2017年1月5日木曜日

氷の世界を散歩して来た

年末年始は Textile Centerの方にばかり顔を出してたので、もう一方のラグ・フッキングのグループには少しご無沙汰してしまった。

昨日、そちらのグループで一緒のジェインさんからメールで、グループのリーダーであるパットさんがインフルエンザをこじらせ入院し、肺炎にもなってるらしい旨をメンバー全員に知らせて来た。

メッセージを読み進めて行くのが怖くてドキドキした。

何しろパットさんは私の母と同じくらいの年齢なので。

私の母はつい去年あたりに車の運転を諦めて以来、当然、行動が制限されるから家に籠りがちになっているらしく、外部の人との関わりも無い分、余り刺激の無い毎日を送ってる様子なんだけど。

一方のパットさんは、未だ元気に車を運転して毎週ラグ・フッキングの会に顔を出し、常に何かしら新しいデザインや技法に意欲的に挑戦し開拓して、メンバー皆の「師匠」としてアクティブな存在で、彼女が80代という現実を忘れてしまう程。

以前はお花屋さんを経営し、ビジネスから退いた後は、ありとあらゆる手工芸をこなし、器用に完成度の高い作品を創り出し、販売してたので、そういった全般的な彼女の才能に対して、いつも感銘を受け尊敬してるんだけど。

それでも、年齢的なカテゴリーで言うと、やっぱり「高齢者」に属するんだってことを、今更ながらに再認識させられていて、そして高齢者がインフルエンザにかかったり、こじらせて肺炎を併発したりってのが怖いことだって事も認識してる。

Davidの父方の祖父が亡くなった際のパターンがそれだった。

だから何だかとっても心配でパットさんのことが頭から離れない。

取り敢えず「早く元気になって♪」のカードを書いたので、善は急げ、とばかり、近所の郵便ポストに投函する為、−20℃の中、Trixieをお供に行って来た。

何これ、ここは北極?みたいな気候なので、それに対応した格好をして。

道路がどこもスケートリンク状に氷が張って、滑って転ぶと危ないので、スノーブーツの上からスパイクみたいな「チェーン」を着用して。

再び家に戻って来る頃には指先が痛く、太腿の辺りがピリピリする感じ。

勿論、脚のくるぶしくらいまで長いダウン入りのコートを着用にも拘わらず。

多分、外にいるだけで死んでしまう、、、そんな厳しい寒さ。

散歩の収穫は、道に落ちていた樹の枝を2つ拾って来たこと。

小枝を作品の一部として使うこともあるし、とにかく何故か木の枝には弱い。


今週の火曜日は Textile Centerのグループで新年会だった。

本当はクリスマス会のはずだったのが、メンバーの都合が合わず新年への持ち越しとなり、いずれにしろ、ポットラックでの会で料理を持ち寄った。

私は仲間からのリクエストもあり、特製のダコワーズを持参。


今回のは割りと納得のいく出来上がりで満足。

皆も喜んでくれて絶賛だったから余計に嬉しく自己満足的で幸せな達成感。

だって、ダコワーズってシンプルなのに凄く美味しい♪

バタークリームにはホイップしたバターに焦がした砂糖と生クリーム、それから少しだけカルーアを入れてラム酒に漬けておいたレーズンを挟むだけなんだけど。

クリスマスだけじゃなく、もっと頻繁に作ろうかな、とも思う。今の時点では。


このところ、朝起きた時に肩から腕にかけて痛みがあるので、多分「50肩」かと思うんだけど、やれやれって感じに歳を感じつつ辛い。

それを Textile Centerの仲間に話し、日本では「40肩」とか「50肩」とか言って割りと誰でもなりやすいんだけど、北米では余り一般的じゃない症状なのよね〜と話したら、彼女たち(因にどちらも知性と教養のある、一人は有名な作家、一人は看護師)がへぇ〜、そうなんだーと感心した後、ふ〜むと考え込んだ。

