2011年4月22日金曜日

『Etsy』を巡って感じたこと

日本では大規模な自然災害があったり、アメリカではObama氏が苦戦しつつもドルは低迷してたり、カナダではインフレが進んで、昨日の新聞によると「1/3 of all Canadians can't pay their bills on time」と言う見出しで、「A third of Canadians short on money」、実際には8%程度の人々が、電気やガス、水道などの請求書の支払いに遅延したり滞ったりしてるらしい。

そんな中、北米市場で大きな影響力を維持してるのが小売り業界の怪物『WAL-MART』で、顧客の大多数が低所得者層という現実の中、コストの低い安価なMade in Chinaの大量生産された商品を格納庫みたいにドデカい空間で売りさばき大量消費させる、そんな構図。

『Etsy』は、そんな流通システムの対極として生まれたんだってこと、改めて再認識した。

地球の何処に住んでいても、独創的なデザイン力と手先を使った創造力があれば、あとはインターネットのアクセスだけで、自分だけのオリジナルでユニークな「商品」を世界中の人々に提供することが出来る。

その発想は、クリエイティビティはあってもそれを現職では活かせない人や、外で働ける環境にない人、例えば乳幼児がいたり、都心部までの交通が無かったり、そういった、特に多くの女性たちにビジネスに携わる機会を与えたんじゃないかなと思う。

売り手は、手先の器用さや芸術性を活かして、独自のビジネスを確立して自立する生活力を得て、買い手は、『WAL-MART』で大量に売っている安くて直ぐに飽きてしまうJunk商品ではなく、妥当な値段で独自性と希少性のある「One of a kind」的な付加価値を持ったアイテムに満足度を手に入れることが出来る。

しかも、売り手と買い手との間に、直接的な「会話」(ネットを通じて、ではあるけれど)がある部分では、かつての古い時代での「商い」の基本がそこにある気がする。

そして、今のところ私は「Buyer」に徹しているけれど、これまで世界の色んな国々の「Seller」たちからの商品を購入して、改めて凄いなぁ〜と感心するのが世界中を網羅する郵便システム。

カナダ国内や隣国のアメリカは勿論、イギリス、スイス、イスラエル、中国などの遠方からの商品が、ちゃんとうちの玄関先の郵便受けまで配達されて、手元に届くから驚く。

当然と言っちゃ当然なのかも知れないけれど、でも、よくよく考えてる見ると夢のように素晴らしいサービスだと思うのよね。

そして更に思うのは、今後インターネットを介して世の中がどんどんとグローバルになる状況において、世界の共通語はやっぱり英語なんだという現実。

『Etsy』と言う「グローバル・マーケットプレイス」に参入してる、母国語が英語では無い各国の人々が、それぞれ完璧では無いにしろ、英語を駆使してビジネスを展開する様子に彼等の逞しさのようなものを感じる。

最早、英語が出来ないことには話にならないのかも知れない。

*Etsyで購入した最新のMetal Charms*

たまたまビデオで見た『Etsy』の創設者が若くて、フツーの大学生みたいでビックリした。まぁ想像はしてたけど。

いずれ、GoogleとかFacebookとかみたいに、何処まで大きく化ける事が出来るか?興味津々。

2 件のコメント:

まゆみ さんのコメント...

このMetal Charmsも素敵ですねぇ~♪

これが、どんなデザインでますます磨きがかかった
作品になるか楽しみです。(^0^)

これからの時代も、ますます需要者のニーズが
はっきりしてきて、選択の幅も広がってゆくんでしょうね。

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん♪

ありがとうございます。

使い道はまだまだ未定ですが、でも、材料のパレットが豊富になるのは嬉しいものです。
いずれに有効に効果的に使える場面が来ることを願いつつ。

「需要者のニーズ」、、、経済状況によって変って来ますよね。
ニーズがより具体的に細分化されて、無駄なものを消費しない傾向になってるかも?
商品が生産される過程(原材料や生産地や生産者の環境など)を考慮する賢い消費者も増えてますものね。