昨日は Textile Centerに行く予定の日で、でも何となく気が進まず、特にこれと言った理由はないんだけど、行こうかどうしようか?ちょっと悩んだ後に出掛けた。
季節的なことなのかどうか、私と同じような心境だった人も少なからず居たのかどうか?出席者は異例に少なく、ひっそりと5名(私含む)のみ。
地元の美術館で開催されている展示会に出展してたり、サンディエゴの著名な美術館でのイベントに出展してたりのアーティストさん達が不在なのと、あとは冬の間、フロリダの別宅に移住している人や、気候のいいアリゾナ州へ旅行中の人とか。
「アナタは何処にも出掛けないの?」と前回、訊かれたけど、「オタクだから家が大好き。何処にも行くあても無し」と答えて、その場の笑いを取ったケド。
何処か南の島にでもバカンスに行く、ってのはアリかも。
でも出不精なのは事実だから、家に籠って手仕事をしてるのは南の島と同じくらい、私にとってはパラダイスだから、まるで文句は無いのよね。
息子は18歳で、北米では世間的に「オトナ」の扱いなので、無理矢理の家族旅行として子供たちを同伴しなくても、極論、Davidと私の二人だけで、家と犬の世話を子供たちに任せて旅行に出掛ける事だって可能なんだけど。
ドミニカン・リパブリックとかラス・ヴェガスとかが取り敢えずの候補地。
Davidは使ってない有給休暇があるから、時効で消滅する前に使いたいらしいし。
日本で企業に勤めるビジネス人とは違うなーと感心させられるのは、有給休暇の日数だけでなく、それは日常的な出勤時間とか退社時間とか残業とか。
取り敢えず基本的に残業はほとんど皆無に近いから、いつも夕食時には家に居て、既にラクな格好に着替えも済ませて犬の散歩も済ませて本でも読んでるってパターン。
勤務時間も特に指定されてないみたいで、俗に言われるフレックス=フレキシブルが浸透していて、本人の生活様式に合わせて好きな時間に出勤したり退社したり出来て、しかもタイムカードなんてモノも存在しないみたいなのを見るに付け、まさしくこれぞ巷で言われる「自己責任」ってやつのカタチなんだろうと思う。
だって、実際、誰にも管理されてないみたいだし。
朝はのんびりと9時過ぎに家を出る事が多く、さすがに10時過ぎに家を出るような日は、帰って来るのが5時ではなくて6時くらいだったりとか。
仕事の後で上司と飲みに出掛ける、、、なんてのも無い。
年に一度とか二度とかの確率であるとすればパーティみたいなもので。
と話は取り留めなく逸れまくりなのだけど、昨日、Textile Centerでの集まりで改めて感じたのは、”人々は他人との会話の内容をいちいち覚えてナイ”って事。
一方のワタシは、実は他の人との会話を割りと逐一覚えてるってタイプで。
自分の個人的な資質なのか、それとも日本人的な要素なのか?それは謎。
多分、多くの北米人の特色かと思うんだけど、気さくにお喋りする内容については、基本的にとってもカジュアルで、重要なことでない限り、誰と何を話したか?余り真剣に気に留めている節がまるでない。
なので、結果として、何度も同じ相手と同じ内容の話を、あたかも初めて話す話題のように会話しないとイケナイ場面ってのが何度もあって辛い。
いや、そんなに辛くもないけれど、でも「またか」と心の中でうんざりしたり。
会話の重要度が低そうなので、必要以上に真剣に受け止めてる自分がばかばかしく思えたり、他人の言葉を重く受け止め過ぎて何気に傷付いたり落ち込んだりする自分がいるって事実も、全く無駄なエネルギーの消耗だとは思うんだけど。
これが自分の個性なのか、北米化することが出来ずに居る日本人ならではの文化的な名残りなのか、自問自答は止めどなく繰り返される。
北米暮らしが長くなっても尚、無駄なことで悶々としてるのは相変わらず。
そしてそして、"I know, I know... "
「カワイイ物」は、もうこれ以上必要ないって知ってる、と自分で自分につぶやきながら、頭の中では解ってはいても、春先にやって来る季節行事:イースター関連の物たちにはやっぱり弱くて。
値段もそう高くなかったりで、可愛いデザインの商品が目白押し。
なので、幾つかコレクションに仲間入り。
*木製の「赤カブの車に乗った兎」*
茶色の兎と白い兎、それぞれ1つずつ、
たった2つだけ店頭に置かれてた。
「最後の2つだけ?」
これはもうワタシを待っていたとしか思えない。うん。
消費者心理として「最後の一つ」って作戦に弱い典型だわ。
同じお店で、同様に木製の「きのこ」たち。
色違いのパステルに白の水玉模様。
手作り風なので大きさとカタチが微妙に様々の不揃いで、
それも魅力。
*ブーン、ブーン♪キノコの林を走り抜け*
*何だかちょっとメルヘンちっくな風景*
赤カブの車を運転する兎、、、と言えば、兎年生まれの16歳の Erikaは今年17歳になるんだけど、実は今日から学校の課外授業で「自動車運転免許」を取得の為の特別講座が始まった。
計10日間の予定で、放課後3時頃から5時半か6時頃までの2〜3時間の授業だそうで、終了後には筆記の試験があるらしい。
合格すれば次は実践での運転練習を規定の時間だけこなし、更に試験。
母親としては複雑な心境だけど、同じクラスの中で Erikaは年配だそうで、殆どが15歳、中には14歳の生徒もいるんだとか!
ちょっと日本人の感覚では「ひぇ〜〜〜っ」てな感じ。
一方、息子 Kaitoは18歳になってもまるで車の運転には興味ないらしく、毎日、市バスに乗ってカレッジに通学中。
十分、オトナになってから運転免許を取るってのも悪くないような気はするケド。