戌年の2018年が無事に明けました。
年末10日間のクリスマス休暇を家でのんびり過ごした Davidが、年明け早々に2日から「もう?」って感じに仕事始めだったりするのを見ると、やっぱり焦点はお正月よりもクリスマスなんだなぁ〜なんて改めて実感。
日本人の私としての感覚だと、お正月の3日間くらいはしっかり休んで、仕事に戻るのは4日目からってな認識があるから。
身内も古くからの友達も居ない米国ミネソタ州で迎える年末年始は特にこれと言った大袈裟なイベントもなく、まぁ普段通り、家族水入らずってやつで、ぬくぬくと心地良い家に籠って各々好きな事をして。
近所で仲良くしてる友人と合流でクリスマスの晩餐を祝うと言う選択肢もあったのではあるけれど、もうかなり長いことそういった集まりをしてないので、家に人を招いて接待する行為が億劫になってしまったのは残念な現実。
特別なテーブルセッティングや食器やカトラリーの出番が無い。
加齢と共に柔軟性を失いつつあるのは体力的な事だけでなく、精神面でも、そして社交性も、何もかもが下降/減退してるって感じは否めない。
それでも自分的には幸福感いっぱいで、内面的に充実してるし、この年になってようやく本当の自分を確立しつつあると言うか、自己世界の実現と言うか、ありのままの自分らしく生きることに近づきつつあるという感覚もあり。
なので特に社交的にしていなくても孤独感や閉塞感を抱くこともなく。
人間としてワインやチーズのように成熟してるのかどうか。
とにかく外に向かってのエネルギーを消耗するのではなく、自身の内面を掘り下げるような、そんな傾向。
手芸家から芸術家への道を切り開いて行けたらいいなと思う。
まずは Stillwater/スティルウォーターの公共図書館内のギャラリーにて、ラグ・フッキングのコミュニティでの展覧会があり、"Flora and Fauna(花と動物)"のテーマに沿って花と動物のデザインの作品で3点を1月から2月の末に掛けて出展。
ミネアポリスのテキスタイル・センターの会員展では、1月から3月に掛けて全館がギャラリーとなり、私は Mixed Mediaの作品で針金と繊維の彫刻を出展中。
そして春先にはウィスコンシン州のキルト・センターにて、プリンスのキルト展が開催される予定で、私の作品も貸与済み。
ブログで既に何度もアップしてる作品ばかりなのではあるけれど。
年末に嬉しかった事の一つとして、大好きな飲茶の店を見つけたこと。
昔、若い頃に少しだけ滞在したサンフランシスコで初めての飲茶に出逢って以来、大好きで、日本では新宿駅近くの本格的な飲茶レストランに何度か通ったし、中華街のあるモントリオールでも気に入りの店が幾つかあって、時々、楽しんでた。
ミネソタに引っ越して来て以来、何度か検索して探した記憶はあるものの、実際に見つけたり行ったりする事なく何年も経過してしまって、すっかりとその存在を、食べたい欲求と共に忘れてしまっていた事に自分でも驚き。
年末に思い出して、Davidが探し出してくれた店へ家族4人で週末のブランチに出掛けて来たのは、本当に懐かしい気がした。
キッチンからワゴンに乗せられて次々と湯気を立てた料理が運ばれて来る光景には、いつもながら食欲を掻き立てられて興奮する。
*大根餅や春巻きや焼売や粽などなど、どれも美味しかった*
*食べ切れなかった分は箱に入れて貰って持ち帰り*
飲茶のレストランにはあんパンや、カスタードクリームの詰まったメロンパン風のおいしい甘いパンも豊富に売られていて、それらも買って持ち帰り♪
あんパンのあんこは「月餅」のあんこに似た中華風の味。
店の名前は『Pagoda/パゴダ』で、ディンキータウンに近い 4th St.と15th Ave.。
年末に食材の買出しに出掛けた『United Noodles/ユナイテッド・ヌードルズ』と言うアジア系の食材店では、一角に設けられたレストランにて本格的なラーメンも食べられて嬉しかった。
*こってりとした味のスープに分厚い焼豚と半熟卵
そして何故か丼のへりに貼り付けられた小さな海苔が特徴*
そしてそして、年越しの晩には文字通り「独り蕎麦」を一人で食べたのだけど、私以外の家族は誰もたべたがらないので、嬉しいことに『Trader Joe's』の冷凍食材のコーナーには和風の「海老の天麩羅」と「かき揚げ」風のものが売られていて、これらをオーブンで焼き、蕎麦のトッピングにしたら豪華な「天麩羅蕎麦」になった。
あとはお餅(「サトウ」の切り餅)を焼いて、翌日には「お雑煮風の蕎麦」だか「力蕎麦」だか、美味しければ何でもいいわ♪みたいなものも食べてお正月を祝った。
