2016年2月13日土曜日

珊瑚礁の人魚:フッキング編

何だか自分でも "Wow wow wow..."って感じなのではあるけれど、ブログを書かずに10日間近くが過ぎてしまった。

熱中するプロジェクトがあって夢中になって作業してた、と言うのもあるけれど、同時に、やはりちょっとした冬鬱みたいな気分もあり。

自分の意思に拘わらず外出しなければならない用事があったり、あとは火災報知器の点検で消防署の人と、管理会社の人が来るってので、だったらたまにはちょっと気合い入れて家の片付けをしないと、、、なんて思っていた矢先、管理会社からのメールで、この家の所有者であり、現在アメリカ政府の仕事でアフリカに勤務している筈の女性オーナーさんも、たまたま彼女の母親が入院したらしく帰省してるから、一緒に立ち会いにやって来るとの事で、私の緊張感は一気にアップ。

ひぇーっ、もっと真剣に掃除しないとっ!てので、慌てて "Cleaning Lady"に変身。

普段から手を抜かず、しっかり掃除しとけよってな感じではあるのだけど。だはっ。

取り敢えず、やっつけ仕事での片付けが功を奏して、消防署員さんに感心されたのと、あとは消化器の設置場所を質問されて

「ハイっ! ガレージと地下の洗濯室に合計2つありますっ!」

と即座に優等生的な勢いで解答できたのもあり

「良く整理整頓されて、万が一の火災の際の応対にも懸念無しそうですね」

と太鼓判を押され、さっさと帰って行かれたのでホッとした。

あとは少しだけ管理会社の女性2名と、オーナーさんと雑談をして解散。

無事に終了して良かったけれど、何だかとっても気疲れがした。


合間には Erikaが猫のシッターをするアルバイトの為の送迎とか。

アメリカでの在住許可があっても、仕事をする事が出来る許可を国から許されていない私と子供たちなので、お小遣いを稼ぐ為のアルバイトすらする事が出来ないのが不自由な現状なのだけど、「働けなくてもさほど問題無し」と感じてる私と Kaitoとは対照的に、自立心が強く、物質的な欲求も強い典型的な十代の女の子の Erikaに、成り行きで仕事が舞い込んだ。

クライアントは、私のラグ・フッキング仲間の一人:ジェインさんで、元幼稚園教諭の彼女は、高校教諭を定年退職されたご主人と二人で旅行に出掛けることが多く、留守にする間の家の管理と、飼っている2匹の愛猫たちの面倒を見る人材を探してた。

たまたま私とは家が近いこともあり、うちには十代の子供たちがいるし、と言う訳で、Erikaに白羽の矢が立った。

Erikaは以前暮らしてた家の近所でも、バケーションに出掛けた人達の家の鍵を預かって、植物の水やりとか、猫の餌やりとか、あとは仕事で留守中の家の犬の散歩とかをして、ちょっとした小銭を稼いでいた経験もあり。

その頃は動物が大好きで、将来は獣医になりたいとか話してたのよね。

すっかり忘れてはいたけれど、犬猫が好きなのは相変わらずだし。

そして意外と責任感が強かったりするから、割りと安心して任せられるって部分があるのは親としての身贔屓と言う訳でなく。

マイナーは問題として、Erikaは未だ車の運転免許を持っていないって事。

この辺りでは、15歳くらいから免許を取得する為の授業が、高校の課外授業として受講することが可能で、だから16歳くらいで既に車を運転して学校に通ってたりする子も多くて、実際、学校には生徒用の駐車場も広く用意されてる。

まさにアメリカ映画の「ハイスクールもの」そのものの世界で、カナダからやって来た日本人の私にとってはちょっとした文化的ショックだったケド。

とにかく、ジェインさんから彼女の家の鍵を預かり、仕事内容が記述されたコピーも受け取り、今回はほんの4日間と短期間ではあったのだけど、学校の後、せっせと通って家と猫の面倒を見て、終了後、フロリダ旅行から戻ったジェインさんからの報酬を受け取った Erikaは、今後も引き続き、同様の依頼を受ける予定で、次回は3月の1日から16日間の予定で、なのでその間、私は再び送迎役で忙しく、おまけに私のタクシー・サービスは報酬ゼロなんだけど。

ま、Erikaにとっては良い社会勉強であり、猫と触れ合う機会でもあったり、そして更におカネまで貰えるという、願ったり叶ったりな状況。

お金を貯めてカメラとか iPhoneとか買いたいらしい。

私も高校生の頃、色んなとこでバイトしてた(ステーキハウス・レストラン、ホームセンター、コンビニ、サンリオ、etc.)から、当時の自分を思い出すけど、あの頃は何も分からず無我夢中でやっていた仕事ではあるけれど、人間関係とか、仕事をすると言う基本的な意識とか、報酬としてお金を得る価値観とか、経験として学んだことの数々は無駄ではなかったと思う。


