2011年8月31日水曜日

白い色はドアの色

Erikaの選んだミントっぽい"Young Green"色のペンキで


部屋中の壁を塗ったので、


今日はドアに白いペンキを塗った。


ビニールシートを敷いたErikaのベッドにドアを寝かせて。

何しろドアも濃い黄色(@オリジナル)だったので、
プライマー(それ自体は光沢の無い白色)を1回と
白いペンキ(光沢のある仕上げ用)を2回塗って完了。

電灯のスイッチやコンセントのカバーを元に戻したり。

ドアのヒンジ(ちょうつがい)を元の場所に取り付けたり。


保護用のマスキングテープや新聞紙を剥がす作業は、
何だかまるで
整形手術をした後のぐるぐる巻きの包帯を取るみたいな感覚で、
(勿論、経験は無いから飽くまでも想像だけど!)
テープを取り払うと同時に現れる
新鮮で、
綺麗に塗られたばかりの完璧な表面。

この瞬間の醍醐味を味わいたくて、
だからこそ
面倒なペンキ塗り作業がこなせるのかも。


でも、もう暫くはしたくないケド。。。


「若い林檎色」の部屋

最近の日本での建築事情には疎いので、どの程度「ツーバイフォー」が普及してるのか?内装素材や仕上げにはどんなもの(珪藻土とか漆喰とか、石膏ボードにビニールクロス貼りとか)が人気なのか?まるで謎ではあるんだけど。

この辺りでは専ら、ご存知のように"2×4/ツーバイフォー"(2 inch × 4 inchつまり約 5cm × 10cmの木材を主に家の枠組み/壁が形成される)様式の建築が主流で、しかも寒冷地であるので、地面の凍結の繰り返しによってコンクリートの基礎がぐらつき家屋が傾かないように、地中深く掘り下げコンクリートを流し込むついでに地下室も作るってパターン。

なので外見が平屋建ての場合でも、地下と合わせると総二階建ての居住空間だったりして。

室内の仕上げはキッチンや浴室を除いて大抵の場合、石膏ボードで、"Old Fashion"の壁紙貼りか、又はペンキ塗り仕上げ。

人々は頻繁に家屋の売買をするので、引越しの際にはその度、内装に手を入れて自分好みの空間に作り上げる。


Erikaの部屋には2種類の濃淡の違う黄色いペンキが塗られてた。

北と東の壁が濃い黄色で、天井も含め、それ以外が皆、淡い黄色。

おまけにドアやドア枠や、ベースボードまで黄色く塗られてた。

個人的には多分、選ばない色ではあるけれど、小学生の女の子にとっては「元気の出るお日様の色」的でもあり。

そんな楽しい気分になれる空間にしたくて、壁に大きな木の絵を描いたり、白いフェンスの絵を巡らせ、テーマを白いデージーにして小物を見つけては部屋のあちこちに飾ったり。

*今となっては懐かしい「小さな女の子」仕様デコレーション*


さて今回、高校の中等部への入学を機会に、Erikaのリクエストによって彼女の部屋の模様替えを始めた訳ですが。

まず天井は「天井用ペンキ」の白色を塗って終了。

ドアや窓枠やベースボードも白色で問題無し。

迷うのは壁に塗るペンキの色選び。。。何しろ、色彩の種類や仕上げの選択肢がもの凄く沢山あるし、実際に選んだ見本の色と壁に塗った色の違いは、その部屋のサイズとか窓の数や方角に影響を受けるし、時間帯毎に変化する陽射しの強さによっても目に映る印象が変わり続けるってこと。

