人の英知や精神力を集結した『Super Power』を発揮して世界中が羨望することでしょう」ってのは何だかなぁ〜って印象で、何よりもそれ以前に、あの中途半端なサングラスは、掛けるのか掛けないのかハッキリして欲しいって感じでしょうか。

・・・ってのは、はい、飽くまでも個人的な意見ですが。スミマセン、世界のヨーコ・オノに向かって。


いずれにしろ、あのAnderson Cooperさんが被災地への「現場入り」してるってのも凄いなぁと感心。CNNも本気だ。

ジャーナリストは、本当にリスクを背負う職種だと再認識。


因に、引き続き昨日も今日も朝刊の一面は日本から。

*Wednesday March 16th*

*Thursday March 17th*

震災被害の報道は、原子力発電所事故関連に焦点が移行気味?


今日は予定通り Erikaの通う小学校で赤十字に向けての募金イベント。

生徒数400人程度だから、ほんの微力ではあるけれど。

お金よりも、出来れば直接、物資を手渡してあげたいくらいだけど。


2011年3月16日水曜日

プロは飽くまでも冷静に仕事を遂行すべし

なんでも、計画停電を発表した電力会社の記者会見場に集まった記者たちの中には、とても「ジャーナリスト」とは思えない発言&態度の人々がいたそうで。

感情的になったり、興奮したり、激高したり、攻撃的になったり?



折しも、素晴らしくプロフェッショナルな仕事をする英語記者@NHKの報道ぶりに感銘を受けていたところ。


日本からの情報が激しく限定される環境にあって、有り難い存在の「You Tube」で見つけた日本発信のニュース映像の中から、私が最も「洗練された報道」として感動したビデオ。


うーん。まさにプロフェッショナル!



何しろ、あくまでも冷静沈着で表現が簡潔でいて的確。

その状況での言葉選びにそつが無く発音が明確。

合間に「Ahhh」だとか「Ummm」だとか無用な発声が無い。

しかも滞ることなく始終、有益な情報を継続的に伝え続ける。

↑これって本当に凄いことだと思う。

(私なんて、映像を見ながら独りで興奮して「Oh my god!」とか「Geez!」とか「Oh no!」とかを連発してました)←パニックし易い


因に、同じ状況のビデオで日本語の記者は、必要以上に興奮して鼻息が粗く、ムダな音声(「あぁ〜」とか「おぉ〜」とか)も多く耳障りで聴き難かったです。


なので余計に、この英語記者はただ者では無いっ!と思う。

2011年3月15日火曜日

お金が額面以上の価値と意味を持つ時

今夜ようやく友人のHeidiから返事があってほっとした。

彼女の娘 Julieが学校の旅行で日本へ2週間行く際に、必要事項の日本語翻訳の手伝いをしたものの、日程は確認してなかったので、ひょっとして万が一、地震に巻き込まれてないか?急に心配になってメールで訊いてたところ。

ラッキーなことに、地震の2日前にカナダに帰国したとの事。

地震に巻き込まれなくて本当に良かった。

最近は、カナダから短期の旅行や交換留学などで海外(私の周辺ではフランスとか)へ子供を送り出す親も増えてるみたいだし、それだけで親にとっては充分なストレスなのに、万が一、外国の滞在先で自然災害やテロに巻き込まれなんかしたら!

とにかく無事で良かった。


モントリオールの地元新聞の一面は引き続き日本からの地震情報。

*14日(月曜日)の一面*

*15日(火曜日)の一面*

引き続き、思い掛けない人々から心のこもった心配とお見舞いと励ましのメールや電話を貰ってる。

昨日の夜は何だかとっても疲労感のある睡魔に襲われて不思議に思ったんだけど、考えてみたら多分それは、昼間ちょっと電話での会話中に感極まって泣いてしまう場面があったからだと気付いた。

涙を流すって、意外と体力を消耗するものね。

貰った電話の主は義理の祖母とか、義理の母とか。

どちらも日曜日に教会(プロテスタント)へ行った際、地元の人々から次々と「日本にいる私の家族の安否」を訊かれたそうで。

そして、Mrs. B-Jの話によると、前夜に見たTVニュースで日系人の女性キャスターが、番組中に日本の地震&津波被害の報道場面で泣いていた、と言うのを聞いてビックリしてしまった。

何でも、仙台はその女性キャスターの出身地らしいので。

彼女の名前は「Mutsumi Takahashi」。

彼女にほぼそっくりな名前の私は、良く色んな場面で間違われたり、親戚?とか訊かれる。

その度にいつも
「がっかりさせちゃってゴメンなさいね〜、赤の他人なの。」
と冗談っぽく笑いながら肩をすくめるんだけど。

とにかく、今やモントリオールで最も有名な日系カナダ人として、地元放送局の顔である知的でタフな印象の彼女が、キャスターを務めるニュース番組中に涙を見せる程、感情的になるってのはよっぽど異例の事態な気がして。

