2013年2月24日日曜日

未来型地球家族

今週末は何も予定が無く、のんびりと過ごしてる。

昨日は相変わらず冬のお天気で、雪が一日じゅう降ってたし。

普段はシャワーで済ませても、週末はお風呂にゆっくり浸かるので、この間、日本からのお土産に頂いた入浴剤を使ったら、浴室に懐かしい檜の香りが一杯に広がって、何とも言えず心地良くリラックスしたバスタイムを愉しむことが出来て、おまけに心無しかお肌もつるつる+すべすべになった気がしてちょっと感動した。



金曜日、学校が(またまたPED dayで)お休みだった子供たち。

Kaitoは選択科目の「Computer Arts」の授業で短編での映画制作みたいな課題があり、5〜6人のチームを組んで仕上げなければならず、それがなかなか捗ってなかったんだけど、メンバーが皆ようやく重い腰をあげて一緒に集まって撮影することになり、Kaitoの脚本によってうちの近くの雑木林を撮影ロケーションに設定していることもあり、金曜日の午後、うちに15歳の男子が集結。

普段、話には聞いているものの、実際に対面するのは初めてだったりする十代の男の子たち(Tony, Connor, Robert, Brandonの4人)が集団で訪ねて来たので私は正直、どう対応してのいいのか?内心、ちょっとビビった。

だって皆もう「子供」と言うには既に大人びて、人格も立派に出来上がりつつあり、身長や体格は勿論、私よりもデカくて迫力があるし。

とは言え、話してみれば気さくに素直で飾り無く、やっぱりまだ子供ならではの未熟なカワイさもあったりして、オバさんはほっとしつつ、Erikaも違和感無く会話に加わり(映画の特殊メイクとして Robertをゾンビに仕上げ)私は賄いのオバさんよろしく、定番の自家製ピザにチップスやソーダ、外から帰った後にはマシュマロ入りのホットチョコレートなどをふるまった。

いずれにしろ、こうしてたまに他所の子供たちに関わることで、彼等自身との交流は勿論だけど、彼等をそれぞれ一人の社会人として形成するのに多大に影響している彼等の家庭事情みたいなものに触れられる事も、とても興味深い。

おまけに、彼等を送迎する保護者たちとも実際に対面してみたり出来ると、更に面白く(まぁ具体的に書くとキリが無いのではあるけれど、容姿や性格、社交性とか、「親同士」としての態度や交流の仕方などなど)、改めて、国際色豊かな背景を持った様々な価値観の人々から成る社会に暮らしている、多民族の移民国家ならではの現実を実感させられる。

ま、同時に私自身、「アニメ」や「漫画」、「手先が器用」で「何故か異様に数学に強い」云々のステレオタイプを背負う「日本人ママの代表」として、色々と偏見や先入観を持った目で見られ、判断されてるんだろうなってのは感じつつ。



世界の「地球化」は今後もどんどん進むんだろうし、異人種や異文化に対する偏見の無い環境に育つ子供たちは、昔、「日本で見掛けるガイジンは全部アメリカ人」と思ってた田舎の子供だった私から見ると、素晴らしく羨ましいと思う。



米国で単身赴任中の Davidとは、寧ろ一緒に住んでいる時よりもメールでの「会話」が多い分、内容が濃かったり深かったりするのは皮肉な "bonus"みたいだったりするんだけど。

彼の知り合いで現在、システム・エンジニアとしてアフリカのコンゴで仕事に従事してるらしい人の会話の一節として、「今の時代の地球化した経済世界に於いて、一ヶ所に定住して毎晩、自宅に帰れる環境でプロフェッショナルな職業を目指すのは非現実的に近いことなのかも」ってのがあって衝撃を受けた。

あぁ確かにそうなのかも知れない、って実感を伴いながら。

2013年から今後、もはや「サザエさん」とか「ちびまる子ちゃん」とかみたいに、家にいつもお父さんとお母さんが揃って、子供たちと一緒に食卓を囲み、、、ってのはいずれ絶滅の危機を迎える家族形態なのかも知れないなぁ、なんて。



私もそろそろ日本国籍を手放して、カナダ国籍に切り替えてしまおうかな、、、などと漠然と考えながら、「なんちゃって日本人」でも「なんちゃってカナダ人」でもない、中途半端な自分に決別した100%カナダ人になった上で地球人を目指そうかな、、、なんて相変わらず悶々と試行錯誤。


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