だからこそ自分のイメージ通りに仕上がる「この一色!」ってのを決めるのは途方も無く難しく、厄介な課題。

*途方もない数の「緑色」の中から選んだ6種類のサンプル*
更にそれぞれ8種類ずつの濃淡の違う種類で、これだけでも全48色


"Mellow"で"Smoky"な傾向の落ち着いた緑色を選びたい大人の私に反して、12歳のErikaが選んだ緑色はいかにも若々しくて純粋で"Minty"な緑色。

面白いのは、それぞれのサンプル毎に名前のテーマがあって、各色、テーマに沿ったユニークな名前が付けられてること。

Erikaが選んだサンプルのテーマは「りんご」。

*一番上の淡い色から順に:*

Apple Blossoming / Pommier en fleurs

Young Apple / Jeune pomme

Green Apple Slice / Quartier de pomme verte

Granny Smith

Apple Sorbet / Sorbet de pomme

Magritte's Apple / Pomme Magritte

Green Apple Peel / Pelure de pomme verte

Apple Orchard / Verger

何だかどれも美味しそうな名前♪


そして、選んだのが「Young Apple」@上から二番目。

*作業中*
まずはブラシで縁取り


部屋中に青い林檎の香りが漂って来そうな。。。


2011年8月30日火曜日

惜しまれる政治家

自慢ではないけれど・・・と言うよりは寧ろ、恥ずかしいけれど政治には疎い。

なので、飽くまでも断片的なことしか把握してないのではあるけれど。それでも、今年5月の選挙で歴史的な躍進を見せたNDP党(New Democratic Party/新民主党)の党首:Jack Layton/ジャック・レイトン氏が最近、自らの前立腺癌を克服して、党の快挙に多大な貢献をしたという事実は認識していた。

漠然とではあるけれど、何だか人間的なアピールのある存在感で。

なので、癌の転移が発見され治療に専念する為、党首を辞任することになったニュースを見た際には、残念なことだなと感じてた。

政治家としての仕事を離れ、精力的に癌と戦って克服され、完治され再び復帰されるような気がしてた。

してたのに、、、余りにもあっけなくこの世を去ってしまった。

*8月23日付けThe Gazetteより*
(Davidと同じHudson高校卒だったのを初めて知った)


私を驚かせたのは彼の突然の死、、、だけではなく。

彼の死を巡っての尊厳ある報道とか、カナダ市民の愛情溢れる追悼の模様とか、カナダの政治家が、いかに人々に惜しまれつつこの世を去って行くか、、、と言う一つの例を目の当たりにして、ただただ純粋に感銘を受けてしまった。

彼の経歴や、彼が残した言葉の端々から、政治家としての彼の志の高さが伺えて、同時にカナダ国民の成熟した大人の社会や先進国のあるべき姿を見せつけられた感じで。


思慮深く、正直で、思いやりに溢れた言葉で綴られた彼の手紙に心を打たれる。


私の拙い日本語に訳しては申し訳ないので原文のまま。

残して置きたい、死を覚悟した彼が残した言葉の幾つか:



To Young Canadians:
All my life I have worked to make things better.  Hope and optimism have defined my political career, and I continue to be hopeful and optimistic about Canada.

As my time in political life draws to a close, I want to share with you my belief in your power to change this country and this world.

I believe in you.  Your energy, your vision, your passion for justice are exactly what this country needs today.


To Canadians who are on journeys to defeat cancer:
Please don't be discouraged that my own journey hasn't gone as well as I had hoped.  You must not lose your own hope.

Treatments and therapies have never been better in the face of this disease.  You have every reason to be optimistic, determined and focused on the future.  My only other advice is to cherish every moment with those you love at every stage of your journey, as I have done this summer.


To all Canadians:
My friends, love is better than anger.  Hope is better than fear.  Optimism is better than despair.  So let us be loving, hopeful and optimistic.  And we'll change the world.


All my very best,

Jack Layton

幸せのおいしいパン

最近、ちょっと遠くの場所に見つけたお気に入りのベーカリーのパンが、思いも掛けず、うちの近所(歩いて行ける距離!)の植木&野菜店『Gabriels』の店先にそれとなく並べられてるのを発見。

えぇー!なんでこんなところに!?って感じで。嬉し過ぎ。。。

地元の穫れたて野菜を売る『Gabriels』と、素朴でオーガニックなパンの組み合わせ。

*平凡な白パンでありながら食感や重さや風味の良いパン*


*クランベリーとチョコレートの組み合わせ*


美味しいパンがあるってだけで朝、起きるのが幸せだったり♪

学校がはじまる

先週土曜日は、義父の70回目の誕生日を祝う夕食会でDavidの実家に集合。BBQでステーキを焼いて食べたり。

"Cousins"(従姉妹同士)と呼んでる3匹の犬たち:(写真左から)実家の犬 Angie/アンジーと義妹 Jennの犬 Keva/キヴァと、そして我が家の犬 Trixie/トリクシィは一緒に遊べて嬉しそうだった。

