毎日が多忙という訳ではないのだけれど、それなりに充実して、目先の楽しい事ばかりを優先順位に日々を過ごしてしまってる。
引き続き、ミネソタでの暮らしはこれ以上ないくらいに恵まれて何もかも申し分なく、英語で言うなら "too good to be true"ってくらいに幸せ。
借りている一軒家のオーナーさんは米国政府関連の仕事で、アフリカからイタリアへ転勤になり、借り主である私たちと直接のやり取りをするのはマネージメント会社だから、ちょっとした問題が発生する際、コミュニケーションの三角関係は時間が掛かったり、何となくストレートに話が通じてない気がしたり、何とも言えないじれったさがある現実。
修繕が必要でも速攻に修理して貰えなかったり、週に一度来るはずの芝刈りがほとんど隔週だったり、持ち家だったらさっさと自分で対処してしまう事が他人任せで、まさに痒いところに手が届かないもどかしさったらない。
そんな流れで、昨シーズンまでは割りとせっせと庭の草取りなどもして、小さな範囲で自分の花壇と仮装設定して花を植えて楽しんだり、家の周りの美観を保つ労力を費やして来た私なりの情熱が冷めてしまった。
それで野放しの放置状態ジャングルと化してるっぽい、この家の庭。
所謂、雑草が好き勝手伸び放題あちこち根を広げてる。
驚いたのは、これまで「草取り」と称して額に汗して片っ端から引っこ抜いてた雑草が伸びて、意外にも綺麗な野生の花を咲かせてること。
そしてその花姿が、いかにも自然な佇まいで何だか心地良い眺めだったりすること。
*窓の外に咲く紫色の綺麗な雑草*
なんだかなぁ〜。
あの努力はいったい何の為だったのだ。。。と思うほど。
手を掛けて綺麗に整えられた庭も勿論、素晴らしいとは思うのだけど、その土地に原生する自然の野草をそのままに放置して咲かせる庭ってのも悪くない気がして来た。
そもそも雨と曇り空の日が多い英国と違う気候帯で、そうそう碧色が眩しい芝生を維持するってのも大変な土地柄なのだ、この辺は。
独立記念日の連休に Erikaは近所で姉妹のように仲良くしてる友達ソフィアと、ソフィアの叔母さんが所有する別荘へヴァカンスに出掛けた。
湖に面したキャビンに滞在して小さな避暑地の町を散策したり、泳いだり、モーターボートに乗って楽しんだりして来た。
日本と違い桁違いに大富豪でなくとも別荘を持てたりするのは本当に豊かだと思う。
とは言え、キャビンやシャレーやコテージ(名称は様々だけど!)を持つのは私たちのライフスタイルじゃない気がして、だから可能性は低いと思うけれど。
そして小さな避暑の町で過ごして来た Erikaとミネアポリスの市街に出掛けたら、彼女がすれ違う見知らぬ人々にことごとく「ハロー♪」と声を掛けてるので、ココ都会だし、街では見ず知らずの人に挨拶する必要ないし、と指摘したら、「あぁ、そうだった」と我に返ってたのが可笑しかった。
そしてお互いに密かに気になってた雰囲気の良さそうにカフェに初めて寄ってみた。
私は何故か頭の中でウィーン風な日本みたいな喫茶店(ウェイターやウェイトレスが注文を訊きにテーブルにやって来るような)を思い描いてたんだけど、今どき、そんなカフェはなかなか無いのだった、ってのを思い出した。
今は大抵スタバ式の、カウンターで注文するカフェばかりよね。
目新しかったのは「抹茶ラテ♪」。
*ちょっとした Matchaブームもあり、抹茶ラテ♪美味しかった*
このところ正式なヴェジタリアン(ヴィーガンではない)と称してる Erikaと、「ペストとモッツァレラのパニーニ」を半分こずつ食べた。
ミネソタ州の State Fairの Fine Artsコンテストへの応募を済ませた。
部門は「Textile/Fiber」。
展示されるには、1次と2次の審査をパスしなければならないけれど。
まぁなるようになれって感じで。
それ以外では、まぁ相変わらずあれやこれや脈略ない作品を作ってる。
最近のはアクセサリーで、メタルとウールの組み合わせ。
銅ワイヤーを鎖編みした土台に、ニードル・フェルティングした黒猫を合わせ、カボチャの形をしたガラスのビーズを取り付けハロウィンのペンダントとか。
*黒猫のハロウィン・ペンダント・ネックレス*
あとは、やり始めて放置されたままになってたニードル・ポイントの作品をようやく仕上げたり、とか。