何も予定の無かった元日には、そもそも家でゆっくりと静かにのんびり過ごす予定ではいたけれど、予想外だったのは、Erikaに紹介されたテレビシリーズの番組を NETFLIXで観ることになり、彼女と二人、地下のカウチで電気毛布に包まりコタツ気分で第一話を観始めたら、面白さにすっかりハマってしまい。
『Thirteen Reasons Why』と言うドラマを13話完結で全部観てしまった。。。
つまり13時間近くで、途中のトイレ休憩のみ、昼食も夕食も作らず食べず。
何と言う一年の幕開けかしら。。。とは自分でも思いつつ。
元々このドラマは同じタイトルの『13 Reasons Why』と言うティーン向けの小説本で、Erikaが高校生の時に読んだ話が実写版としてドラマ化され、全13話の1時間番組として連続放送されたもの。
内容としては十代の高校生たちのリアルな人間模様が描かれていて、お酒やドラッグ、レイプや自殺と言った重く深刻な題材だったりするんだけど、ドラマではキャスティングが素晴らしく、説得力があってスリリングで引き込まれてしまった。
普段はまるで観ないテレビだけど、冬場はホットカーペットや電気毛布があるし、あったかい飲み物を片手にカウチポテトするのも悪くないかも。
寒波で外気温が−26℃とかの朝だったりする日には出掛ける意欲も失せるから。
ニードル・フェルティングでお人形(半身)を3つ作った。
インスタにアップしたけれど。
*ロンドン・パンク風*
*マリー・アントワネット風*
*日本人形風*
かんざしとして使った「竹籤の先に紅い玉のスティック」は、実はテキスタイル・センター仲間と昼食に出掛けるビアホールのレストランでサンドウィッチを注文すると、それに刺さって付いて来るんだけど、ひと目見た時に「かんざしっ!」と思い、いつか作品の中で使って見たいと思ってたので、ようやく実現して満足。
引き続き、あれやこれやと作ってみたいデザインが頭の中に目白押しで、Etsyを徘徊して素材もあれこれ収集してるし、季節のイベントもヴァレンタインズ・デーやイースターがやって来るし、試行錯誤の作品作りに黙々と延々と没頭する予定。
世界が平和で人々がハッピーであるよう願いつつ、身近なところでは皆が健康で幸せに暮らせますように。
2 件のコメント:
おめでとうございます。
年明けからいろんなイベント目白押しですね。
今年も楽しみにしていますね。
飲茶美味しそうです!!
ワゴンで運んでくる飲茶は昔銀座などにもありましたが今はほとんど日本にはないような気がします。
横浜中華街の飲茶もメニューを見てオーダーするだけです。
フィラにも安くておいしい飲茶屋さんがあり子供たちの補習校の帰り、マックと飲茶、交互に行ってました。
飲茶、おなかいっぱい食べてもマックの1.5倍くらいのお値段だったと思います。
5年くらい前にサンフランシスコに行った時にワゴンで運ばれてくる飲茶屋さんに行きすごくなつかしかったわ。湯気が上がったり、ジュウジュウいったりするとすごく食欲がわきますよね。
日本でも復活してほしいです。
今年は異常気象でミネソタもお寒いのでは?
ナイアガラの滝も全部凍りそうだとか。
どうぞお体にお気をつけてね。
yanaさん♪
新年おめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
本格的な飲茶はありそうで無い印象なのですよね。
食べ放題のブッフェとかは割りと身近な気がするのですが。
やはり、ブッフェよりも人件費が掛かったり、食材の無駄が多かったりするのかしら?なんて素人ながらに思うのですが。
確かにお値段的にも意外と経済的だったりしますよね。
多く種類を試すには、大人数で行かないといけない難点は多少ありますが。
味が同様に美味しいとしても、あのワゴンで運ばれて来るって言う独特のプレゼンテーションの魔法があるんですよね〜。(笑)
やはり、プレゼンの重要性を感じます。
北米に寒波が来てたようで、日本の友人も心配してくれたようなのですが、割りと例年並み?って感じのミネソタです。
年末から年始に掛けて、−20℃以下の日が続いてましたが、目新しいことでも無く。
今週は気温が上がって過ごし易そうなのは嬉しいです♪
ヴォランティア先のシニア施設ではインフルエンザやノロウィルスが猛威を振るっているようです。
この時期は特に気を付けて、お互い健康な日常が送れますように!
いつもお気遣いと温かい言葉をありがとうございます。
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