2014年3月14日金曜日

春の Girl Scouts Cookies

*カナダで馴染みの Girl Guide Cookiesと微妙に違うのも興味深い*


Davidから仕事場からクッキーを持って帰って来た。

彼の同僚のお嬢さんがガールスカウトに入ってるらしく。

あぁ〜今年もまたそんな時期なのかぁ〜なんて、カナダで Erikaがガールガイドに所属してた際も毎年、春と秋に運営の資金を集める募金活動の一環として、オリジナルの "Girl Guide Cookies"を親子で売り歩いたのが今では懐かしい想い出。

最初は、近所の家を一軒一軒廻ってクッキーを買って貰うって行為に本当に馴染めなくて、何となく貧しい「行商」のイメージとか、まるで『マッチ売りの少女』みたいなイメージとかの連想に自分を重ねて、何だか抵抗があったんだけど。

それは飽くまでも異文化で生まれ育った自分の個人的な固定観念に過ぎないって事に、ほどなく気がついた。

ガールスカウトやガールガイドの歴史が長い北米に於いて、少女たちのクッキー販売はある意味、季節の風物詩的な行事でもあり、限定の期間でしか購入することの出来ないクッキーを買うのを、密かに楽しみにしてる人々も実は大勢いるらしい、、、って現実を知ったから。

その後、娘と二人でクッキーを売り歩きながら数々のお宅を訪問し、ドアの向こう側の人々に出逢うのは、いつも予想外の驚きや楽しさや感激があって(時にがっかりするような事も勿論、あるにはあったけれど)病み付きになった。

ドアの向こう側には、いつも誰かしらの生々しいリアルな暮らしがあって、そんな生活の一部を垣間見る事が出来たし、ドアベルを鳴らしてドアがゆっくりと開く瞬間、果たしてどんな人種、年齢、性別、容姿、服装の人が登場するのか?息を呑むような緊張感と期待感に胸がドキドキする感じが何とも堪らずにスリリングだったから。

結果として、毎回「お宅拝見」よろしく数々のお宅を廻ってクッキーを売り尽くした後の達成感と共に感じるのは、「世の中には何て多くの(自分の理解やこれまでの価値観や固定観念を超越した)色んな人がいるんだろう!」と言う感嘆。

それは、クッキーを売る経験を通してガールガイドである Erikaの体験学習と言う本来の目的を超越して、いい歳をした大人の私にとっても今更ながらに「目から鱗」的な人生の社会勉強をさせて貰う貴重で有り難い体験だった。

ガールスカウトのクッキーを前に、未だ懐かしいクッキー売りの日々を思い出しながら春の訪れを知るって感じで。

ケベック州の学校では先週すでに "March Break"だったけれど。

ミネソタ州では、来週がマーチブレイク= "Spring Break"で、つまり春休みってことで、子供たちは今日、金曜日から学校が休みに入り、計10日間での連休に突入。

来週一週間、毎日どうやって過ごそう???

取り敢えず、(家族旅行とか)何も予定が無い。。。


2 件のコメント:

yana さんのコメント...

新しい土地で戸惑ったこと・・・・
時間がたつと懐かしい思い出になりますよね。
先日の返品天国で思い出しましたが、
転勤して間もなくターゲットで買った小さな電気製品だったと思いますが調子が悪く、返品できるかな?どうしようどうしよう・・・なんて説明しようか?とすごく悩んで持っていったら、ちゃんと返品カウンターがあり、何も聞かずにそこ置いてといって、すぐ返金してくれて拍子抜けしました。
主人とアメリカはそれだけ不良品が多いということだねと・・・納得しましたが。

せっかくのお休み、少し暖かくなるといいですね。

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

本当に何事も経験だなぁ〜と思いますね。
その時には大変だったり嫌だったりする事も、過ぎてしまえばどうと言う程の問題("big deal")でなかった事に気付くことも度々。(笑

返品は、本当に気軽ですよね。
確かに不良品も多いですが、サイズ違いとか、気紛れとか、やっぱりもう要らなくなったとか、特に理由なくも返品できますし。(笑

昔、日本で、都内の無印良品で買ったカーテンを返品するのに、手間取った記憶が蘇りました。
日本ではまだ返品が異例なのかな?なんて。

ようやく気温も春らしく(氷点下じゃなく)なって来ました!