*一緒に仲良く晩ご飯♪*


日曜日の朝、起きたら雨も風もなく穏やかで拍子抜け。ハリケーン"IRENE"の余波はお昼過ぎ頃からやって来て、雨風が強くなったと思ったらやっぱり午後から夕方に掛けての4〜5時間の間で停電になった。


月曜日は、もうすぐ始まる子供たちの学校で夕方からの説明会。

本当に色んなタイプの父兄がいて興味深いのと、うちの子供たちと同世代のはずの他所の子供たちが何故か皆、凄く大人っぽく見えたりするのが不思議だったり。


そして、いよいよ明日、Erikaの学年(7年生)のみの始業式で、明後日はKaito(9年生)のみ学校(Erikaは休み)、金曜日から二人揃ってのバス通学が始まる。

長かった子供たちの夏休みもいよいよ終わり、また私の日常が戻って来る訳ではあるんだけど、あれ?私の日常ってどんなだったっけ?って戸惑うくらい、子供たちと過ごすお気楽で怠惰な夏休みバージョンにどっぷりと浸かり過ぎてた感じで。

平日の昼間、子供たちのいない家でTrixieと二人、ぎこちない静寂に慣れるまで違和感があるんだろうなぁ。

とにかく、夏休み最終日の明日 Kaitoは"Ortho"(歯列矯正)の予約だし。明後日はErikaと、学校での新年度に必要な文具類や衣料品を調達する為、久々ショッピングモールへ出掛ける予定。


2011年8月27日土曜日

夏休み最後のプロジェクト

あー、ちかれた。。。

夏の終わりに、夏休み最後のプロジェクト実施中。

Erikaの部屋の「改造計画プロジェクト」で、要は単に「模様替え」なんだけど、部屋じゅうのペンキ塗り替えも含む。

何しろ彼女の部屋の内装はかなり子供っぽくて、この9月からいよいよ"High School"の中等部を始める12歳の大人びたErikaにとって、余りにも不釣り合いになってしまったから。

十代の女の子にふさわしい、シンプルで洗練されて、落ち着いた室内にしたいらしい。

まずは下準備として壁際に新聞紙をマスキングテープで留めるところから。やれやれ。

*Erikaの為に私が描いた壁の絵@かれこれ5年前?*


壁に取り付けられた各種スイッチ類のカバーを外したり。

*クローゼット脇の剥き出しのスイッチたち*


ドア枠や窓枠にもマスキングテープを貼って保護したり、家具にビニールのシートを掛けて保護したり。下準備が色々あるのよね。

そして必要なモノを揃える。

まずは年季の入った、私の愛用ペンキ塗り道具セット一式。


んでもって、これまた年季の入った脚立。


Davidの父方の祖父から譲り受けた際には、何でこんなガラクタみたいなモノを貰うのか?謎だったし、私の人生には出番の無いシロモノと思っていたのに、いずれ室内のペンキ塗りの楽しさに目覚めた私にとって、今は本当に無くてはならない「お役立ちもの」的存在の古びてヨレヨレの脚立。ある意味「形見」みたいな。

そして1ガロンの単位で買う室内用レイテックス塗料(リキテックスみたいな水性ベース)。

*天井用の白いペンキ*
塗り立ては淡いピンク色で乾くと白になる


壁には、好きな色のペンキを塗る前に、"Primer/プライマー"と言う(正確に言うと"Primer-Sealer Undercoat")白い下塗り用のペンキ(爪で言うと「ベースコート」みたいな)を塗る。色彩を「リセット」する感じで。

*部屋じゅう真っ白〜♪で"neutral"になった状態*


次のステップは、仕上げ用のペンキの色選びで、実はこれが意外と容易ではなかったりするのよね。

来週、学校の新学年度が始まるまでに作業を終わらせたいとは思いつつ。なかなかのんびりペースだったりするのはErikaとの共同作業ってのと、あとは何気に「カナダ式」(←何事も焦らずのんびり)って感じで。

(余談で、今年度から新開校される予定で建設中の地元の小学校も、工事が遅れてて新年度のオープニングに間に合わないって話らしいし←日本人的な時間とか工程とか期限とかのセンスとは大幅な違いを感じる場面)

