2015年9月7日月曜日

State Fair 2015 その3

毎年恒例、夏の終わりを告げるミネソタ州の祭典も明日で終了。

引き続き毎晩、野外でのライヴ・コンサートに加え賑やかに花火が上がってる。

そして州祭の主旨である品評会(コンテスト)は家畜や農作物に限らず、手造りの多岐に渡る品々に対しても行われるのが興味深く、それはホームメイドのジャムやピクルスだったり、パイやケーキだったり、或は木製品や、それから水彩や油絵や写真と言った芸術の分野まで広がってるから驚き。

コンテストの名称は "Creative Activities"で、出展作品を一斉に展示することが出来る専用の建物が、その名もズバリ "Creative Activities Building"ってので、正面ゲート脇に建ってるのも何だか凄いなぁ〜ってので感動。

*閲覧者が直接触れないように
全ての作品がガラスの向こう側に展示されている*



*クッキーや焼き菓子のコンテスト結果の陳列棚*
(左手:ブルーのリボンから順に1位から5位まで)



思った以上に綺麗に展示されていて感心した。。。けど、受賞したクッキーやパンやケーキは祭典の10日間、ガラスケースに陳列されたまま?ってのが謎。

*割りとお洒落っぽく陳列されてる焼き菓子のコンテスト*



*ピクルスやジャムの瓶も沢山の数で出品されてる*
(陳列棚全体が冷蔵庫の機能になってるのも凄い)



そしてコンテストの部門には手芸全般の手仕事の分野も含まれてるのを知ったのは、ホワイト・ベア・レイクのラグ・フッキングのグループのメンバーから聞いたのと、彼女たちから、私も作品を出展するよう強く勧められたから。

コンテスト全般には2000点くらいの応募作品があるらしいんだけど、カテゴリーが細分化されてるので、何かしら受賞する可能性は多少あるかも?ってので試しに、見繕った5つの作品をそれぞれ異なるカテゴリーで出展してみた。

結果、嬉しいことに、3つの作品が受賞。



1位のブルー・リボンを獲得したのは、フェルトで作ったミニチュアの「魔女の家」で、ニードル・フェルティングして作った魔女も添えたもの。

*他の人達の作品と一緒に
ハロウィンのテーマでまとめられて展示されてた*

*Miniature room or shop setting: Felt Witch's House w/ needle felted Witch*




2位の赤いリボンを獲得したのは、ラグ・フッキングの手法でゴッホの向日葵をフッキングしたのを手提げに仕上げた作品。

*パッチワークのキルト作品などと共に一番右の下*

*Hooked rag item other than a rug: Hooked Purse, van Gogh's Sunflowers*




3位の白いリボンを獲得したのは、3匹の犬を編んだ編みぐるみの作品。

*色んなペットを作品にしたものが集められた展示コーナー*

*Knitted item not wearable: Knitted 3 Dogs*




受賞は逃したものの、3つのテディ・ベアをフッキングしたラグは可愛いベアたちが飾られたコーナーに見栄え良く展示されてて嬉しかった。


*Hooked rag Rug fine cut under 3 ft.: Hooked Rug original design 3 Teddy Bears*
(何故か手元に縁を仕上げた写真が無い、、、↑これは仕上げ前)





同様に受賞しなかった棒針編みとかぎ針編みのコンビネーションで仕上げたスカーフ(マフラー)は、膨大な編物作品の展示コーナーに埋もれてた。

*編物作品の膨大な量に愕然!*
(いやぁ〜、これじゃ受賞は難しいわ、、、ってのを悟った)

*Scarf, medium weight yarn: Knitted/Crocheted scarf Grapevines*




あとはパッチワーク・キルト作品の数も膨大で圧倒されたけど。

編物とキルトの作品で入賞するのは至難の技っぽい、ってのが解った。

来年への覚え書きとして。



そして、今回のコンテスト作品展示の中で一番印象に残った作品がこれ。


クリムトの『接吻』をパッチワーク・キルトで再現した大掛かりな作品。

そのカテゴリーでの2位を示す赤いリボンが付いてた。

クリムトの絵には華があるので、私自身いつも、何かしらの作品に仕上げたいと考えていて、キルトで作って見たい、ってのもずっと一つの夢だったんだけど、こうして素晴らしいのを見てしまったので、やられた〜!ってのと同時に、これ以上の作品を作る自信が無い分、もういいや、ってな感じでの妙な達成感みたいなものもあり。



