2013年10月11日金曜日

カメラ2号

あっと言う間にまた週末。

朝の気温も5℃以下とぐっと寒くなり霜がおりる勢い。

Thanksgivingの週末と言うこともあり、Davidがミネアポリスから1週間余りの予定で帰って来るし、都合のいいことに私の受講している H+R Blockのコースも来週はお休み。

しっかり課題は出されたので、引き続きの「受験生みたい」な新鮮なノリでの脳みそエクササイズは続くんだけど。

勉強する自分、ってのが快感で何だか楽しいのよね、これが。


取り敢えず、明日は Davidと久々に映画デートでも、って思ってるのは、ずっと使わずに持っていた映画のタダ券の有効期限が明日までだからって単純な利用で。

観る予定なのは多分『Gravity』かな。


そして日曜日は Davidの実家にて Thanksgivingの夕食。

私の担当は「パンプキン・チーズケーキ」で、それを持参予定。


1年とちょっと前に購入したカメラが不具合になり、どうしたものか、と思ってたんだけど、それは、これまで過去20年以上に渡って利用して来た「カメラ屋さん」が先月を以て閉店してしまったから。

*閉店前の最後の記念に
子供たち二人のパスポート用フォトを撮って貰って来た。*


それは大型ショッピングモールの一等地にあって、カメラの販売とか付随するサービス、フォトアルバムだとかフォトフレームの販売、あとは勿論、写真のプリントや焼き増しなどのビジネスで栄えてたんだけど。

時代の変化とテクノロジーの進歩に伴って、写真プリントは自宅コンピューターで出来るようになって、そもそもイメージをプリントする必要性も無くなって来てるし、カメラは大型の家電量販店(Best BuyとかFuture Shopとか)でも安価で買えるし、写真アルバムはそうそう必要無くなり、代わりに「スクラップ・ブッキング」が多少流行ったものの必要なイメージは自宅のプリンターで印刷出来るし、フォトフレームなんかは部屋のデコレーションとして趣味に合わせたデザインのものが IKEAや Home Senseなんかに安価で豊富に揃ってるし。

明らかにビジネス・チャンスが移行してしまった例だろう。

ついでに書くと、閉店してしまったのは今回この一店舗だけでなく、多店舗展開しているチェーン店のうち、ケベック州内の全店撤退ってことらしく、こうなるともう売り上げだけの問題でなく、ケベック州政府の政治とか規制とかに影響された市場も原因なのかも?なんて勘ぐらずにはいられない。


この話題で書くと長くなるので今回は深く掘り下げるつもりは無いけれど、州外だったり海外だったりの企業がケベック州に進出するのは大変な事らしいのは確か。

何しろフランス語系の政党がケベック州をカナダから独立させたい意向な訳で、一般にもビジネスにも、殆ど「イジメ」同様の圧力を掛けて独自の言語と文化を優先+浸透させようとやっきになってる。

長年ケベック州で生まれ育った英語系の人々でさえも、人種差別かと思うくらいに歓迎されない土地で、高い税金だけ納めさせられて見返りが無いのでは、州外に転出したくなるのも仕方の無い話で、実際、私の知り合いの中にも、人材としての能力と経済効果としてのビジネスと共に去ってしまった人は少なくない。

フランス語系の文化ならではの魅力溢れるモントリオールと言う街が大好きなのに、嫌いにさせないで欲しい、と思っている英語系の住民は多いはず。


とにかく、カメラの話に戻ると。

ケベック州内に店舗が無くなってしまった以上、仕方が無いのでオンタリオ州にある本社に電話をして、修理の依頼と手順を聞いて、それに従ってカメラを梱包、郵便で発送した。

この分だと、まぁ短く見積もっても3週間くらいはカメラが(私の)手元に無い状態が続くんだろうなぁ〜。

と思うと、居ても立ってもいられず。(ってのは大袈裟だけど)

結局、大型チェーンの家電量販店に走り、取り敢えずの安価でコンパクトなカメラを買ってしまった。。。

*これまで持ってたカメラには無い
24倍ズームって体験が私には目新しく、とっても魅力♪*


だって折しも、時は紅葉シーズンがピークを迎えようとしてるし。

こんな、一年で一番美しい時期にカメラが無いなんてあり得ないし。

そんな訳で、取り敢えずに衝動で買ってしまったお手軽カメラでズームをオモチャに、家の周辺で写真撮影を楽しんでる。

*裏庭の楓:目に眩しいほどの紅葉が綺麗ったら!*






2013年10月9日水曜日

Contact Grill

「引越しするする詐欺」状態、引き続き継続中。

今週金曜日に Thanksgivingの連休で帰って来る Davidと、更に具体的な引越しの可能性について打ち合わせる予定。

いずれにしろ、今住んでる家を売りに出すことを考慮して不要なモノの整理をしたり、それらを色んな団体に寄附したり。

ほぼ10年間に渡って居心地良くぬくぬくと快適に暮らしてしまったこの家には、いつの間にか付いてしまった私の贅肉と同様、気付いて見るとあらビックリ!要らない物が増殖したかのようにどっさり。

