2011年6月11日土曜日

続編

前回のつづき

『Marche Hawaii』での買物を終了したのが既に12時半くらいで、お昼の調達をする為、道路を隔てて反対側の『Patisserie de Gascogne』に向かった。

好みに合わせたサンドウィッチやパニーニを客の注文毎に作ってくれるデリのカウンターは、周辺のオフィスで働いてるんだろうな〜って感じのお昼を買いに来た人の列で大混雑。

なので、私たちは持ち帰り用のお惣菜とパンのコーナーで、キッシュとフォカッチャと、それからデザート用の小さなケーキを一つずつ2個、購入。
(Annは運転&ガイドをしてくれたから、私は食糧の部を負担)


*Quicheは半分のサイズで2種(ロレーヌタイプとトマトとズッキーニのタイプ)を購入、フォカッチャは2種(sun-dried tomato風とblack olivesの地中海風)購入してAnnと半分ずつをシェア*



それらはAnnの家に帰ってから食べる予定で、トランクのクーラーボックスに入れた後、この日4つ目の、そして最終目的地でもある鮮魚店へ。


店の名前は『Poissonnerie Gidney』。

その昔、フランス語で魚の意味の"Poisson"(ポワッサン)を、仏語オンチ英語感覚の私が「毒」と勘違いしたってのはいかにもありがちなエピソードって感じで。まぁ、ちょっとした笑い話、かな。

交差点の角にはあるんだけど、中央分離帯とかあって何ともアクセスの悪い立地。しかも小さくて目立たない店構えは、よく道路工事の現場にあるようなプレハブ造りの簡易事務所みたいな感じで。

足を踏み入れるにも勇気が要るような、「ほんとに店ですか?」って言うような、まるで客を迎えるような雰囲気では無く。でも、恐る恐るドアを開けて見れば「ほっ」とする。そんなお店。

狭い店内の真ん中に置かれたガラスの冷蔵ケースの中に敷き詰められた氷の上に並ぶ、既におろされた魚たち。

内心、実は「いくら」が手に入れば買いたかったけれど見当たらず、品揃えはかなり限定されていて、それでも鮮度だけはかなり高そうに見えて嬉しくなった。

それを証明するかのように、Annは刺身用にと「まぐろ」と「サーモン」を購入。それとは別にステーキ用の鮭も買ってたり。

私は、せっかくだから近所のスーパーでは買えないようなものが欲しいと思い、綺麗におろされた鯖のフィレを3枚注文しつつ、話のタネに「どんな調理法がおススメか?」店員のお兄さんに訊いたんだけど、残念ながら英語は全く喋れないらしかったので、仕方なく「Merci」と言ってお茶を濁す感じで。ふぅ〜。

会計で鯖のフィレ3枚、$ 4. 10の安さに驚き!
(結構なサイズだったから10ドルくらいはするかと思ったのに)


そんなこんなで帰路につき、Annの家ではランチを挟んだ後にひと泳ぎする予定で、しっかり水着とビーチタオルも持ってったんだけど、時間が押して、ゆっくりランチも出来ないくらいの時間になってた。

とは言っても、家にただ一匹で長い時間、残したTrixie(犬)のことが気掛かりだっただけなんだけど。

「お昼食べてく時間は無いンだけど、でもせっかくだからデザートのケーキだけ先に食べてもいい?」って訊いたら、Annが笑いながら、「なんかそれって映画『Remember Me』の中の女の子の台詞みたい」って。
(Robert Pattinson主演の恋愛ドラマ)

「人生には、いつ何が起こるか?分からないから、大好きなデザートを最後に食べようと思っていても食べられる保証はない。楽しいことや大切なことは後回しにせず、真っ先に手を付けるべき」そんな感じのニュアンス?(Ann談)

って訳で、
淹れて貰った美味しいカプチーノと共に、プールサイドの外テーブルでケーキだけ食べて帰ってきた。
(因に、珈琲を豆の状態で入れてスイッチを押すだけで、豆を挽いてエスプレッソを抽出する優れもののマシーンは、お洒落なステンレス製のプロ仕様かと思ったら、『COSTCO』で$ 250程度で買ったそうな。さすがはコスコ!何でも売ってンなぁ〜)


あれこれ盛り沢山で楽しいツアーの一日でしたとさ。めでたし。

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