作品を引き取りに行く際、入賞作品には、賞金として少額の小切手が貰えるらしいので、果たしてそれが幾らくらいなのか興味津々なところ。

ま、賞金よりも何よりも、とにかくリボンが貰えた事実が嬉しくて、まだ漠然とではあるけれど、多分、来年も挑戦してみようかな、なんて励みになりそう。






6 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

本当に凄い人気ですよね。馬小屋?へ入ったら、計算間違いで、大きな扇風機の風に向かって歩いていた。
一応、始まる前に下見をして、何時に家を出て、どこへ駐車して、と。数年前の反省で出掛け、日系3.4世の踊りを楽しみました。ただのCOmo動物園近くで、うらやましい。

Mayumi さんのコメント...

渡辺秀昭さん♪

いらっしゃいませ、初めまして。
コメントありがとうございます。
本当に大規模で盛大なイベントですので、車を何処に駐車するか?は悩みのタネですよね。
シャトルバスが出てるので、あちこち教会の駐車場などが利用出来る様子ですが。
地元紙も連日、フェアの情報掲載に紙面を割いてますが、遂に今日が最終日です。
盛大な花火が幕を引くことでしょう。。。

yana さんのコメント...

すごいすごい!!3つも賞をいただくなんて。
おめでとうございます!!!
次回のホワイトベアーではまゆみさんの話題で持ちっきりですよ。きっと。

ステートフェアーというだけあって何でもありなんですね。
30年前は、農業関係だけだったような気がしますが・・・・・
何せ、途中で黒くもが押し寄せてきて早く切り上げたので見逃したのかもしれませんが。
帰り道車の中ですごい雷を経験しました。

なんだかんだ言ってもミネソタは冬が長いので手仕事は盛んなんですね。
作品の多さに似びっくりです。

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

ありがとうございますっ!
ホワイト・ベアで一緒のパットさんがフッキングしたポシェットが、実は私が2位だった同じカテゴリーで3位だったり、別のカテゴリーのドールハウスで1位を獲得してたり、別のメンバー、ジェーンさんも馬の頭部のオブジェで仮面の部門で1位を獲得したり、シャロンさんのウサギのヌイグルミが玩具の部門で2位だったり、明日のミーティングではお祝いになりそうな予感です。(笑

一方、テクスタイル・センターのグループから出展してる人がいなそうなのが興味深く。
そちらは芸術性とプロ意識の高い集団だからなのかも?と理解してますが。

さすがにステートフェアでのコンテストなので、私の個人的な見解では、
「(作品はどうであれ)自信過剰で目立ちたがり屋の人たちが参加するコンテスト」ってな気もしてます。(笑

とは言え、審判は割りと公正で適切にされてる印象もあるのが意外だったり。

それでも「ラズベリー・ジャムのクイーン」とか呼ばれる、毎年決まって入賞する地元の人もいるらしく様々。

夏期の開催なだけに、お天気は心配されるところですよね。
去年も今年も、晴天に恵まれてたみたいですが。
雷雨は、夜から早朝に掛けてあって、大雨が降った日は実際にあったんですが、日中には止んで晴れた、、、みたいな。

本当に作品の量がハンパなく、感動ものです。
出展者の年齢層は相変わらず、かなり高そうな雰囲気ですが。
若い人への参加を促す努力を要するのは、相変わらずみたいです。

Mutsuko さんのコメント...

受賞おめでとうございます♪

何だか私まで興奮っ!!

しかし凄い作品群ですね~

見て回るのも楽しそう^^

Mayumi さんのコメント...

Mutsukoさん♪

ありがとうございます♪

素敵な作品が沢山展示されていて、見て廻るのが本当に楽しかったです!

この他に、絵画や彫刻や写真を展示するビルもあるんですが、そこを覗く時間と労力(笑)が無かったのが心残りで。
まぁ、来年の課題、、、と言うことにしてます。