自分では、私は "hoarder"ではない、、、と思ってはいるんだけど。

息子には「Hoarderなんじゃない?」って言われ、

でも、娘の

「Hoarderだけど、very well "Organized" hoarderだよ」

って思い掛けない言葉にちょっとだけ弁護された感じで。

とは言え、家を売りに出せば多分「オープンハウス」も数回はすることになる可能性も高いし、出来る事ならばモデルハウスに近い状態にするのが理想。

引越しそのものにしても移動する荷物が少ないに越した事はないし。

なのでせっせとモノを減らす方向での努力を実施中〜。

と、そんな最中にな、な、なんで!?って感じではあるけれど。

努力に矛盾して、前から欲しかったアイテムを、エア・カナダのエアロプラン・マイレージのポイントを使って入手してしまった。。。


前回、欲しいと思ってウェブサイトでチェックした際には確か「クィジナート社」製だった気がするんだけど、現時点では何故か「ハミルトン・ビーチ」製で、デザイン的には今ひとつなのではあるけれど。

色々と肉や野菜のあれこれを手軽にキッチンでグリル出来るらしい。



ま、取り敢えずはホットサンドとかパニーニとか、かな。

夏の終わりと共にBBQ終了だから、ハンバーガーだとかステーキだとかを屋内でグリルする魂胆。

でもやっぱり電気だから、直火のようには行かないかな、多分。

裏庭の野菜畑で今シーズン最後の収穫。

茄子とピーマンをBBQで焼いてサンドウィッチにした。

グリルした野菜って、それだけで本当に美味しいのよね。

*BBQでグリルした野菜の自然の味わいは最高♪*


この美味しさを冬の間、電気のグリルで代用する計画で。




2013年10月7日月曜日

更年期のブルー

何だか特別な理由がある訳でもないのに
妙に気分が落ち込んでどうしようもない時ってあるよね。

今夜はちょっとそんな感じ。

どちらかと言えば楽しい一日を過ごしたのに。

愛用のカメラが機能不全で
色んな場面でそのことを忘れて写真を撮ろうとして
「あ、、、カメラ使えないじゃん今」
ってのを思い出す度、あ”ぁぁぁーーーっ!と叫びたい気分。

そのくらいに写真を撮ることが生活の一部になってて、
ブログを書くことは即ち「写真日記」って存在で。

日々の何気ないリアルを記録に残せないという歯痒さ。

どよーん、どよーーーん、どよよーーーん。

取り敢えず当分の間は「少し前の写真」日記だな。


最近の綺麗だった朝焼けの空シリーズ。

って、2枚だけだけど。


秋の空は物悲しくて切なくて

だからブルーな気分になってしまうのかな〜。

(いえ、ただの更年期障害ですから)←遠くで聞こえる

あぁ〜何だか気分が沈むなぁ〜。



2013年10月6日日曜日

Ghost Town + Nail Art

昨日はモントリオール市街でのロック・コンサート
『The Bryanstars Tours: Ghost Town 2013』
に Erikaと、彼女の親友 Erika S.の保護者として行って来た。

他にも4つのバンド

- Say We Can Fly(カナダ人ソロ)

- Oh No Fiasco(女性ヴォーカル・バンド)

- Modern Day Escape(女性ドラマー:サンドラ)

- Her Bright Skies(スウェーデンのバンド)

それぞれのパワフルなライヴと、
最後は勿論

- Ghost Town

のライヴ+アンコールでアコースティックの〆で。


VIPチケットだったのでサウンドチェックも見学でき
バンドメンバーとのお喋りや記念撮影も楽しめ
記念になるポスターやネームタッグも貰えた。

そんなこんなでライヴハウスに8時間くらい入り浸り
しかもずっと立ったままだったから老体には堪えた。


生まれて初めてのライヴ体験だった Erikaは本当に嬉しそうで
バンド・メンバーと何度もハグし合ったり
ツアーTシャツやCDやブレスレットを買ったり。

ライヴの最中にはジャンプしたり頭も振ってた。
笑顔いっぱいに。


保護者の私はステージ脇の壁際で終始、密かにライヴを楽しみ
ブライアンやバンド・メンバーから "Cool Mom"と呼ばれて
ちょっとイイ気になったりして。

有頂天になってたら持参した愛用のカメラが壊れた。

Erikaコンサートでびゅーの記念写真をいっぱい撮ろうと
予備のバッテリーは勿論、
予備のメモリーカードもこの日の為に用意したのに。

結局、昼間のうちに撮った写真180枚のみで終了。

本当に残念、無念。

(Oh No Fiascoの女性シンガーが可愛かったり、
Her Bright Skiesのベース奏者がカッコ良かったりで
すんごく写真に撮りたかったのに!)