とにかく、地下のゲストルームのベッドで寝起きしてるErikaが、新学年度と同時に心機一転、新しくなった部屋の自分のベッドで眠れるよう、工程を見直さないと。


2011年8月25日木曜日

Big Luke's @Alexandria, On

先週の日曜日に行った『Big Luke's』と言う名のレストラン。

オンタリオ州の外れの小さな町 Alexandriaにある店なので、正直、内心そんなに期待はしてなかったんだけど。(過去の経験から)

予想を裏切って(?)凄く内容の充実した素敵なレストランだった。

古いレンガ造りのビルに入って階段を下りると店内で、ガラス窓の向こう側に広がるパティオ席には、近くの湖から引き込まれた水路から落ちるコンクリート造りの滝があって、水の流れ落ちる様子や、水音が、食事中とっても寛いだ気分にさせてくれる。

*古いレンガ造りの壁って大好き♪*


メニューは店主の創造力を反映して、オリジナリティ溢れる幅広い選択肢があるので、軽いランチでもボリュームあるディナーでも、そしてキッズにも完全対応。

家では殆ど食べる機会の無いステーキなので、この時とばかりに私が選んだのは New York Striploin (10 oz.)のステーキ。

*付け合わせのBaked Potatoにはベーコンとチーズ入り*
そして勿論、サワークリーム添えで♪


DavidとErikaはそれぞれ特製ソース味のRibs。

*Fries, Coleslaw, Bun付き*


Carolynが注文した Buffalo Burger Platterには、普通のじゃがいものFriesではなく、格子状に揚げたサツマイモが付いて来てお洒落♪

*日本蕎麦での「椀子そば」みたいな発想?*


何故か最近、ハンバーガーとかホットドッグとか、小さいサイズのものを幾つか食べる、、、ってのが巷で流行ってるっぽいのが不思議。

食べる量を自分で調整出来るから?なのかな?

デザートもしっかり、Lukeさんが考案したと言う自慢の『Jam Butty』ってのを頂きました。

*ア・ラ・モード♪*


要はフリッターって言うか。ジャムを衣で包んで油で揚げたジャム・ドーナツって感じ。

とにかく、どれもこれも美味しくて、洗練された味。

でもボリュームがあって食べきれない分は、勿論いつも通りに「お持ち帰り」用にパックして貰って翌日のランチになったりとか。

ほんと、北米でのレストランって自分のワインをボトルで持ち込みが出来たり、食べ残した分の持ち帰りが出来たり、無駄がなく合理的なのはいいと思う。

ケベック州との境に近いオンタリオ州の小さな町アレキサンドリアに行かれた際には是非、おススメの店。


『Big Luke's』
8 Main St. South    Alexandria, Ontario
613-525-2552



あれぇ〜?KaitoとDarrochは何たべてたっけ???←記憶に無い

Circulation

今月、Davidの従兄弟 Sam君とこに2人目の男の子が誕生したそうで、取り敢えず、この時とばかりスタンプやら穴開けパンチャーやらを駆使して作ったハンドメイドのお祝いカードと、ちょっとした、赤ちゃんの為のプレゼント(衣類)を郵便で発送した。

*Our gift for baby Lucas*


黄色とブルーのストライプの肌着と、お揃いの帽子、そして可愛いプリント柄の長袖 "Jammies/ジャミーズ"(パジャマ)と、お揃いの "Bib/ビブ"(よだれ掛け)の4点セット。

赤ちゃんの為の用品を選ぶのって本当に楽しくて幸せな気分。


プレゼントと一緒に郵便局で発送したのは、2通のお悔やみカード。

Newcomers' Clubで一年間、私と一緒に役員を務めた Colleenのお兄さんが、以前から患っていた病気:ALS(Lou Gehring's Disease)   で亡くなったのと、私のRug Hooking仲間のMaureenさんのご主人が癌で亡くなったので。


新たに産まれた命を祝い、この世を去った命を悼み。

感慨深く命というものについて考えさせられる。


2011年8月24日水曜日

Arisaka Rifle, Swiss Army Knives

先週末の土曜日は義妹 JennがKeva(彼女の犬)を連れて遊びに来たので、Trixie(うちの犬)と一緒に遊ばせたり、BBQの夕食の後、既に暗くなった裏庭のプールで泳いだり。

気軽に遊びに来て、寛いで楽しんでってくれるのはやっぱり身内ならではの魅力っていうか。

近くに仲良く付き合える身内がいるってのは、目に見えない部分での心の安定感みたいなものがあったりして、精神衛生的に良い気がするのは、以前暮らした見ず知らずの土地で、ある意味「よそ者」的な居心地の悪さを伴う疎外感や孤独感を経験しているからだろうとつくづく思う。