プロフェッショナルでタフなイメージのMutsumi Takahashiの涙は、多分、言葉以上のインパクトがあったんじゃないかな、と想像する。


あとは、津波の際、しっかりと握っていたはずの手が逃げるさなかに離れてしまい、そのまま波に飲まれ、助かった母親が娘(幼女?)の行方を探して途方に暮れてる姿の話とか。

映画「Hereafter」の中の一場面を連想してしまった。

短いシーンではあるけれど、最新のクリント・イーストウッド監督の映画の中で、2004年に起きたスマトラ沖の津波の脅威は、とても説得力のある、素晴らしく現実味のある映像だったから。

海の無い内陸部で育った私にとって、あの映画のシーンは、津波の恐ろしさを実感を以て視覚化することが出来た機会でもあったし。


いずれにしろ、深刻な被害を受けた日本の人々の姿を目にして、ほんの少しでも何かしら力になりたいけれど、どうしたらいいか?と言うMrs. B-Jに、今週の木曜日、Erikaの小学校で募金を集めるイベントがある事を知らせた。
(全額、日本の震災被害者救済を目的でカナダ赤十字に送られる)

少額ではあるけれど、小切手を送ってくれるそうで。

私もMrs. B-Jと同額で寄付をするつもり。

私たちは一般の市民だから、億単位での寄付なんて無理だけど。

でも、オリンピックと同じで「参加することに意義がある」と思う。

世界中の人々が参加したら、大きなイベントになる。

2011年3月13日日曜日

Thinking of you…に心を打たれる

引き続き、思い掛けなかったような知人からもメールが届いてる。

日本の家族の無事を祈ってくれる言葉、
私自身を励ましてくれる言葉、
日本全体をひっくるめて応援してくれる言葉、等々。

目を通すだけで胸が熱くなるような、心のこもったメッセージ。

人々の「想い」の中に置かれること、
そして、「祈り」に包まれること。
何て言うか、
それだけで凄く、庇護と言うか恩恵を受けてる気持ちになる。

クリスチャンでこそないけれど、
でも、言葉で表現するとしたら、まさに"blessing" って感じ。


地震や津波や火災や、
あれだけ想像を絶する強烈な映像を見るだけで、
その衝撃が人々に与える心的なストレスは大きいと思う。

だからこそ、
気持ちを誰かと分かち合いたい欲求に駆られるんだろうと思う。

恐怖心とか絶望感とか悲壮感とか、
それらを慈悲とか愛とかに変えて、そして祈る。そんな感じで。

2011年3月12日土曜日

受け継がれる「血」という要素

予想通り今日の朝刊の一面は日本での地震の記事。



*計4ページに渡って被害の深刻さを報道するThe Gazette*

思った通り衝撃的な写真も沢山入れて、かなりの紙面を割いての報道だったことからも世界中に与えたインパクトの大きさが計り知れる。

その証拠に、今日(土曜日なのに!)の午後廻って来たErikaの学校からの「回覧板」的メールでは、早速、被害のあった日本を支援する為のカナダ赤十字へ寄附する募金集めのイベント企画を提案していてビックリした。
(私の反応:へ?こんな小さな町の小学校でも!?って感じの驚き)


話はちょっと逸れて、今週の木曜日の晩はNewcomers' Clubの月例会があって、予定ではプロのゲストスピーカーを招いて「Cake Decoration」の実演&講習で楽しみにしてたんだけど、プレゼンターが個人的事情で来られなくなり、敢えなく「Craft Night」に変更で内心がっかり。

Sharleen(今年度の会長)とIsabelleがそれぞれ持ち寄った材料を使っての「Jewelry Making」と「Greeting Cards Making」(ちょっと「scrapbooking」的な)を体験。

*限定された素材の中から私が作ったイヤリング*
(日本人代表@寿司のイメージって感じかな?)