Ghost Townが大好きなErikaは
バンドをテーマにしたネイルを前日に仕上げて、
当日はメンバーの皆に披露してた。




まずはバンド専属のアーティストに見せ
そこにヴォーカルの Kevinが加わり共に感心してくれて
呼ばれた Evanが更に気に入って。

彼(Evan)は自分の iPhoneで写真を撮ったらしく
早速バンドのブログだかツイッターだかにアップしたらしく
今日、それを見た Erikaが大興奮してた。


今はこんな風にバンドのメンバーとも
Blogとか TwitterとかFacebookとかを通じて
交流したり身近に感じたりする事が出来て
バンドとファンとの距離が近かったりするのは羨ましく、
いいなぁ〜と思う。
(私の頃の時代と比べて、、、)


久々に生で激しいロックを聴けて
ちょっとだけ若返った感じ。

とは言え、昨夜の帰宅が夜中過ぎで寝不足。

今夜は早めに寝よーっと。


2013年10月4日金曜日

シエルの指輪

*安っぽいけど意外と精巧に出来てる*


そ、その指輪は、も、もしかしてっ!?

そう。

ファントムハイヴ家の当主であり

「坊ちゃん」でもある

シエルの指輪。。。らしい。



Erikaがしてたので訊いたら

学校のアニメおたく友達に週末だけ借りたらしい。

しかもウィリアム君から、、、って。

アニメおたくの男友達かい。



そんなこんなで、

明日、土曜日はいよいよ『Ghost Town』コンサート。

体力を温存する為、今夜は早めに寝よう。。。
(と思ったら既に日付が変わってた! ゲッ)



Bryan Stars(You Tubeで人気のインタヴュアー)
とか 
Kevin(Ghost Townのシンガー)
とか
他のバンドにも会えるらしく、
早めに行ってライヴハウス前に並ぶ予定。



若いファンの子たちに囲まれて若返るかな、ワタヒ。



Quiltと言う芸術世界

今週水曜日は予定も無いし、やったー! 引き続き H+R Block の試験に向け、平日の1日を独り家に籠って静かにじっくり時間を掛けて勉強に専念出来るっ! かと思ったら、、、。

何の事はない、考えてみたら所属しているパッチワークキルト・ギルドの、月に一度の月例ミーティングの日だった。

ま、ほんの2〜3時間だし、終わったら道草せず(え?)とっとと家に帰れば十分に勉強する時間もあるはず、ってので出掛けた。

場所はいつものように Beaconsfield の Centennial Hall にて。


参加メンバーが多いので駐車場は直ぐに一杯になってしまい、第二駐車場に車をとめる事になるのはいつもの事だけど、セントローレンス川を臨む解放感いっぱいの敷地内を歩くのは苦にならないどころか、寧ろ心地良く楽しい。


ミーティングでは、Show and Tell がある度、地元の会員たちによる個性溢れる様々な作品の発表を見られるのが楽しみ。


そんな会員たちの中には、ローカル・セレブ(?)的に有名なセミプロ(?)のキルターさん達もいたりして、オリジナル作品を次々と沢山発表し、あちこちの展覧会で各賞を受賞したり、作品集を出版してたりとかなり積極的に活躍されているのには尊敬してしまう。

植物をモチーフにした繊細なデザインのアップリケが代表作の Debby Kemballさんもそんなうちの一人で、常に精力的に新しい作品に挑戦している情熱には尊敬の念と共に圧倒される。


*新作、地中海風デザインの自作を紹介するデビーさん*


そしてそして、今回はゲスト・スピーカーによるプレゼンテーションもあり、現在ニューヨークを中心に活躍されている(以前ミネソタ州はミネアポリスにも1年住んだそう!でちょっとした親近感を覚えたり)「業界では知る人ぞ知る」的に有名らしい『Pat Pauly』さんによる「Tradithin meets Contemporary」と言うテーマでのスライドショーとお喋りは、本当にコーフンするくらい衝撃的に素晴らしく楽しかったので、出掛けて行って良かったー!を心から実感。

*今回のテーマでのパットさんの代表作*




*スライドショーの後で作品を披露するパットさん:右*


知性とウィットに富んだ人間味溢れる笑顔が何とも魅力的に可愛らしくて、同時に芸術家としての情熱のオーラがいっぱいにキラキラと輝いて眩しいくらいの存在感の彼女に、魅了されつつも、一体どうやったらそんな風になれるのか?もの凄く興味が湧いてしまった。

何だろう?才能は勿論だけど、とても前向きな積極さ、とか?

