2017年5月8日月曜日

〆は桜餅で


引き続き先週金曜日の午後の話。

ミネアポリスの美術館:MIAにて、Guillermo del Toro監督のお宅を訪問する錯覚の企画展 "At Home with Monsters"をたっぷりと贅沢に時間を掛けて楽しんだ後、外に出ると、隣の敷地に集まった若い人達が何やら音楽を演奏して、観客の数人が気持ち良さそうにリズムに合わせて踊ってる場面に出くわした。

折しも満開を少しだけ過ぎた感のクラブ・アップル・ツリーの花が散って、やさしい春の風に吹かれヒラヒラとその淡いピンク色の花びらが舞ってコンクリートの地面の上に落ちる様は、まさに日本の桜?って感じの雰囲気そのもので。

音楽と相まってちょっとした「お花見」気分?

これで焼きソバとかタコ焼きとか、片手にビールがあれば完璧だな、と。

でも当然ないし、公共の場でお酒も飲めないお国柄だからさっさと退散。

夕食時に向けお腹も空いて来たので、隣町のレストランに車で向かった。

*"yelp"で拾って来た画像*


行った先は私たちにとって初めての『たんぽぽ』と言う名のレストラン。

この間 DVDで初めて映画『タンポポ』を観て以来、本格的なスープで食べるラーメンが恋しくて、たまたま Davidが検索して見つけた "Noodle Shop"がその名もずばり『たんぽぽ』だったと言うオチで。

*"yelp"で拾って来た画像*


しかもこの店、セント・ポール市で17年間も繁盛して来たらしいのに、今月を以て閉店するらしく、だったら是非、その前に行ってみたいと思ってた矢先だった。

*"yelp"で拾って来た画像*


本格的なラーメンを食べる気満々で入ったンだけど。

何とびっくり! "Noodle Shop"の "Noodle"は蕎麦とうどんのみだった。

え”ぇ〜〜〜っ、とちょっとだけがっかり残念ではあったのだけど、蕎麦とかうどんとかならば、割りと家でもそれなりに美味しい我流のものが作って食べられるから、敢えてレストランで食べる必要性も感じられず。

それでまずは「揚げ出し豆腐」を前菜に注文し、幾つかの種類のある「定食」の中から、私は「焼き鯖」と「混ぜご飯」での定食を選んだ。

全くの余談ではあるんだけど、意外とアメリカの地に浸透してるっぽい印象の「揚げ出し豆腐」なのではあるにはあるが、何しろ英語で書くと "Age-Dashi"となり、和食に縁の無い人々は、それを "アゲ"と読まずに "エイジ"と発音し、何だかまるで "Aged/エイジド"な豆腐?って感じで、「寝かせて熟成させた、まるでチーズやワインみたいな存在感の豆腐?」な路線になりつつある誤解の危険性もあったり。

*"yelp"で見つけた「焼き鯖定食」の図*

*私が注文して実際に頂いた「焼き鯖定食」の図*
まぁほとんど一緒だけど、でもご飯が混ぜご飯になってる♪


和風の焼き魚は大好きなので、どんな魚でも大抵の場合とても美味しいと感じる。

Davidが注文した「鶏の唐揚げ定食」も味見させて貰ったので特に、バランスのいい食事内容な気がして満足度も高かった。

ま、量的には控え目なので、凄くお腹が空いてる時とか、あとは多分、体格が良く?大食な北米人にとっては物足りないんじゃない?と思わず余計な心配してしまうくらいなボリュームだった印象。

なのでデザートが食べられるお腹のスペースに余裕があった。

なので「サツマイモのクレーム・ブリュレ」を Davidと分け合って食べたんだけど、言われなければサツマイモと意識しないくらい自然な味わいで美味しかった。

そしてそして、私は目ざとくメニューの中に「桜餅」を見つけ。

実はこのところちょうど春先でもあるし、日本から桜の便りが入ったりする度、懐かしい桜餅の存在を思い出し、あの独特の風味を味わってみたい欲望に駆られてるところだったのだった。

