2016年5月12日木曜日

プロムのドレス

事実上、Kaitoは今学期の授業が全て終了し、カレッジの夏休みに突入。

ビザの関係でアルバイトが出来ないとは言え、家に籠ってヒマさせておくのもシャクなので、家の庭仕事に駆り出し、花壇作りの為に土を耕して貰った。

期間限定で借りてる家だから、庭造りにも制限を感じて、思い通りのガーデニングが出来ない葛藤を感じつつ、取り敢えず殺風景なガレージ脇の花壇にホスタを移植。

裏庭から掘り起こした余剰のホスタ3種をアレンジして植え込み、真新しい mulch/マルチで覆っただけで、見違えたように「乾燥して所々に雑草が生えてる見放された花壇」から「手入れされてる庭」へと変化を遂げたのが劇的なくらい。

自分の中で無理矢理に押さえつけられてた庭仕事への欲求に火が点いた、、、かも。

敷地内に数カ所、手を加えることが出来る「放置されたスポット」があるので、今季は少しずつ手を入れて小さな「私の庭」に変身させてみたい気がしてる。


Erikaはまだ高校の夏休み突入までに1ヶ月あるものの、ケベック州の教育システムでの年度はアメリカと異なり、カナダで同級生だった彼女の友人たちは皆、この6月に高校を卒業する予定。

高校の卒業と言えば勿論プロム(正装での卒業ダンス・パーティ)は付きもので、どんなドレスで出掛けるか?とか、リムジンを手配するとか、そういった楽しい話題で盛り上がってる様子に興味津々な Erika。

少し前から夏休みの計画について色んな可能性を話してた延長で、選択肢の中にあった「カナダに行く」と言うのが、プロムの話題に刺激された Erikaの中で急速に膨らんだみたいで、現実のものとなりそう。

17歳の彼女にとって生まれて初めての一人旅であり飛行機での「海外旅行」!

6月初旬、夏休みに入ったらカナダへ行って、まずは彼女の叔母:ジェンのモントリオールのアパートに滞在して、その後、郊外の祖父母の家で滞在する予定。

現地ではプロムに飛び入り参加して、元の同級生たちをビックリさせる計画。

当然、プロムに着て行くドレスが必要になり、お得意の『Good Will』へ "hunting"に行き、淡いサーモンピンクのドレスを9ドル(!)で購入。

サイズ的な問題はデザインを手直しして解決するつもりで♪

*9ドル也のドレス*


最初に居候させて貰う予定のジェンは、劇場用の衣装を担当した経験もあるプロだから、Erikaのドレスも彼女の体型に合わせて直して貰い、カナダのプロムで着た後はアメリカに持ち帰って今度は来年、自分の卒業プロムで再び活躍させるらしい。

「可愛い子には旅をさせよ」とは昔から言われる事ではあるけれど、まさか自分が自分の子に旅をさせる時期が来る実感も心構えも無かったから変な感じ。

Erikaは私に連れられて何度も日本へ渡航して飛行機の乗り換えも体験してるし、家族旅行で別の国に行った経験もあるから、単独とは言え飛行機に乗る抵抗感はさほど無いみたいで。

国境を越えるセキュリティや税関のチェックがあるとは言え、カナダ人の彼女がカナダへ旅する訳だし、当然、言語での問題がある訳でも無いけど。

だからまぁ、母親である私にとっては、子供を「サマーキャンプ」に送り出すって感じの心境。

実際、サマーキャンプに子供を送り込んだ経験も無いので飽くまでも想像ではあるんだけど、北米の夏休みは2ヶ月以上もあって長いから、多くの家庭で子供たちをキャンプに送るんだけど、色んな団体が運営するキャンプでは様々な楽しいアクティビティが連日でスケジュールされていて、親元を離れての団体行動を体験する事で、ひと回り大人になって帰って来る、、、ってのが定説、かな。

自分の家と言う "comfort zone/コンフォート・ゾーン"から離れて、色んな体験を通して視野を広げたり、今後の人生に何かしらのインパクトを与えるような、想い出に残る旅になるんだろうな、と漠然と期待している。


合間に Davidは Las Vegasへの小旅行があったり、自転車でミシシッピ川に沿って走り連日キャンピングする1週間のツアーへの参加があったり。

なので夏の家族旅行ってのは特に無いだろうって感じの今季。

来年の夏は日本へ行きたいね♪なんて、 Erikaと私は密かに「母娘二人旅行」を楽しみに計画してたりするんだけど、果たしてどうなることやらの未定。


夏がやって来る解放感のワクワクと、子供たちが毎日うちに居てグータラする重たい空気感への憂鬱さと、入り交じった複雑な心境。


8 件のコメント:

まゆみ さんのコメント...

お~!!花壇作りに火がついたかしらん!?