どうして日本では一般的なのに、北米ではそうじゃないんだろう?ってので。

「ひょっとして日本人はお箸を使い過ぎるのかな?」とか

「ひょっとして日本人はお料理で千切りとか包丁を使い過ぎるのかな?」とか

「それとも空手の技(チョップ?)をエイっ!エイっ!と練習し過ぎるとか?」

なんてので盛り上がった。

「じゃ家に帰ったらちょっとリサーチしてみるわ」

ってので検索したら

「発症する詳しい原因は不明」ってのでガッカリした。。。


そして私の日々も、実は私の母と余り代わり映えなく引き蘢りがちなんだけど。

自分だけの車を持ってる訳じゃないから。

そして最近、何となく自分はひょっとしてADHD(Attention Deficit Hyperactivity Disorder/注意欠陥多動性障害)の傾向があるんじゃないか?なんて気がしてる。

何かをやり始めても途中で次から次へと別の事に気が逸れてしまって、なかなか最初に始めた事を成し遂げることが出来ない、みたいな。

多動では無いけれど内面でかなり混乱してるし、優柔不断だったり、人間関係を築くにもちょっとぎこちなかったりなんかもして。

英語だと "socially awkward"ってな感じに。

普段、家に籠ってることが多いから、たまに外に出て複数の人たちと交流して沢山の会話をしていっぱい笑って帰って来たら疲れが一気にどっと出た感じ。

人と会話するって本当に脳を酷使することであるし、それがしかも母国語じゃないし、余計に疲れるのかも。


ま、とにかく、5月にTextile Centerでのグループ展が決まったようなので、それには作業中のクリムトのシリーズを出展しようかと思ってる。

取り敢えず、「アデールの肖像」の背景の一部分を仕上げた。


ラグ・フッキングの手法の他、細切りにしたウールをクルクルと巻いて縫い付け。

黄色いウールをクルクルと巻いてたら、なにこれ、出汁巻き卵?って感じ。

そして懐かしい伊達巻きにも見えて来て、ちょっと久々に食べたくなった。


今後、クリムトの絵画に登場する人々を作り、彼の描いた絵画の世界を3Dで再現しシリーズの作品として発表する計画。

なのでクリムト本人も作って見た。


まだ途中だし、余り似てないんだけど。。。


明日は再び月例でのポーカー・ナイトが家で開催されるからちょっと憂鬱。

昼間はファイバー・アート仲間のベッキーさんと、私たちが大好きな毛糸屋さんで会って、その後、彼女の家へ初めて遊びに行く予定で楽しみ♪



4 件のコメント:

yana さんのコメント...

わ~可愛い赤ですね。
毛糸は3種類くらい使っているのかしら?

昨日、今年も主人がラスベガスの電気ショーに出かけているので、のんびりクリスマスの飾りをかたずけ、
私も今度はバレンタインだと思って、去年ハーブの先生に教えてもらったハートのリースを玄関に飾りました。

3Dのお星様本当に素敵な色合いですね。
封筒に入れてちょっと差し上げるにはうってつけですね。

yana さんのコメント...

2つ続けて読んでしまって・・・・

命にかかわる寒さ・・・・思い出します。
子供が小さかったので気を使いました。

寒い時は作業がはかどりますね。

ダッコワーズ・・アーモンドの美味しい香りが届いてきそうです。

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

同系色が混じり合った色合いに惹かれたのですが、1本の糸に変化に富んだ混紡の毛糸なんですよ。
変化があって編み進めるのも面白いです。

この時期にラスベガスは羨ましいですねー!
暖かい場所に逃げたい心境になりますもの、さすがに時々。
そして、今日も午後から雪が降ってるミネソタですが。(笑
クリスマス・ツリーのオーナメントを片付けながら、ちょっとだけ切ない気分になってました、今日の午後。

思い掛けず、この☆が封筒に同封するのにピッタリで嬉しくなりました♪

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

少し前にカナダの寒冷地で不幸な事故があったそうで、家の鍵を忘れたか何かで閉め出されたままポーチで亡くなった人が発見されたとかのニュースを耳にしました。(実際に読んでないので詳細がわかりませんが)
窓ガラスを割ってでも屋内に避難しないと本当に危険な寒さです。
土地柄によっては、お隣さんやご近所さんが、何kmも離れてるって場合も少なくないので、本当に大変です。

アーモンドって本当に素晴らしいなぁ〜とか感心してしまうんですが、卵白に混ぜて焼いただけで、それだけでも美味しいのですよね〜♪