まぁ、それはいいとして、新しい顔ぶれのメンバーも何人かいて、私にとって初対面のメンバー達に挨拶を交わしつつお喋りする中で
「何処から来たの?」
ってのは通例の会話パターンで、
「カナダで生まれ育ったけれど、最近までスイスで暮らしてたの。」
とMichelle(←スペル怪しい)が言えば、
「あら! Maja(マヤ)がスイス出身なはずよ!」
とか、
別の女性(名前忘れた)が
「夫の転勤でアメリカから来たの。」
と言うのを聞けば、
「じゃあ、HeidiとSuzanneと一緒ね。彼女たちもアメリカ人よ。」
ってな会話が展開。

なので同様に、私と交流のある彼女たちにとって何かしら「日本」に関連する話題がのぼれば、多分、彼女らの脳裏には自然と「Mayumi!」(←つまり私)ってのが浮かぶんだろうなぁ、ってのを改めて実感した木曜日。

そんなタイミングで迎えた翌朝、日本での地震のニュースが世界中を駆け巡ってた。

そして、本当に思い掛けなかったんだけど、沢山の色んな人たちからメールや電話を貰って心を動かされた。

「日本の家族の無事を祈ってます」と言うのをはじめ、想像を絶する状況の映像を目にして動揺している様子、そして、私の故郷が受けた絶大な被害に対する温かいお見舞いや励ましの言葉などなど。

改めて、色んな人々の脳裏の隅っこに「私」という存在を住まわせて貰ってる現実に対する有り難みを感じると共に、私と関わる多くの人々にとって「日本=Mayumi」って図式が存在する重さみたいなものを感じて、「あぁ私、ニッポン代表なんだ」。

少なくとも私を取り巻くこの界隈での、小さなコミュニティの世界の中で私は、やっぱり日本人代表なんだなぁ、ってのをしみじみと実感させられた。

そして、それは私自身の話だけでは終わらず、、、。

学校から帰って来た子供たちが
「今日、学校で『日本の親戚は大丈夫?』って皆に訊かれたよ。」
とか言うので更にビックリした。

国際色豊かなこの国で、多国籍の子供たちに混じってほとんど「Canadian」として育ってるうちの子供たちではあるにも拘らず。

しかも周辺の子供たちだって、いつも皆まるで「国籍」とか「人種」とかお構いナシっ!て感じで無邪気に交わって一緒に遊んだりしてるから、うちの子供たちが半分「日本人」なんて事実はまるで重要じゃないし特に興味も無いから、いちいち認識してないかと思ってたし。

この国で暮らしてると、余りにも自由で何でもアリだから、自分の年齢は勿論、人種とか国籍とか、つい忘れてしまいそうになるのよね。

Erikaなんか特にカナダで産まれ育ってるから、生活も教育も友達関係も、殆ど全ての観点から見て「ほぼカナダ人」の要素しか無いし。

にも拘らず、こうしていざ蓋を開けてみると?例え半分でも彼等の中に混じってる日本人としてのアイデンティティはしっかり、(例え子供同士の間でも)周囲の人々から認識&尊重されるんだなぁ、と言う新鮮な驚き。

何処で生まれ育っても、そして、当人たちが意識する、しないに拘らず、「血」という部分でうちの子供たちは今後もずっと彼等の生涯に渡って、多少なりともの「日本代表」的な「看板」を背負って行くんだろうという現実を、今週、改めて真摯な気持ちで再認識させられてる。そんな感じ。

生のTVで垣間見た日本のニュースの扱われ方@CNN

普段まるで見ないTVだけど、今日(あ、既に”昨日”だけど)は時々「その後の動向」(つまり、地震発生から時間が経った後の日本の様子)が気になってCNNのニュースにチャンネルを合わせて見た。

見慣れないニュース番組だから余計に私の目には新鮮に映ったって部分も多大にあるかも知れないけれど、でも、番組の構成とか説得力のあるキャスターたち(男女)の存在感とか、総合的にとても好印象を受けた。

ニュースを見る前、それは私にとって飽くまでも「日本での災害」と言う、ある意味、地域限定的な小さなスケールでの認識だったけれど、でもそれが、CNNのニュース番組では「小さなアジアの島国で起きた独自の災害」と言う扱われ方でなく、「世界の中の一部が見舞われた不幸な自然災害」と言う大きなスケールでの受け止められ方で扱われているのを見て驚いたのと同時に、ちょっとした感銘を受けた。

日本を指して「Their」的に「彼等の被害」と言うよりももっと、地球規模としての「Our」って感じの「私たち皆の災害」的な、親身になった緊迫感の伝わるニュースの取り扱われ方。
(まぁ実際、Tsunamiの被害、経済的な影響は世界規模だけど)

それは何しろ、アメリカ全土からの地元のニュース番組の合間にチラっと挟んで「それでは日本からの情報です〜!」みたいな小さな取り上げられ方でなく、日本での地震”のみ”を「特集」として報道する生放送の緊急特別報道番組として放送されていた驚き。

