2016年6月29日水曜日

日曜の早起き+Wayzata

単身カナダに帰省している Erikaは、モントリオール市街の Davidの妹:ジェンのアパートから、郊外にある Davidの両親の家に移動。

彼等と食事に出掛けた際、わざと遠回りして Erikaの通った小学校の前や、私たちが以前、アメリカに引っ越して来るまで10年近く暮らした家の前を車で通り過ぎたんだそうで。

「庭に植えられてたまだ小さかった木が大きくなってた」

とか

「バルコニーに男の人がいたから、誰かが住んでるみたい」

とか

「花壇は以前ほどに綺麗じゃなかった」

とか

Erikaからのメールに懐かしい家の光景を思い出してちょっと感傷的になった。

私が知っている日本の田舎の習慣みたいに「家を買ったら一生そこで暮らす」のと違って、北米では家の売買が頻繁に行われるし、人々の転居も激しいから、自分がかつて住んだことのある家に多少の愛着を抱いて懐かしく思い出すって場面は、誰にとっても少なからずあるんだろうと思う。

特に私たちのカナダの家は、うちの子供たちの人生にとって、その半分以上を過ごした場所でもあるし、彼等の印象に根強いと思う。

私たちが今、借りて住んでいるこの家で幼少期を過ごした元の持ち主の息子さんも、成人した後でこの家を買って一時期所有していたらしいし。

仕事やその他諸々の条件が揃えば、自分が子供時代に両親と暮らした家を買って、再びそこで想い出に浸りながら暮らす人もいるのかと思うと興味深い。

Kaitoと Erikaに冗談で

「いつかカナダに戻るんだったら、あの家を買って住めば?」

なんて笑うけれど、多分、ケベック州で再び暮らす可能性は低い。



日曜日は Davidと二人で Wayzata/ワイザッタと言う町に行った。

毎年恒例でこの時期に、道路を閉鎖して手工芸術品を展示販売するイベントが開催されて、Davidの知り合いも出店してることもあり、眼の保養も兼ねて。

油絵や水彩画、木工品、ガラス細工、宝飾品その他、見て歩くだけで楽しい。

私は目に付いた花のデザインの "Bird Feeder/バード・フィーダー"を購入。


メタル素材に色付けされた発色の良さに惹かれたから。

あとはバード・フィーダーの機能としてのデザインも気に入ったし。
(上部の蓋の開閉、底に水はけ用の小さな穴がある、など)

まぁ、バード・フィーダーを探してた、、、と言う訳では無いんだけど。

これを抱えて歩いていたら、多くの人の目に留ったらしく声を掛けられた。

一人の年配の女性は、よっぽどこれが気に入ったらしく同じものが欲しかった様子で「何処で買ったか?」訊くので、教えつつも「残念だけどこれが最後の一つだった」と説明したんだけど、暫くして再び私を見つけると「見つけられなかった」と無念そうに言った。

(だから最後の一つだったって言ったじゃん。。。)と心の中で呟いたけど。

「ねぇ、アナタ、これを私に売ってくれない?」と言うので驚いた。

「ゴメンなさい」と言って譲らなかったけれど。

自分の「物に対する執着」には時々、自己嫌悪を感じるんだけど、こうして、私と同等、またはそれ以上に執着心の強い人の存在を確認して何気に安堵。



あとは、これまた探してた訳でもないカジュアルな指輪を二つ購入。


大好きなターコイズを施したシンプルで簡素なデザイン。

基本的に、バンド部分が閉じてないサイズ調整可能な指輪は好きではないんだけど、今回のは安価だったし例外って感じで。

*左手には湖が広がってる*


*イベントの入り口付近:雲一つない晴天*


いつもは恒例で気に入りのイタリア系ステーキレストランに寄って軽いランチを食べるんだけど、この日はパーティの予約が入り貸し切りの看板が出てた。

なので家の近くまで戻ってファミリーレストランでブランチ。


今月限定での「苺のクリームチーズ・パイ」を買って帰り Kaitoと3人で食べた。


大きいから3回くらいは楽しめそう。。。♪



おまけの話

土曜日に裏庭にテントを張って、ハンモックを設置した David。


「今夜は試験的に外のハンモックで寝て見る」

ってので、Trixieを伴って初めて裏庭での就寝、、、なのはいいけれど、その計画を Kaitoに知らせるのを忘れたらしく、何も知らない Kaitoはいつもように裏庭へのドアをチェックして「鍵をかけて」寝てしまった。

だから私は日曜日の早朝まだ6時前に、寝室の窓ガラスを外から叩く音で起こされ。

「Kaitoに閉め出された。 トイレに行かなくちゃ。 鍵を開けて。 お願い。」

そんな感じで。

やれやれ。。。


この出来事をたまたま友人とのメールで

「夕べ Davidは外のハンモックで寝た。。。」

と書きながら、ふと気がついて

「夫婦喧嘩した訳じゃないけどね!」

と書き足した、ってのは余談で。





2 件のコメント:

yana さんのコメント...

ま~なんて素敵なバードフイーダーでしょう!!
色も形もすごくいいですね。わたしもほしいわ~
素敵なものが手に入ると運命的なものを感じますよね!!

かわいいことりがきたらいいですね。
フイラのお家にカーデイナルが来たときは感激しましたが
鳥の餌はほとんどリスがを食べてしまいました。

湖に澄み切った青空・・・気持ち良い季節なのですね。
横浜は梅雨空が続いていますがそんなに雨が降るわけでもなく
梅雨明けの猛暑を考えればまだいいかなと思っています。

ご主人さまお庭での寝心地はいかがだったでしょうか?
夜は寒いのでは?
まさかロックアウトされるとはね~

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

うふふ。
色んな形やデザインのものが多々ある中、割りとありそうで無かった気がする花の形のバードフィーダーでした♪
色合いがとっても綺麗だし、しかも最後の一つだったんですよね〜。
なのでやっぱり買ってしまいますよねぇ〜。(笑

そうなんですよね、リスは喰い意地が張ってますから。
多分、フェンスや樹からジャンプする事が出来ないよう、庭の真ん中辺りに、冬が来る前頃に設置したいかな、と考えてます。

本当に空の青も樹々の緑も綺麗で目に眩しく、とても爽快で幸せな季節です。
あぁ〜もう、この時期が大好きっ!って、誰に会っても何度でも口癖のように叫んでます。(笑

日本は梅雨があるし、湿度が高いし、厳しい夏だったりする現実がありますよね。

庭での寝心地は、ちょっと肌寒い感じでもフランネルのシーツで十分だったらしいです。
あとは環境の音に慣れるのに時間がちょっとだけ掛かったとか。
それ以外では、割りと快適に眠れたようです。