2010年4月23日金曜日

渇望

たこ焼きや、焼きそば、それにお好み焼きの”ソース味”って、海外に暮らす日本人が時々、渇望する味かと思う。(少なくとも私の場合)

昔、姉が下北沢に住んでた頃、駅の近くに『かどまえ』という名の広島風お好み焼きの店があって、そこで初めて出逢った「おたふくソース」は、当時の私にとってかなり印象的だった。

今はモントリオール市街の韓国食材店ですら「おたふくソース」を置いてるのだから、物流の国際化は本当に有り難いものだと思う。(ついでに、冷凍の「おかめ納豆」だって手に入るし)

さすがに自宅でたこ焼きは作らないけれど、忘れた頃にお好み焼きを作って独り孤独に食べるのが密かな愉しみだったり。(私以外の家族は、お好み焼きが好きじゃないので)

家族と食の好みが違うのは面倒だったりもするけれど、でも、平日の昼間、自分だけの為にご飯を炊いて、誰にも邪魔されることなく、炊きたてのご飯に納豆やキムチや、醤油を掛けた目玉焼きなどを密かに食べる快楽と言ったら! 

SPAに行ってアロマ・マッサージ等を受ける快楽に比べたら、断然、安くて手軽なものである。

自分独りだったら、誰に文句を言われることもなく「おたふくソース」だって必要以上にたっぷり掛けることが出来るし、あれやこれや組み合わせを無視した自分の好きな具材を何だって投入することが出来るし。

私の”昼下がりの快楽”には、まるでSexyが無い。。。

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