人間としての賢さ、とか?

私にとって、目指してはいるけれどいつまで経っても遠い道のりにある目標みたいな感じで。

だって私ってばいつも短絡的で怠け者だから。ふへぇー。

手仕事としてのキルト以外の部分でも色々と考えさせられた出逢い。


いずれにしろ、単純に「Quilt」ってだけの世界を手法でもデザインでも超越した、「Fiber Art」であり、まさに芸術作品と言う品格。


*original design by Pat Pauly*

型にはまらない大胆な色使い、素材使い、技法使いの集大成。

*designed and created by Pat Pauly*

実際、コットンに限定せず異素材を用いたり組み合わせたり。

*Pat Pauly's original*

布を染めたり、創作過程で筆によってペイントしたり。

*Pat Pauly's art work*

まるでパステル画を思わせる鮮やかな発色だったり。

*Pat Pauly's quilts*

「うわー、こんな柄、自分じゃ絶対買わないわぁ〜」
みたいにさえ思える、
個性的でアクの強い妙チクリンなプリントのコットンもあら不思議!
要所要所での巧みな使い分けで突然活きて来るンだもん。

それこそがパッチワークであり、継ぎ接ぎの醍醐味なんだろうな。



*belong to Pat Pauly*

本当にもう、彼女独自の宇宙を創作、確立してる気がした。

*Pat Pauly's creations*

もっと自由自在に、思いのままをカタチにしていいんだ。

そんな風に力強く説得された感じで。

今、すんごーくキルトがしたい欲求に駆られてる。


2013年10月2日水曜日

オーブン始めました@今季

しっかし、毎日バタバタとしているとあっと言う間に1週間くらい直ぐに経ってしまって。

気紛れブログも書けたり書けなかったり。

引き続き H+R Blockで税金の勉強をしていて、今週はミニテストがあったりするものだから割りと真剣に夜遅くまでテキストのおさらいなんて地道にやっていると、「あたしゃ受験生か?」みたいな懐かしい錯覚しつつ、寝不足気味。

何しろ脳が老化してるし、分厚いテキストを読みながらカナダ政府とケベック州政府での確定申告のやり方をそれぞれに学ぶのはいいとして、移民である私にとっては税金システムを覚える以前に「新しい単語」とか言い回しを覚える必要性もあり、知らない意味合いの単語をその都度、辞書で調べないとイケナイ分、余計な手間が掛かる点でかなりのハンディキャップがあるのは否めない。


話は変わって。

夏の間は暑いのでオーブンを使うのは控えてるんだけど。

先週末、再びオーブン・でびゅー@今シーズン。

Kaitoの男友だち達が4人遊びにやって来て、Erikaも(女優役!)加わり計6人でショートフィルムの撮影をするってので。

Visual Artだかのクラス課題で映画撮影したのが楽しかったらしく、今回のは授業に関係なく、飽くまでも気の合う映画好きな仲間うちだけでの余暇の娯楽として、テーマは相変わらず Sci Fi とか apocalypse とか(何故か今回は zombie 無し)その傾向で。

とにかく、そんな訳で16歳の男子5人+14歳の女子(極めて少食)にランチを食べさせる賄いのオバさんはキッチンで大忙し。

季節柄チキンヌードルスープも大鍋に一つ作ったし、自家製ピザと、マフィンも2種、久々に焼いた。

*今回は2種のチョコレート・チップスの他に
クランチーなToffee bitsってのも入れて見た。
別のはブルーベリーとホワイト・チョコレート入りで*


怒涛のようにうわーっとやって来て、どわーっと食べ尽くされた。


それでもやっぱり再びオーブンで焼き物料理出来るかと思うと、何となく嬉しくほっこりした気分になる。

ま、代わりに屋外でのBBQが来春までのお役御免となるんだけど。

そういうのも季節感があっていいかな、なんて。

日毎に益々メープルの木々が色づいて息を呑む程の綺麗さ。

朝焼けや夕暮れ時の空も哀愁を帯びて綺麗だし。

確実に秋は深まって。。。

と思ったら、お隣からバシャバシャと水飛沫を上げる音。

ひぇ〜! お隣のマダム、まだ泳いでたわ。


本日の最高気温は23℃の予定で、穏やかで暖かな秋の日が続いてるモントリオール郊外。