作業中のプロジェクトは引き続きのマーメイド・シリーズ。



*珊瑚礁のマーメイド:あみもの編*



あみもの編の作業がとても楽しかったから
フッキング編も作ってしまった。

*Hooked version of my Mermaid in the Lagoon*
色んな種類の毛糸やリボン、シルクなどをフッキングして。

色と素材の洪水に埋もれながら楽しくて楽しくて仕方ないって感じ。



さすがに肩凝って、あちこち痛かったり。

寒いから夜は早く寝て、早朝に目が覚めて老人のような生活時間だったり。

寒さや暗さに生活を制限されて気分的に滅入ったり。

早く春の眩しい光のシャワーを浴びて滅入った気分を一掃したいな。


4 件のコメント:

Mutsuko さんのコメント...

わ、どちらも可愛いー♪

セクシーじゃないぽってり体系に親近感です。
海の中も上手く表現されてて素敵ー^^

話はかわり冬鬱わかります~~。
寒いと身体動かすのもよっこらしょだし、笑

私はまた引っ越し作業です・・・・。
まゆみさんと初コンタクトをした静岡アゲインです。

結局色々考えてついて行く事にしました、
マイホームがまた遠くなりましたー。

今度静岡茶送りますね。

フッキングで茶摘み娘とか作ったら可愛いかもと
今ふと思いました。



para さんのコメント...

大掃除、お疲れ様でした!
何かの機会がないとなかなかね~、それに寒い海外地域だと年末の大掃除などなかなしませんもんね。
窓ガラスを吹こうとした友人、洗剤のスプレーが凍った!と言ってましたわ(苦笑)
そんなこんなで私、大掃除と無縁の生活を続けて早何年?!
それと極寒の地の冬は、身体に必要な日光浴が不足するのでお年頃の私達は、得気を付けないと。
ヴィタミンD欠乏、まさか自分が・・・って感じですので、お外でお日様にもあたってくださいね。🎶

人魚達、可愛いですね。私の好きなパープルの人魚ちゃんの完成も待ってます(^^♪

娘さん、しっかりされてて頼もしいですね。アルバイトは、良い経験になるし、お金も頂けるしね。
私は、それほど多種のバイト経験がありませんが、学生の頃のバイト、学業より楽しんでたかも☆彡~

Mayumi さんのコメント...

Mutsukoさん♪

ありがとうございます。
自分では作ってる途中から気分がノッて来てアートな感じの作品にしたい欲求が、コミカル作品のまま終了ってなパターンで。(笑
日本人の血なのかどうか、どうしてもカワイイ路線に行ってしまいがちです。

寒いと血行も悪いし、何かと悪循環なんですよねー。
寒いから家に籠って運動不足で、、、って。
今週はスイミングに行こうっ!とは思ってるんですが、さて、どうなることやら。←既に弱気(笑

またまたお引越しなのですね〜〜〜。
本当に色々と大変だろうなとお察し致します。
でも、以前に住んだ地なのは良いですね!?
再会を喜んで下さる現地のお友達とかも大勢いらっしゃるでしょうし。

いずれにしろ、人生の転機では、色々と悩んだり決断したりする場面がありますよね。
お互い、前向きに乗り越えられますように♪

Mayumi さんのコメント...

paraさん♪

ありがとうございます。
ほんと、もう最近は色々と面倒で、お掃除も手抜きな部分が多いです。
おっしゃる通り、この辺りでの大掃除と言えば春の行事で。
でもって正式に春と言うと5月の下旬って感じなので、まだ時間がありそうです。(笑

確かに洗剤のスプレー、凍りそうですね!
この間、ここでも−20℃くらいの日がありましたから。

近い将来、日光浴の代わりになる照明器具を買おうかと、真剣に考えてます。
かなり効果がありそうな話を聞きますので。

パープルの人魚は、何故かとってもセクシーな雰囲気なんですよね〜。(笑
多分、ちょっとそんな路線で仕上げようかと思ってますが。

正式なアルバイトだと、定期に安定して働けるから良いんですけどね。
でも、そうすると所得税とかも徴収されるから、近所でのお駄賃稼ぎ的な仕事ならではのメリットもありそうです。
私も気分転換にちょっとしたパートでの仕事をしたい欲求もあったりなかったり。(笑