勿論「住めば都」的に、例え何処に暮らしても、自分なりに心地の良い生活を築いたり送ったりすることは可能ではあるけれど。

それでも、古くからの縁(ゆかり)のある人々が近い場所にいて、会おうと思えば割りと苦労なく会えたりするって環境は、本当に快適で、自分自身の根っこの部分がしっかりと大地に入り込んで、ぐらつくことなく(樹に例えると)水分や養分をたっぷりと与えられる感じ。

そんな感じで日曜日には、Davidの古くからの友達 (Darrochと彼のパートナーCarolyn)に会いに、州境を越えてオンタリオの小さな町Alexandriaまで車を走らせた。

彼等の犬 JackとTrixieを一緒に遊ばせたり、、、と言うか、フェンスの無い広大な敷地内で自由に思い切り走り回らせたり。

彼等にとって6匹目の仔猫で新しい家族 Libbyにも対面。

*可愛くてやんちゃな仔猫Libby*


エプロン姿で私たちを出迎えた Carolynが、キッチンで作り立ての手作りサルサとプラム・チャツネを小さな瓶に入れて、お持ち帰り用にくれた。

特別なお茶がある、と言って見せてくれたのは彼等が別の友人から台湾土産に貰ったと言う緑茶で、パッケージに書かれた漢字の部分の意味を教えてあげたら感動された。

*High-Mountain Tea*


英語人にとっての漢字は、やっぱり未知の世界であって奥深くミステリアスなんだという実感。

Darrochのコレクションに新たに加わった、殆ど"Antique"な形式のライフルも見せて貰って、何でもそれは日露戦争時代に活躍した日本の古いライフルで、有坂成章氏の名前がついた世界的にも有名な『Arisaka Rifle』なんだそうで、本体には『三八式』と漢字で縦書きされてたので、それが日本語での数字と形式を意味することを彼に教えてあげた。

本職が弁護士の彼なので、勿論、銃器の所持登録は法的にした上で狩猟を趣味とするDarrochの手元に、歴史を刻まれた(戦争に使われた←ある意味、衝撃的)武器が、現時点の私の目には"Art form"(芸術品)の一種として、私と同様に遥か海を越えてこの大陸にやって来た偶然が感慨深い。

"Sony"や"Toyota"の名が世界に知れ渡る以前に実は『Arisaka』があったってのも凄い。


Carolynが時々手伝っている地元のレストラン『Big Luke's』でお腹いっぱいのランチを食べて帰って来た後、腹ごなしの散歩がてら皆で散歩に出掛けた。

それぞれ手には沢山の林檎と人参をぶら下げて。。。近くの農場へ馬たちに会いに。

*最初にやって来た人懐っこい馬(手前)*


*用心深い他の馬たちも後から群れでやって来た*


まるごとの林檎は、この時とばかりにサッとポケットから取り出したスイス・アーミーナイフでサクッとスライスして馬にあげて。(常時携帯している割りには出番の無いナイフだったりするので、実際役に立ったのは実はこれが初めてかも?)

広がって来た雨雲がゴロゴロと雷を鳴らしながら雨を落とし始めたので、慌てて退散。

雨に濡れてちょっと寒いくらいの、8月ももうすぐ終わりの午後。


2011年8月23日火曜日

硬くて緑色の赤ちゃんトマト


うちの裏庭のベジタブル・ガーデンの森の中に、

何やらようやくトマトらしきものを発見♪


たったの一つや二つじゃなくて、

目を凝らして見ると

あ、ここにも!あそこにも!


まだまだ赤ちゃんみたいに小さいのもあるけれど。

自然の力って凄いなぁ〜。まるで奇跡みたいに。

種を蒔いたのが遅かったから、

今シーズンの収穫は無理かも知れないけれど。

寒くなるまでに、あとどのくらい晴れの日があるかなぁ。

ようやくのmarie claire idées再び


最近、立て続けに買い損なっていた、

大好きな雑誌『marie claire idées』をようやく入手。

前回買ったのが1/2月号で、

今回のが7/8月号。

せっかく年に4回の季刊から年6回の隔月刊になったのに、

春の号(3/4 & 5/6月号)をすっぽり2冊も買い逃していたとは!