更に、キャスター達のコメントの端々に表現される、日本という国と文化&人々に対する尊敬の念みたいなものが強く伝わって来たし。

まず、ただ「地震が起きた」という事後的な表現だけでなく、「日頃から地震が頻繁に起こる」日本ならではの背景を説明した上で、「技術や経済力を以て、地震に備え万端な準備をしている日本でさえ」これだけの避けられない被害を受けた、と言う捉え方の報道。

そして、「日本の人々はとても丁寧で秩序があるので」と前置きをした後、停電で機能しなくなった信号機にも拘らず、人々は交差点できちんと立ち止まっているらしい、、、と男性キャスターが言ってた。

とにかく、少なくとも私が見た時間帯でのCNNの報道では、
「大きな自然災害に見舞われた"Chaos"な状況下でさえあっても、秩序を失わない日本の人々」
って言う、何とも嬉しい誤解を受けた(?)固定観念に基づいた報道を目の当たりにして、
「へぇ〜、そうなんだ。ニホンジンの印象って。へぇ〜。」

まぁ、悪い気はしないけど。

確かにまぁ、ハリケーンに襲われたアメリカ南部みたいに?どさくさに紛れてフツーの人々が商店のあちこちからテレビや家電を盗み出す混乱みたいなのは起こらないわね実際、日本では。

そういう部分では確かに「秩序のある国」なのかも。

2011年3月11日金曜日

対岸と言うか手の届かない距離感

今日は金曜日なのでキッチンでのんびりDavidと朝食したり、テーブルに広げた新聞や広告に目を通したりしてたら、珍しく電話が鳴った。

朝一番の電話の主は思い掛けず義母のCarolで、
「日本で大きな地震があったみたいだけど知ってる?」

私たち
「・・・・・え、聞いてない。」

呑気な私たちに呆れつつ彼女は、
「何だか大きな地震みたいだから、直ぐに確認しなさいよ!」
と念を押して電話を切った。

「地震」と聞いても過剰に反応しないのは、「地震大国」で頻繁に地震を体験しながら育った日本人ならではの資質なのかも?なんて自己分析。
(勿論、阪神での大地震の例は除外して)

インターネットで地震速報のニュース記事や写真が目に飛び込んで来て、事態の深刻さを瞬時に実感。

こういう出来事があると、自分が遠くにいる距離感を実感する。

少なくとも、日本で「今」この瞬間に起こっている現実的な出来事の世界からは、かなり隔絶された何とも"Helpless"な感じの距離感。

極力最少の被害に留まる事を祈りながら想いを馳せる。

2011年3月10日木曜日

時を経て趣のある存在感になった本たち

*見るからに年季の入った古い蔵書*

少し前、日本の古くからの友達に頼まれて「古い」本を探していた。

フラワー・アレンジメントのプロとしてウェディング関連の仕事を手掛ける傍ら、仕事の一環としてウェディング小物などを素敵に効果的に写真におさめる際、その脇役として雰囲気のある古い洋書を用いたい、ということらしかった。

出来るだけ彼女が「イメージ」する本に近いものを探し出したいとは思いつつ、飽くまでも想像するしかないので容易ではなく。

微妙な好みやこだわりには個人差があるから。

しかも、20年来に渡って知り合う彼女が私と同様「ディテール」にも固執する、独自の趣味嗜好にうるさいこだわる種類の人だという事実を、愛着を以て熟知しているので余計に。

そういう意味では、彼女と私は互いにとってのお洒落「ライバル」的な存在だったりして、だからこそ、時々出逢う、まさに自分の好みにピッタリ命中!的なモノがあったりすると、それを2つ買い求め「またまた”双子のリリーズ”だけど・・・」(←古っ!)と書き添えて、互いにその一つを送りあったり。
(注:”双子のリリーズ”は大昔に日本で売れた双子の歌手)

それは雑貨だったり、ちょっとしたアクセサリーだったり。

ある意味、「コンテスト」的に。

「どう?私はこんな素敵なのを見つけたわよ。フン♪」みたいな。

「や、やられた。。。」

或は、

「私だって負けてないわよ。フフ♪」だったり。

なので実際、私たちはまるで双子みたいに「お揃い」のモノを所有してるってパターンのアイテムが結構あったりする。

まさに双子のリリーズな彼女と私。

そんな訳で、ひとくちに「古い洋書」とは言っても何でも良いと言う訳ではなく、それこそ気合いを入れ(ライバル心を燃やし)、鵜の目鷹の目で夏の間に開かれるカントリーサイドでの「蚤の市」を散策したり。

でも、AntiqueとかVintageとかってものは所詮、巡り合わせなんだとつくづく思う。
(100年くらい経ってないと"Antique"とは呼ばないらしいけど)

