2018年8月2日木曜日

8月葉月はづき

そして、あっと言う間に7月も終わり、既に8月に突入。

引越しの後の段ボール箱のほとんど全て(地下で Davidのポーカー・ルーム以外)をようやく空にする事が出来た。

色んな物が詰め込まれた段ボール箱があちこち無造作に積まれ、雑多で狭い雰囲気だったファミリールームが、「あら、こんなに広かったのね!」といい感じ♪

特にこれと言ってエキサイティングな出来事も無く、子供たち(とは言っても小・中学生じゃないから殆ど「オトナ」な彼等なんだけど)と共に気分は夏休みモードで、平和で静かな毎日を、大きな樹々と緑に囲まれた恵まれた住環境の新しい家に篭り気味に過ごしてる。

前回の家主の御主人が車椅子を使っていたらしいので、この家のあちこち、車椅子に配慮した改装が施されてるんだけど、だから主寝室のバスルームも仕切りの壁が無く、部屋の一角にトイレと洗面台とシャワーが都会のホテル仕様なデザインで備え付けてあり、段差も無く、透明な厚いガラスで囲まれてる。

ガラス越しに窓の外に広がる樹々の緑を眺めながらシャワーする時間は、開放感とリゾート感いっぱいで、この上なく自由で幸せな気分にさせられる。

取り立てて大袈裟な事がある訳でも無いのだけど、そんな風に密やかで小さな幸せがあちこちに散りばめられた、穏やかで幸せな毎日に感謝している。




以下、最近の作品集の記録。


*フランスのかぎ針編みデザイナー:Sophie Digard風
かぎ針編みとヴェルヴェットの花のネックレス*






*ブローチサイズでニードルフェルティングした猫の顔*



*ブローチには大きいかな?
と体を作ってぬいぐるみ風にして
襟巻きを編んで仕上げてみた*






*Rug Hooking/ラグフッキングの手法で作ったモチーフを
ヘリンボーンのウール生地を張ったキャンバスにコラージュ*




*世間で流行りの「塗り絵」風に
Trixieを Hooking/フッキングしてみた
(仕上げは未定)*


余談で、
Rug Hooking/ラグフッキングの手法は油絵と似ていて、色を塗り重ねるのと同様、色を何度でもフッキングし直す事ができる点での柔軟性とか即興性のある部分が個人的に気に入っている。

北米で歴史のある手法で、主に床敷きの為のラグとして作られるのが一般的。

多くの人が出来合いのパターンやデザインを購入してフッキングしたり(まさに塗り絵、って感じで)、絵柄が典型的で古めかしいデザインだったり、床に敷く為のラグばかりを目にする事が多くて、、、自分のやりたい方向性とは一線を画すると言う気持ちが強く。

だから世間的に自らのことを "Rug Hooker"(ラグをフッキングする人)と自称するのに激しい抵抗感がある、ってのが事実。

今後も引き続き、オリジナルのデザインにこだわって、床敷きラグに限定しない、伝統的では無い作品を作って行きたいと思ってる。

だからと言って、その先に何があるのか?自問自答して壁にぶつかる感じの閉塞感に落ち込んだりもするんだけど。

型破りで枠にはまらない作品に、年配のフッカーさん達から怪訝に眉をひそめられるような事があっても、気にする事なく自己満足の世界を極めて行こうと思う。うん。













8 件のコメント:

ミリンダ さんのコメント...

素晴らし作品群  「その先には・・・」  まゆみさんの世界が(充分 すでにそうですが)

昨日メキシコから帰ってきました(;^ω^) 思っていた以上に現代アートの街でしたよ

Mayumi さんのコメント...

ミランダkeikoさん♪

日々、申し分なく自分の作業と世界に没頭出来てこの上ない極楽生活なのですが(笑)時々、ふと我にかえると
自分はいったい何を目指してるのか?何処へ向かっているのか?この世に何を残して逝くのか?
悶々と自問する場面というのがあり。
答えの無いモヤモヤした気持ちにちょっとブルーになるんですよね〜。
究極、何の為に生きてるのか?みたいな問いなのかも知れませんが。。。(笑

おぉ! もう行ってらしたのですね!? 素晴らしい。
Mixi日記で拝見したいと思います。
何しろメキシコについてはほとんど余り知りませんので。
麻薬カルテルとか、政治家が暗殺されるニュースしか。。。(汗
身近にメキシコ出身の人々と多く、メキシコ料理のレストランも大好きでしょっちゅう行ったりはしてるのですが、
それが私にとっての小さなメキシコの全て、、、って感じです。(笑


ミリンダ さんのコメント...

