大晦日の午後、急遽、長ネギを買いに走ったついでに寄った書店でカレンダーを買いつつ、カレンダーの残りが少なく密かに期待してたクリムトのデザインは無かったから、何の気無しに店の奥の方にある「アート」の書籍コーナーを覗いて見た。
このところクリムトに関連した作品を作ってるし、何か参照として使えるアイテムが手元にあったら理想じゃない?なんて思って。
以前、カナダの大型書店で見たクリムトの作品集はかなり大きな本で、ほぼ全編カラーで印刷された豪華なものだったから、とっても惹かれたのではあるけれど、豪華な本だけに値段も豪華だったから躊躇った。
ちょっと後悔する部分もあるけど、その後アメリカに引越しになったし、引越しの際に大きくて重たいものは文字通り「重荷」になり精神的な負担にもなり得る。
店頭で目に付いたのはゴッホとかモネとか、あとはダリに関する本ばかりで。
あ!とようやく見つけたのが↓この本。
*自分でも意外に思うくらい、、、
「なんで今まで持って無かったんだろう?」みたいなクリムト本*
以前カナダで見た本よりも小さいサイズで、全編が写真ばかりと言う訳じゃなく、文章も半分くらいでのページ数で割かれてる。
オーストリアの歴史を学ぶ必要は今更ない、とは割り切ってるものの、何しろ英語での文章を読むのはそれだけでも労力を要するから、クリムト作品の裏話を時代背景に絡めて読めたら、それはそれで作品に対する理解も深まるし面白味があるかも?って程度のスタンスで。
それでも、全体的にかなり綺麗な本なので、やっぱりそれなりに高価なんだろうな〜と恐る恐る通り掛かりの店員さんにバーコードでピっ♪と確認して貰ったら、私が想像してた値段の半分以下だった!
それで勿論、大喜びで買って来た、と言う訳。
*勿論、クリムトの代表作「アデールの肖像画」も収められてる*
*私の作業では、Googleで見つけた画像をプリントして参考にしてたので
こうして大きくてハッキリとしたイメージを見ると愕然!
かなり細部の解釈が違ってた部分が少なくない。
まぁいいんだけど、、、でも嗚呼〜って気分は否めない*
日本に比べると、北米での出版物の値段はかなり割高って意識がある。
だから余計にびっくりだった。
そして大晦日の晩はアイリッシュ・クリームのお酒を飲みながら、この本を眺めながら、そしてまた再び、ニードル・フェルティングの作業に取り掛かったり。
ちょうど真夜中を過ぎて新年が明けた時、私は新たなクリムト関連の作品、、、実はニードル・フェルティングの手法で作るグスタフ・クリムト、、、彼本人を再現した人形作りに挑戦の最中で、彼の頭部あたりの「ハゲ加減」に注意しながら髪を取り付けたり、顔の皺を作ったりしてた。
まるで2017年を暗示するみたいに、ひょっとしてこの一年は私にとって引き続き、クリムトに深く関わる作品作りを楽しむ年になるかも?なんて気配を感じてる。
取り敢えず、大まかな計画として、クリムトと、不思議の国のアリス、そして夏の時期には人魚のモチーフ、そんな感じ。
今日は長かったお正月休みとしての連休の最終日。
明日から Erikaは高校、Davidは仕事、私は Textile Centerに出掛ける。
カレッジ生徒の Kaitoだけは授業が始まるまであと1週間あるらしいけど。
とにかく Davidは今日一日、”一生懸命に頑張って”家でのんびりするんだって。
私は明日のポットラックに持って行く為のダコワーズを作らなきゃ。
何人かの人たちがリクエストしてくれて楽しみにしてくれてるから。
美味しく出来ますように♪
2 件のコメント:
欲しいと思っていた本が思いがけず手に入りラッキーでしたね。
クリムトの金は本当にゴージャスですね。
印象派などはよく見る機会がありますが、クリムトは本物をまだ見たことがありません。
いつか日本にも来ればいいのですが・・・・
まゆみさんのクリムトとアリスも楽しみにしていますよ。
yanaさん♪
ありがとうございます。
ほんと、何事にもタイミングの良い巡り合わせみたいなものはあるような気がしてます。
とは言え、大好きなクリムトなのに、今まで大した本も持って無かった自分に驚きです。
言われて見ると、私もクリムト作品を実際に見たのはランドスケープ画のみで、代表的な金色を惜しみなく使われた肖像画と言うのはまだ本物を観たことがありませんでした。
いつかニューヨークへ行って、現物を間近で観るのは私の目標の一つでもあるのですが。(笑
あれもこれも一度に作りたい作品が沢山あり過ぎて気が狂いそうです。。。(笑
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