つまり、気合いを入れて探したからって見つかるものではない。

その証拠に、思い掛けずに出掛けた場所で、脈略なく出逢ったり。

地元に古くからある歴史的なコミュニティホール内に併設するライブラリーで、古い蔵書を安価に売り出してた。

*表装の素材感、色やデザインも様々*

*開いて見ると活字のフォントやサイズ、変色具合も色々*

それでも、いざ、ほんの数冊限定で選ぶとなると迷うのよね。

自分の為に選ぶよりも余計に悩む。

座り込んで無言で(いや、う〜んう〜ん唸ってた、ほんとは)じっくり厳選した4冊のうち、3冊を船便で日本へ発送。

自分の手元には、1928年にニューヨークで出版された小説『WINTERSMOON』(タイトルに惹かれて)てのを残して。

日に焼けた感じの紙の手触りも凄くいい感じで。

いつ読めるのか?は謎だけど。

また一つ、自分への宿題。

2011年3月8日火曜日

”塞翁が馬”的な流れで

March Break(春休み)がようやく明けたと思ったら、昨日は朝から大雪だった。

ひょっとして学校閉鎖になるかも?とか思ったけど、さすがにならず、でもスクールバスは大幅に遅れてやって来た。

仕事に向かったDavidは、うちの庭先で氷の上に降り積もった雪に滑って転んだらしいし。

食材の買い出しに出掛けるはずの私は、車のタイヤが氷と雪とで滑ってしまい、前にも後ろへも進めずに敢えなく外出を断念。
(この家には残念ながら"Garage"と言うモノが無いっ!)

なので本当に珍しく、冷蔵庫の牛乳を切らしてしまった。

牛乳は我が家にとっての"Lifeline"的な必需品だと言うのに!

何しろ朝は皆、朝食に牛乳をたっぷりかけたシリアルをそれぞれ食べるし、子供たちはおやつや夕食時にグラスに注いだ牛乳をガブガブと沢山飲むので、8ℓ買う牛乳でも割りとすぐに終わってしまうのよね。

因にこの辺りで流通してる白牛乳には4種類あって、無脂肪(スキム)、1%、2%、3. 25%と、自分の好みに合った乳脂肪分で選べる。

なので、うちは常に4ℓの「無脂肪」と、4ℓの「2%」の計8ℓを購入するってパターン。

健康志向からか?日本みたいに高脂肪の「特濃牛乳」みたいなのは見掛けなくて、人々はやたら「スキム」志向なんだけど、その割には日本と比べ物にならないくらいに体格のいい人が多いってのは皮肉な現実って感じで。

時々、日本で飲んだ懐かしい「珈琲牛乳」を彷彿させるモノとして、見た目の似た「Chocolate Milk」ってのがあって、その名の通りチョコレート味の牛乳は一般的に子供たちに人気。

あ、なんか飲みたくなっちゃったな、珈琲牛乳。

「フルーツ牛乳」ってのもあったな、私が子供の頃。懐かしい。

最近でもあるのかな?珈琲牛乳とフルーツ牛乳。


牛乳を切らした火曜日の朝。

仕方が無いので、子供たちはそれぞれトーストとパンケーキ(普段は週末限定の朝食)を食べて学校へ出掛けた。

そして、私とDavidは何とか車を氷と雪の轍(わだち)?から解放?救出?(何なの私?適切な日本語の単語が思い付かないわ)することに成功。

牛乳を含む食材を買い出しに行く前に、せっかくの機会だから地元のレストラン『Mama Bravo』へ寄って"Brunch"することに♪

*Diner風のメニューって目移りしちゃうのよね*

私は、大好きな「エッグズ・ベネディクト」、Davidはベーコンやソーセージのプレートにトーストが付いた朝食セットを注文。

*仏語のメニューって食欲をそそるから不思議*

朝食メニューのお値段はお手頃だから嬉しいンだけど、でもこれに約14%の消費税(国税5%と州税が8. 5%)と15%程度のチップが掛かるのが痛い。


メニューの写真が頭に焼き付いた「バナナ&チョコレート・クレープ」だったので、遅いランチに家で作って食べた。

薄く焼いたクレープ生地に、アイスクリームとバナナを乗せて包み、ホイップクリームとHot Fudge(電子レンジでチン♪したチョコレートソース)を掛けて♪

そう言えば、この間Annekeから聞いた「ベルギーでは夕食を取る時間が遅いので、3時頃のおやつにクレープを食べたりする事が多いの」ってのを思い出しながら。

今夜は Erikaのギター・レッスンがあって、夕ご飯はその後7時半過ぎだから丁度良かったな、なんて。