なかなかずっとそこに住むわけでないとなると、本格的に花壇を作る気にはなれないの分かりますよ。

でも、助っ人もいて、ホスタも無事植え替えられて、涼やかな雰囲気が出ますね♪

こちらは、もう夏日26℃ほどあり、今日も庭仕事にはもう蚊が出てきてひぃ~~~って感じです。
6月以降をほったらかしのジャングルにしないために、今年は秋にも咲く薔薇を多く購入して植え付けたので頑張らねば
です(笑


娘さんのドレス、素敵な色。きっとお似合いでしょうね~。カナダへの一人旅、友人や親戚の皆さんとの再会。
きっと一回りも二回りも成長して帰ってこられることでしょう。

日本への母娘2人旅、実現するといいですね(*^-^*)

yana さんのコメント...

暖かくなると、やっぱり庭いじりしたくなるのですね。
私は今日、2度目の芝刈りをしてすっきりしました。

御嬢さんのドレス9ドルとは・・・・
家の娘もビックリするほどお安い洋服良く買ってきます。
若ければ何でも着こなしちゃうのよね。
それにしてもこれって価格破壊?

女の子の方が計画的で結構しっかりしているのよね。
御嬢さんきっと収穫の多い夏休みになることでしょう。

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん♪

暖かくなるのは嬉しいですが、確かに!「蚊」の存在がありましたねっ。すっかり忘れてましたが。(笑
私は腰に下げるタイプの蚊取り線香を愛用しますが、効果的な気がしてます。
庭が「ジャングル」状態ってのも懐かしい響きです。
以前の家では時々、裏庭がそんな感じでしたので。
持ち家でも借り家でも、それぞれに一長一短あるのを実感してます。

ドレスは若い女の子に似合うプリンセス・カラーって感じで、着られるのは羨ましく思います。(笑

日本へは数年行ってないので、行けたらいいな〜とは思いつつ、遠くも感じてます。
義理の母と二人で日本を観光して廻って楽しかったので、女同士の旅行はやっぱり密度が濃く楽しめて良いかな、なんて。
可能性を想像しながらお金を貯めるのは励みになるし楽しみです。(笑


Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

芝刈りの季節ですよね〜。
こちらも週に一度の芝刈りが必要な時期を迎えてます。
とは言え、借りてる家なので、マネージメント会社が刈ってくれるのは良しとして、不定期で来るのでアテにならず今はちょうど草ぼーぼー状態で嫌になります。

スミマセン、説明を省略しました。
『Good Will』はあちこちにあるリサイクル・ショップなのです。
割りと程度の良い掘り出し物が何かしら見つかる店なので、ハロウィンの仮装などを探すのにピッタリの場所で。
カナダには、、、あったような気もするけど、どうだったか不確かです。
勿論、似たような別の店はありましたが。

本当に、息子と娘と、性質も行動も全く異なっていて面白いです。
息子は欲がなくお金も必要ないみたいで。
娘はファッションや化粧品に多少のお金を使いつつも、コツコツと貯めて銀行にまとまった預金をしてたり。
私は貯金が苦手なので、凄いなー、なんて感心してたり。(笑

yana さんのコメント...

なるほどリサイクルですか。納得しました。

日本にもリサイクルの習慣がもう少し根付けばいいのにとおもいますよ。
捨てるのはもったいないしと、古い物がどんどんたまって・・・・
誰かが使ってくれれば処分しやすいのですけどね。

Mutsuko さんのコメント...

かーわーいー。

色もデザインも素敵なドレスですね、しかもそのお値段お得。
しかしエリカちゃんついこの間はこちらで言う小学2年とか3年生だったのに・・・・

もうプロムのドレスを用意する年齢なのか~~とまた勝手におばさんの気持ち。
私の姪も成人式の着物用意する年齢になり結婚式を想像しただけで泣ける今日この頃です。


女の子は色々着飾る機会も多いので目に楽しいし一緒にキャッキャッ出来るのは楽しいですよね~~。
ドレス姿のエリカちゃん素敵なんだろうな~~。うっとり(〃艸〃)

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

日本は独特の文化がありますからね〜。
それでも最近はフリーマーケット人気などもあり、かなり人々の価値観にも変化が出た印象だったのですが。
北米ではガレージセールで売る方法の他に、寄附することが出来る先が豊富にありますから、(まだ使える)物を捨てると言う感覚はゼロに等しいですね。
それでもゴミの量は多いみたいで、使い捨て文化の歴史は根強いみたいですが。


Mayumi さんのコメント...

Mutsukoさん♪

ほんと、子供の成長は早いですよねー。
特に知り合いとか親戚の家の子供たちは、毎日顔を合わせないだけに、もっと早く成長する気がします。(笑
さすがにこちらも歳を取る訳ですよねぇ〜〜〜。

成人式! それは大きな晴れの舞台って感じですね。
やっぱり女の子は振り袖なのかしら。
ふと、Erikaにも着せてみたい衝動に駆られました!(笑

若いとどんなものでも着ることが可能で羨ましいです。
年齢制限だけでなく、体型とか、でも、、、。あ”ぁ〜。