カナダで初めて購入した私たちにとって想い出深い最初の持ち家をデザインしたニードル・ポイントは、未だその家に住んでる時に始めたから、かれこれ15年前。
当初、クロスステッチするつもりで始めたのだけど、目が詰まり過ぎていて細かいので、ばってん(X)に刺すのが困難だと言うことに気付き、敢え無く斜線(/)だけ刺すニードル・ポイントになったというオチで。
その後、ウールをニードルで刺して周囲に色を添えて仕上げた。
キャンバス枠に張る際、引っぱり加減が難しく絵が少し曲がってしまったのが難点。
先週の金曜日、久し振りにラリー(Davidが単身赴任してた際に間借りしてた大家さん)から電話で、「Pulled Pork(ポークをバーベキューソースで焼いたもの)を大量に作ったから今から持って行ってあげる」ってので、だったら一緒に食べて行ってね♪と誘い、一緒に食卓を囲み、ワインを飲み、沢山お喋りしてデザートを食べて帰って行った。
縁もゆかりも無かった米国ミネソタ州で、親戚も古くからの友達もいない私たちなので、ラリーさんはちょっとした身内って感じの存在。
だからこうして、時々、一緒に食事したりするのは特別な感じで楽しい。
Erikaは菜食主義、Davidは低糖・低炭水化物の食事で、我が家の食生活も昔と比べると大幅に変化してるんだけど、それでも私はやっぱり時々、無性に「粉もの」が食べたくなったり、ジャリジャリと音がするような砂糖がたっぷりついたドーナツが恋しくなったり。
*スーパーで買った安価なドーナツたち*
Kaitoと私の二人で半分こして食べた。
道理で二人だけぽっちゃり体型だったりする訳よねぇ〜。
そして日曜日は映画『Spider-Man: Homecoming』を観に行った。
少し前は『Wonder Woman』を観て来た。
どちらも David + Kaito + Meと言う顔触れで。
Erikaは友達と一緒に観に行くから不参加。
明日はお隣のウィスコンシン州に住む仲間の家で集まる予定で、今日は珍しく、持って行く予定のお菓子を焼いた。
ジャム入りのアーモンド粉のケーキ。
午前中にオーブンを使っておいて良かった。
午後になって気温が上がり、現在29℃のミネソタ。
8 件のコメント:
まゆみさん、ご無沙汰しております。
今朝のテレビで、「海外でも抹茶ブームが~」と取り上げていましたが、
本当にブームなんですね。健康食のイメージもあるのでしょうかね?
わりとさっぱりとしていて、色々なものとの組み合わせができますし、
日本でも色々と抹茶味のものが増えています。
(うちの奥様は昔から抹茶好きなので、新製品を次々購入しては試しているようです。。。)
なんだか美味しい写真と素敵作品のワクワク日記ですね^^
ドーナツ美味しそう♪
ミネソタも気温上がってるようですね、こちらも毎日暑いです(;´・ω・)
湿度もありムシムシです、オーブンは涼しい時間に使いたいですよね~
焼いたお菓子も美味しそうですな~~。
そうそう前回の日記にコメ入れするたびにwifiが切れてしまいムキーとなってルーター
交換したらようやく途切れなくなりました。と前置きはさておき・・・
インスタ本当フォローやら諸々見てると面白いと言うか正に十人十色ですよね
私はやはり細々が向いていたのだと実感し非公開で写真加工を楽しむスタイルに戻しました。
色んな国の様々なハンドメイドを見られるのは楽しいので覗き専門で徘徊してます(笑)
まゆみさんの作品アップされるの楽しみにしてますよ~~♪
ハロウィンシリーズまだ続くかな~~ワクワク
刻の流れの中 ゆったりとした日々 いいですね (*^▽^*)
お庭のお花 自然体とはと思えないほど・・・・
私は絵を描くようになってから ますます道などのすみっこの草花にも目がいくようになりました
さすがにそちらも暑いようですね 今日ここは午後は35° 蒸し暑く 歩いただけで 拭う間もなく額から汗がポタリ と落ちます(*_*;
ミネソタの野草は日本から行ったばかりの私にはとても美しく感激しました。
ミネソタ時代のアルバムの表紙に押し花にしてはっておいたので、今でも時々眺めています。
我が家の芝生にもにらのような葉っぱに白い可憐な花が咲き風が吹くととてもきれいなのでそこだけはからずに置いたり、もじづり草も愛らしくて抜きませんね。
キッチナーのお家、フィラのお家に良く似ていて懐かしくなりました。前も後ろもメープルの林でしたけど・・・
インス他の作品本当に見事ですね!!
