2016年2月21日日曜日

緑と青紫の人魚

引き続き、あれやこれやの合間に人魚作りに夢中。

手元に綺麗な毛糸が沢山あるので、それらに埋もれて格闘してる時間はもう、これ以上の幸せはないってくらいに満ち足りたひと時。

これまで、同じアイテムを幾つも繰り返して作るような作業には興味が無く、だから常に究極の "OOAK = One of a Kind"的なものづくりだったのだけど。

何故か今回の「編んで作る人魚」は、バービー人形と同様に瞳の色を変えたり髪の色を変えたりするだけで印象がまるで違った人魚になるので、その変化が面白く、そして色んな種類の綺麗な毛糸も沢山あるしで、次から次へと作って見たい欲求に駆られ、鱗のデザインにも変化を付けつつ、継続して作ってる。

ひょっとして、今まで自分でも気がつかなかったけれど、「人魚」ってのが意外なキーワードだったりするかも?ってのもあり。

「ユニコーン」などと並んで「マーメイド」は幼少期の女の子に人気のアイテムで、架空の存在感ならではの夢があって、想像力を掻き立てられる部分があり、自分が幼少の頃に不十分で不完全燃焼だった「女の子の夢の世界での遊び」みたいなものを、今頃になって思い出して貪ってる、みたいな、そんな感覚もあったり。

多分、私くらいの年代だと、次は「孫と一緒に遊ぶ」時間というものの可能性も用意されていて、その際にはきっと、一緒に遊べる人形やら玩具やらを作って、ここぞとばかり真剣に遊ぶことも出来たりするのかも知れない。

ま、仮にそんな日がいつか来るとして、それまではまだまだ時間がたっぷりとあるから、今はせっせと自分の欲望の向くままのものづくりに専念して、作り過ぎたら自分の Etsyショップに置いてみたり。

売ることを目的に物を作るってのは殆ど不可能に近いくらい欲求も目的意識も湧かないんだけど。

モノを売るってのも苦手だし。

自分の中にはモノを売るビジネスという才能としての血が無いのは確信に近い。

モノに対する執着心とか強過ぎるって傾向もあるかと思う。

自分が作ったモノには自然とそれなりの愛着も湧くし、世界中の何処の誰だか解らない人に買って貰ったとして、気に入って可愛がって貰えるという保証はなく、直ぐに飽きられて不要品の山と一緒に寄附されたり、或はゴミと一緒に捨てられてしまったり、の可能性を想像すると、多少のお金との引き換えに手放す決心が出来なくなってしまう。

なので、実際に Etsyで次々と手作り作品を売っているアーティストの皆さんは、本当に凄いなぁ〜と真剣に尊敬してしまう。

今のところ、そんな訳で私はいつも買い手の立場なのだけど。

最近は服も靴も鞄も全く必要ないから買わないけれど、Etsyだけは徘徊して、OOAKの手作りジュエリーとかは買ってる。

まぁ自分なりにマーケティングの勉強にはなってる(かも)。

そしてやっぱり自分ならではのブランドを確立したり、ファンベースを築いたり、魅力ある商品の開発やデザインの開拓をしたり、フレンドリーで丁寧で魅力あるカスタマー・サービスをしたり、そんな全ての事を自分で一切合切引き受けて情熱を以て切り盛りする能力は私には無いな、、、を実感する。

なので気ままに作って作品展に出したりコンテストに出したり、そんなので十分に有り難いと思うわ。。。ってな結論で。

前置きが長っ。


先週の作品は緑色のマーメイド。


この娘は何気に腰のくびれが顕著なデザインで瞳も大きめ。







そして青紫色の髪のマーメイド。



背景の「海底のジオラマ」も少しずつ完成に向かってる。

あとはクラゲとかタコとかカメも編みたいかも。




2 件のコメント:

yana さんのコメント...

海の中は無限ですね。
どれも可愛いわ~
買いためた糸たちが大活躍ですね。

作りためた作品、もったいないので本にするのはいかが?

ま~何をするにもエネルギーがいりますが・・・・・

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

ありがとうございます。
改めて、海の底というテーマの奥深さと同時に、自分がいかにジオラマ作りが大好きか思い知らされてる感じです。
毛糸の種類や可能性も無限で。(笑
もう十分に持ってるとは思いつつ、新しい毛糸やセールになってる毛糸、面白そうな毛糸を店頭で見るとつい手が伸びてしまいます。

本を作るのもエネルギーが要りそうですね。(笑
でも、個人出版は浸透してるし、まぁ取り敢えず作品を写真に撮り貯めておいてアルバムにまとめたり、ポートフォリオとして残しておこうかとは思ってます。