フランスから1ヶ月遅れくらいで書店に並ぶから、

季節的なタイミングがちょっとズレる感じで。。。


2011年8月20日土曜日

今週の映画『カウボーイ&エイリアン』

今週はKaitoと映画『Cowboys & Aliens』を観て来た。

*画像:IMDbより*


邦題はそのまんま『カウボーイ・アンド・エイリアン』らしい。

日本語版のトレーラーを見たけど、字幕になるとどうしても意味合いの深い部分が削除されて、やたら軽っぽいニュアンスになってしまうのは残念だけど仕方がないんだろうなぁ。まぁ字数の都合ってことで。

でも日本語になると本当に軽い。軽っぽいノリの会話になっちゃう。

いずれにしろ、内容的には『Cowboys vs. Aliens』って感じ?

この手の話の映画化で鍵を握るのは、宇宙人をどう描くか?ってことかと思うんだけど、宇宙人が地球に侵略する理由とか、どういう形態の生物なのか(架空の視覚デザイン的に)とか。

そういう意味ではちょっと説得力が弱いような気がするこの映画。

飽くまでも個人的な嗜好からの私的な評価としては、満点10のうち☆が6つってとこかな。

参考までに、私が信頼する映画評論家のRichard Roeper氏のサイト
<http://www.richardroeper.com/reviews/cowboysaliens.aspx>で彼の評価をチェックしたら意外とポイント高くてビックリ。ふぅ〜ん。やっぱり個人的な趣味ってわからないものよね、を実感。

主演のDaniel Craigは、ウェスタンでもしっかりジェームズ・ボンドの流れの演技でキャラクターもかなり似通ってる路線の無骨なタフガイ。

単純に強くてカッコいい、、、ってところ。

そういえば彼、確か最近、結婚したのよね。ずっと婚約してた日系人の"Satsuki"さんって女性じゃなかったのがビックリだったけど。相手の女優さんも離婚したばかりで、二人ともお互いに再婚同士で。ってのは完全に余談ではあるけれど。

Harrison Fordは年齢的にも"Grumpy old man"(機嫌の悪い気難しい年寄り)がしっかりそのまま板に着いた感じで、どうしてもやっぱり「老化したハン・ソロ」(←勿論、『Star Wars』の)ってイメージが抜けず。

気になったのは、Ella役のOlivia Wildeがちょっと綺麗過ぎて、、、おまけに着ているドレスも彼女だけ何となくこぎれい過ぎて、存在感が浮いてしまう感じで、しかも、ストーリー的にも「ちょっとそれは無いンじゃない〜?」みたいな展開もあったりして。

脇役ながら意外と好きなのは、アパッチ:Nat役のAdam Beach(TVドラマシリーズの『Law & Order』でも顔馴染みだし)とか、子役のNoah Ringerが演じたEmmettのほっぺがぷっくりしてて、いかにも子供っぽい可愛らしさが自然で良かった感じ。

あとは役者として評価するのはSam Rockwellかな。

出演する映画での役によって、全然違う個性を表現することが出来る優れた"character actor"(性格俳優)だと思う。
(『Iron Man』の悪役とか『Conviction』の弟役とか)

話の中心は意外と人間ドラマちっくな部分で、父と息子の関係とか、師弟関係とか、色んなカタチで屈折しつつも根底にある信頼関係とか愛情とかは普遍なんだってことで。

私にとってのハイライトは、部族や言語の違う人種同士がお互いの性質を活かしつつ、共通の目的に向かって団結することが出来るって部分の演出。

やっぱり自分自身が置かれた立場や境遇に似た設定があると、どうしても自然と感情移入しちゃうし理解し易いってのはあるし。

まぁ敢えて劇場で観なくても、DVDでも充分に楽しめる映画かなってのが最終的な結論で。

正直、Daniel Craigに限定して言えば、実はこの映画以上に期待してるのが今年の暮れに公開予定の『The Girl with the Drogon Tattoo』だったりするし。

スリルとサスペンスとヴァイオレンスの3拍子揃って、ちょっと怖そうではあるけれど。小説、先に読んでおいた方がいいかどうか?毎度のことながら悩むのよね。(何しろ、1冊読破するのに時間の掛かる私だし!)