沢山あって保管するのも大変ではありませんか?
とりさん♪
こちらこそ、お久し振りです♪
オバマ元大統領が来日の際にも "ObaMatcha"と言うフレーズで抹茶のアイスクリームを試食されたニュースがあったのを思い出します。(笑
抹茶味のキットカットも、かなり浸透してますよね。
健康ブームも多少、背景にあるのは間違いないと思います。
あとは今の時代、日本へ実際に旅行した経験のある北米人も少なくないですし、日本で味わったものを地元でも再び、と思う人も多いかと思われ。
日本では次から次からへと新発売の商品があるので、楽しいですよね!
私もかつて夫から「新発売っ子」(「子」ってのが謎ですが、新発売に目がなく速攻で買って試すと言う意味で)などと言われてたのを懐かしく思い出します。
と言うのも、北米では、そうそう新しく開発された商品が出ないんですよねぇ〜、日本ほどには。(笑
Mutsukoさん♪
おぉ、ありがとうございます♪
ドーナツ、イーストのドーナツでふっくらと大きくて美味しいンですよね。ムフフ。(笑
はい。こちらも暑くなって来ましたよ。
ただ湿度が低いので過ごし易いですが。
窓を開けておけばエアコン無しでもそこそこ大丈夫なのは助かります。
日本の蒸し暑さでオーブンはちょっと勘弁してぇ〜って感じかも。(笑
お菓子は仲間の間でウケてあっと言う間に完食されました。
日本の本のレシピなので目新しいようです。
インスタ、本当に刺激になります。
まぁ Etsyを眺めてるだけでも十分なのですが。(笑
インターネットの世界での交流には未知の可能性もありますが、義理とか負担になるのは本末転倒ですものね。
自分にとって無理なく楽しい範囲で、が一番だと思います♪
ありがとうございます。
ハロウィンは大好きなイベントなので、引き続き作品作りを楽しみたいと思ってます。
とは言え、気紛れなので分かりませんが。(笑
keiko ミランダさん♪
お陰さまで、文句の付けようのない日々に感謝です。
やはり庭先に色味のある花が咲いているのは良いものですね〜。
植えられているのは華やかな花が咲かないタイプの観葉植物みたいな存在感の緑色の種類ばかりですので味気なかったのです。
まさか自生の雑草(?)が、こんなに綺麗に花を添えてくれるとは意外な発見でした。
分からないものですね〜。
絵を描いたり写真を撮ったりするのを楽しむと、やはり色んな対象物に目が停まるようになりますよね。
あとは車でなく歩くと、色んな発見がより多く、歩くのは良いなぁ〜なんて時々実感させられます。余談ですが。
体温と同じくらいの気温って、本当に辛いですよねぇ〜。
特に日本の湿気は厳しい。。。まぁ香港と比べればラクな方ですが。(苦笑
水分を十分に補給して、出来るだけ涼しい場所で過ごされますように!
yanaさん♪
押し花! それは良いアイデアですね。
なかなか長期で保存するのが難しい気がしますが、アルバムの表紙ならば最適ですね。
ある意味、その土地で自生する野草や雑草(?)に囲まれているのは多分、避暑地や別荘地などで過ごす気分が味わえるかも知れませんね。(笑
郊外では時に薬剤などを使ってまで、人工的に綺麗に庭を整え過ぎてるのかも知れません。
あら! それは偶然。
キッチナーの家は周りを杉や松の樹で覆われて、ちょっとした林の中の一軒家って感覚が楽しめました。
当時はフェンスもなく、開放的な敷地でしたし。
作品は実際、どんどんと増えていて大変です。(笑
まぁ近い将来、手放す事になるとは思うのですが。
Etsyにも出店してますし、テキスタイル・センターのギフトショップでの販売も可能だし、そんな感じで。
ただ、売ることにはなかなか積極的になれず困りものです。←まるで他人事(笑
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