なので「なんてこと!」「何てタイミングがいいの!」と余りのタイミングの良さに独りで心の中で小躍りしつつ、とは言え高価なので、一つだけの桜餅を「持ち帰り用」に丁寧に仰々しく包んで貰った。

Davidは和菓子が好きじゃないので、私が一人でこっそり愉しむ甘味の時間。

*桜柄の特別な器に乗せて♪*


せっかく買って貰った高価な桜餅を一晩放置して硬く不味くしても勿体ないから、家に帰って直ぐお湯を湧かして緑茶を淹れ、「むふふ♪」と有り難く頂きました。

何とも微妙な味わいの桜の葉っぱに、こしあんの甘さが何とも言えず絶妙♪

まさに「日本の春の味覚」だわね〜。


おまけの話で、『たんぽぽ』を出る頃にはテーブル待ちの客が数名、入り口付近で待ってたりしたんだけど、ドアの外に足を踏み出すと、そこには何と!フラメンコの練習をする女性が二人、楽しそうに踊ってた。

その一方では年配の男性たちが椅子を外に持ち出し並んで座り、それぞれの楽器(トランペットやサクソフォーンなど)を担当してジャズ・バンド風に音楽を奏でる練習をして、それを楽しそうに聴く人々がいたり。

これからの季節ならではの解放感が本当に楽しい気分にさせてくれて大好き。

とは言え、家に帰った後で気付いた。

何でさっさと帰って来ちゃったんだろう?

もっと立ち止まってのんびり+ゆったりとその場で生の音楽を気ままに楽しんで来れば良かったのに?と少しだけ後悔。


4 件のコメント:

yana さんのコメント...

せっかく見つかったお店なのに・・・・クローズとは残念ですね。

やはり、日本を離れていると和菓子が恋しくなりますよね。
日本はお菓子は季節を感じるものが多いですよね。
季節はさらに進み今日の私のおやつは、今年3度目の柏餅でした。
日本では特に桜のころは桜にちなんだ新しいお菓子が沢山売られていて、
美味しい桜ケーキをいただいていたら、あなたならできるんじゃないと言われ、ついその気になり
今年初めて作ってみました。
時々覗く富沢商店(あちこちのデパートに入っているお菓子の材料を取りそろえたお店)で桜の花の塩漬け
を見つけたので塩を洗って小さく刻みパウンドケーキにの材料に入れてアルミ箔をかぶせてしっとりと焼いたら
わりといい感じになりました。来年は桜の葉も少し刻んで入れてみようと思います。香りがさらに良くなりお店の味に近づく予感がします。

クリムト・・・沢山出品されたのですね。
今年は作りためた作品をさらに沢山の人に見ていただける年のようですね。
ご主人登場の機会も増えそうですね。

keiko ミランダ さんのコメント...

今や 海外で日本食を楽しめるのですね!! それもかなり本格的な定食ですね~~

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

ほんとに。
お客さんも結構入ってる様子なんですが、店主さん達の転換期みたいです。
この辺りには和風なお店が多いので個人的には問題ないですが幸い。

和菓子は独特な文化ですから
とは言え、日本化された洋菓子もまた季節感があって更に美味しかったりするんですが。(笑
柏餅、美味しそうです。
この間はおはぎ(ぼたもち)が食べたい気がしました。

桜ケーキは知りませんでした。
お友達に能力を認められてるのは嬉しいですね♪
実は私も幸運な事に桜の花の塩漬を入手してたりするので、近いうちにあんぱんでも作ろうかと思ってはいたのですが。
桜ケーキも検索してみようと思います。
さすがに桜の葉はないですが、香りの良いケーキになりそうですね!

グループの仲間からも驚かれたのですが、気付いてみたらシャドーボックスが3つも出来ていて。(笑
調子に乗って作りました。(爆
色々と楽しみでもあり、励みにもなって嬉しいです。

Mayumi さんのコメント...

keiko ミランダさん♪

20年前のカナダでは、何だか怪しい和食店しか無かったですが。(笑
同じアメリカでも多分、西海岸だと、きっともっと充実してるかとは思いますし。
たまたまこの店のオーナーの一人が日系の方のようです。
北米で、日本人が経営する本格的な和食の店が増えるのは嬉しいです♪