夏の終わりを告げるサイン

8月もいよいよ後半になって、それとなく夏の終わりを告げるモノ。

*『Staples』の新聞折り込み広告*

事務用品の大型専門店の「Back to School」セールの広告。

あぁ〜また子供たちの文房具あれこれ買い揃えないと。。。


*各種アクティビティ秋期登録のお知らせ*

地元のコミュニティセンターでの秋から始まる各種コースの案内。

去年はErikaがクラシックギターを習ったけど、今年は何か新しくて面白そうなコースがあるかな?(私はまたヨガでも習おうか。。。?)



*仏語版2012年カタログ*

そして、毎年恒例、『IKEA』のカタログ。

あぁ〜いよいよ夏も終盤に近付いてるンだなぁ〜。

夏の終わりはいつも、何故かちょっとだけ切ない気分。

歓迎!女性用デオドラント

Deodorant/デオドラント、、、と言えば。。。

*Smell Like A MAN*


TVコマーシャルで人気の『Old Spice/オールド・スパイス』をはじめ、男性用には各種色んなブランドの色んな香りが揃ってる固形タイプなんだけど。

*脇の下に塗るやつ@スティックタイプ*


女性用は何故か、単純に"Deodorant"って表示の商品がなかなか見つからず、店頭に並んだ数々は全て"Anti-Perspirant"(制汗)ばかり。

十代になったうちの子供たちも何気に汗臭くなるお年頃で、Kaitoに「デオドラント」を買い与えた(暗黙の「使って下さい」リクエスト)のはいいとして、Erikaにも買ってあげようとしたけれど、どのブランドも見事に「制汗剤」ばかり。

制汗剤には金属製化合物が入ってるとか、乳癌を発症する可能性があるとか、最近になって話題にのぼるようになった。(以前は無知だったので知らなかったケド)

本当に不思議なくらい存在しなかった女性用デオドラント。

*何故か今更の新登場〜♪*

なので、この間、偶然見つけた女性用の"Anti-Perspirant"ではないタイプの「デオドラント」登場は私的に新鮮で画期的で、嬉しい新発売♪


2011年8月18日木曜日

むかしの味ソース焼きそば

先週末の夏祭りの出店で売られてるピザやホットドッグを横目に連想した、懐かしのチョコバナナやたこ焼きや焼きそばの数々の中から、取り敢えず無性に食べたくなった焼きそばを再現。

*しっかり青のりも掛けてみました♪*

うん、うん。このソース味。たまに食べたくなるのよね。

モントリオール市街の韓国食材店へ行けば、生麺の焼きそばが冷凍で売られてるのは知ってるけれど。

電車で片道50分かけて冷凍ものを家に持ち帰るのはちと困難。

なので、地元のスーパーマーケットでフツーに売ってる乾麺を利用。

*サンヨー食品@U.S.A.ご謹製〜♪*


何しろ『サッポロ一番』焼きそばだし。

昔ながらの、「まずはフライパンにお水を入れて」作るスタイル(乾麺の特徴)の焼きそばではあるけれど、なんか昭和の味がして懐かしいのよね。

ソーセージや野菜は別のフライパンで調理して仕上げに麺と混ぜる。

紅ショウガが無いので、甘酢漬けの生姜を添えて。

因に1食分99セントで買える。


2011年8月16日火曜日

幻のNEON TREES

キッチンで新聞をめくっていて、'Arts'(芸術やエンターテイメント記事)のセクションの広告に目が留った。

*懐かしのDuran Duran: coming to Montreal in October!*
@The Gazette より


「うわっ! デュランデュランが来るんだぁ〜!」

特別ファンだった、、、って訳ではないけれど、80年代に流行った音楽には多大な影響を受けてる世代だし、なので取り敢えず、彼等のベストアルバムのCDは一応持ってる。

今でも印象に残ってる彼等の、当時としては斬新でお洒落だったカッコいいミュージック・ビデオ(発音的にはヴィデオだけど)が幾つもあって、すぐに思い出せるし。

感慨深い想いに浸りつつ、広告写真を眺めていたら、リビングのソファに横になって本を読んでいたDavidが何気に口を挟み、

「誰が一緒に来ると思う?」とか言うので、ん?

*with special guest: NEON TREES!!!


と、良く見たら、特別ゲストは『Neon Trees』だそうでビックリ!