{究極、何の為に生きてるのか?みたいな問いなのかも知れませんが。。。」

私もずいぶん長い間その問いに悶々した時期が 
その間 自己否定・自己嫌悪に陥ることも多々ありましたが 結果は出ず・・・気が付くともう残された期間の方が短い!!
「生きているのか」より「もう先が無い!!」 なんてことで( ^ω^)・・・(笑  
ここまで来れたことに感謝し 残された期間は自分の心のまま が許されるかな ってことで
わき上がる好奇心を満たしています(;^ω^)

日本でも海外でも 昔の当時のまま残っている建造物を見ると思わず手のひらを当てます その時代を通り過ぎて行った名もない人々を感じられる気がして・・・

yana さんのコメント...

新しいお家で作った作品たちですね。
素晴らしい環境でどんどんできそうですね。

私は一昨年亡くなられた織物の先生のお兄様(イラストレーターで、先生の家に2年間居候していたころ
いらした方)の作品で織物にできるものをパターンにする作業をしています。
暑くて外出できないのではかどりますよ。
お兄様は、昔、アンアンやフランスの雑誌などで活躍されました。
暖かく、繊細で、洗練された色合いなのでとても楽しい作業ですが、
ドットの多い作品は織では手間がかかるので、ついお兄様どうしてこんなにドットが多いの?と言ってしまいます。

先日の新聞によると、来春、クリムト・・・20点以上来日するみたいですよ。
特別好きなわけではありませんが、1度もみた記憶がないのでどのくらいキラキラか是非見に行きたいと思っています。

Mutsuko さんのコメント...

あー、日常の中の極上、良いですねー。
我が家はやっと今日荷入れですよ(´;ω;`)
30日から家なきこ生活は楽で不便で…やはり家が一番だなーと教えられました。

作品インスタでは毎回拝見してますがこうして見ると短い間に沢山産まれましたね♪
にゃんこシリーズ並べると表情が色々でやっぱり可愛いー。

人生の中で自問自答はありますよね、私お寺で働いて思ったのは人はいつか死ぬ、だったら好きな事して生きようと更に、強く思いました。
立派なお墓に眠ってもやはり生きてるうちが華だなーと仏像磨きながら思ってました。

お互い好きな事楽しみつつ生きてるうちに沢山悩みましょー。

悩みと言えば、猛暑の本州から一転北海道でもこの地は肌寒く手持ちが夏物ばかりで早く荷物来ないかなーと鳥肌立てて待ってます。(笑)
うまくいかない事ばかり、過ぎれば笑える思い出かな。

Mayumi さんのコメント...

ミランダkeikoさん♪

ひょっとすると世間一般に言われるところの「ミッドライフ・クライシス」(中年期の危機)なのでしょうか。。。(笑
人生の折り返し点に立って、さて残りの半分をどう生きようか?みたいに。
って、先の半分が保証されてる訳でも無いのですが!
いつ何が起こるかなんて誰にも予測できませんものね。
どんな事があっても悔いのない生き方が出来たら本望かな、とは思います。

歴史的な建物、本当にそうですよね。
もし違う時代に訪れていたら、まるで別の生活や人々の風景を見る訳ですものね。
時間は、人々に関係なく、延々と継続してのであり、
風景や建物も変化しつつ、私たちの人生よりも遥か永くに存在するものの神秘を感じさせられますね。

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

はい。新しい家での作業場に少しずつ馴染んでるところです。
キッチンの上のロフトなので、夏季はかなり暑くなります。
まぁ3シーズンでは快適に作業できそうなので不満は無いですが。

わはっ。確かに冷房の効いた部屋での作業の方が外出よりも快適そうです!
アンアンやフランス雑誌でご活躍とは素晴らしいですね♪
昔、アンアンをしょっちゅう買ってましたから、私自身、知らずに目にしてた可能性は大きいですね。
特定のイラストを織物にする作業、困難もあるでしょうが楽しそうです!
出来上がりの作品、是非、拝見したい欲求いっぱいです。(笑

あら〜、20点以上での来日とは凄いですねー!
きっとその美術館、物凄い混雑になりそうですね。
日本、特に都心部だと、それ(混雑や行列や入場制限)が悩みの種と言うか、
理想では、ひと気の無い空間で静かな時間を過ごすような鑑賞かと思うので。
20点も揃うのならば、私も行きたいくらいですっ!(笑

Mayumi さんのコメント...

Mutsukoさん♪

引越しお疲れ様です!!!
本当に2つの別の家+土地でのギャップを埋める期間、大変かと思います。
落ち着いて、時間を掛けて、日常の生活を送れる日々が来ますよう願ってます♪
でも、寒いのに、ちょうど良い服が無いのは心細いですねぇ〜。
日本も南北では気候がかなり違うのですね。
特に東北や北海道は(気候的に)ミネソタやカナダみたいなものですものね。(笑

お寺でのお仕事では本当に色々と収穫があったご様子。
以前、ママ友の旦那さんが住職さんだったので、お寺に泊めて頂いた経験があるのですが、
でも、お寺で働いた経験のある人ってのはなかなかお目に掛かれない貴重な存在かと。

ほんと、この世ならではの楽しみを満喫して後悔なく生きたいものですね♪
YOLO〜〜〜♪とか言いながら。(笑
(ヨロ:You Only Live Once)