何しろErikaが大大大大大ファンだから。。。

でも、飽くまでも「前座」(って表現、今でも使うのかな?)であり、オープニングを務めるポジション的には、フルコースで言うところの前菜みたいなもので。

取り敢えずチケットの値段を調べたけど、当然「Duran Duran価格」なので、一番安い席でも75ドル前後。(多分、ネオン・ツリーズのみのライブ価格ならば25〜35ドルくらいかな?)

念の為、Erikaに

「Duran Duranって知ってる???」

と訊いたら、見事に

「???」

だった。

なので残念ながら、せっかくのNeon Treesの"訪Montreal"ではあるけれど、今回は見送り、、、ってことで。

Duran Duranと一緒に廻るツアーで知名度と人気を高め、次回は是非、単独バンドとして出来るだけ近いうちに再来して欲しい。うん。

頑張れネオン・ツリーズ!


2011年8月14日日曜日

満月の夜の花火大会

前半の日記に引き続き、夜の部・・・。

日中のイベントに引き続き、夜10時からは、お待ちかねの花火大会があるので子供たちを誘ったら、まるで興味が無いらしい(がっかり・・・)ので、仕方なく、Davidと二人だけで出掛けることに。

夜の9時半過ぎに乗り合いバスで公園へ向かう私たち。(妙な感じ)

会場に着いたらまだライブ・コンサートをやっていて、"My Chair"とか持参の老若男女が芝生の上で飲んだり食べたりしながら楽しく盛り上がってた。

*明るい月夜の下で盛り上がるコンサート・ステージ*

ほんと「島をあげてのパーティ!」って感じで。

テント下には食べ物を売る店も出ていて、あぁ〜これが日本だったらきっと、焼きそばやら、たこ焼きやら、チョコバナナ(←古い?)なんかが買えるはずなのになぁ〜、残念!なんて思いつつ。

話のタネに覗いて見たら、やっぱり予想通り、ピザにホットドッグにフレンチフライに、そんな感じで。

*ピザをスライス毎に売る店*

*ホットドッグを売るワゴン*

そしてお待ちかねの花火〜〜〜!
(実はそれほど期待はしてなかったンだけど)

*どどぉ〜〜〜ン!*


最初の花火が勢い良く打ち上がった瞬間、うわっ!と感動して、本当に久し振りに見る花火の、忘れていた壮大な綺麗さを思い知らされた感じの衝撃。

子供たちに見せられないのが残念で、こんなに綺麗だと知っていたら、引き摺ってでも無理矢理に連れて来たのに。。。と後悔。

何しろ、最後に見た花火と言えば2年前の日本で、たまたま新宿のパークハイアットに泊まった二日目の晩が、図らずも神宮外苑の花火大会当日で、パノラミックに広がるガラス越しの眼下に次々と上がる花火を遠く見下ろした、、、ってくらいで。

とにかく、カナダで見た花火の記憶は、田舎の小さい規模でのショボイものしかないので、正直、まるで想像がつかなかった。

期待するものが無かった分、余計に感動したかも。。。?




次々と打ち上げられる花火は、"Spectacular"な音楽とコラボしていて、宇宙的な広がりとスケールの大きさを連想させる『Star Warsのテーマ』とか、或は軽快で迫力のある構成の楽曲で映画『Mission Impossible』のテーマとかのリズムに合わせた、まさに「音と光のショー」って感じで、こんな小さな町の「花火大会」が思い掛けず、まるで「東京ディズニーランド」の花火みたいに(←飽くまでも過去の記憶を辿った想像だけど)現代的で洗練されたエンターテイメントで本当にびっくりした。


侮れないパン粉、、、いや、パンコー(Pincourt)市も、最近、新興住宅エリアを開拓して、新規住民を着実に増やしつつあるから、各種税収で市の財政もそれなりに潤っているのかも?なんて安心させるくらい、立派な花火大会だった。

*まるで綺麗な花のブローチみたい♪*
(@iPhotoの色彩調整で遊んでみた)

帰りは混雑を避け、「榛名湖畔」を連想させる水辺を道なりに歩いて、青い月の光を浴びながら30分くらい掛けて徒歩で帰宅。

家に着いたら11時をとっくに過ぎていて、子供たちはそれぞれベッドで既に夢の中〜♪

こうして夜間でも、子供たちを家に残して外出することが出来るようになった現実が感慨深くて、改めて時の流れを感じたり。。。