2016年6月20日月曜日

Crocheted Basket: Birdhouse

昨日は Davidと一緒に Erikaを空港まで見送った。

初めての単身旅行で飛行機に乗ってアメリカからカナダへ帰省する17歳の彼女の為に、税関やセキュリティ・チェックで足止めされる事がないよう、必要かも知れないと思われる書類(両親の許可証や出生届など)のコピーを用意して持たせたり。

何しろ未成年だし女の子だし夏休みに国境を越えての旅だから、彼女が家出少女の渡航でない事、両親が離婚して子供の養育権を巡って抗争中での自身の子供を略奪誘拐すると言うようなケースでは無い事、などなど実証する書類を携帯するよう奨励されているので。

渡航を許可する両親(私たち夫婦)からの手紙には公証人の署名まで貰ったし。


とにかく無事に空港まで彼女を送り届け、航空会社のカウンターでチェックイン済みのスーツケースを預け、セキュリティ・チェックに向かい、20分待ちの列に並び。

彼女が無事にクリアするまでガラス越しに遠くから見守ってた。

そんな私たちに気付く事なくさっさとゲートに向かってしまった彼女の後ろ姿を見ていたら、何とも不思議な感情が押し寄せて感傷的になってしまった。

俗に言われる "empty nest syndrome"みたいなものをちょっとだけ齧ったような。


子供たちが成長する過程で避けられない通過点なんだろうけれど、私たちはこれからまだまだ沢山の様々なイベントを体験して行くンだなぁ〜なんて、ぼんやりと実感しつつ、自分の親たちも皆、こんな風に色んな葛藤を繰り返したのかなぁ、なんて。

改めて、親子の営みはそう、まるで自然界の鳥の世界と同様なんだ、を実感。

卵を産んで孵して餌を与え飛び方を教えて。

そしてようやく巣から飛び立って行くのを見届け、自力で餌を取って新しい家庭を築いて行く事を願い、代々その繰り返し。

私は単に私の世代を担ってその役目を全うしてるだけなんだ。


そうは思っては見てもやっぱり何となく寂しくて気分が沈んだ。


なので帰りにアイスクリーム買って貰い家に帰って食べた。


夜になって Erikaから無事に届いたメールが来て安堵。

用意した書類を見せる機会は全然なかった、、、とかに失笑だけど。

親元を離れて3週間でのカナダ滞在が彼女を成長させる事と思う。

多分、彼女にとって生涯忘れる事のない夏の旅の想い出になるんだろうな。


そして私は、鳥に因んでかどうか、、、多分、全然関係ないけど、新たに作り上げた作品が "birdhouse"のバスケット。



針金で骨組みを作り、そこに毛糸でかぎ針編みしていく手法。

いつもの「行き当たりばったりデザイン」は毎度のランダムで。

たまたま編んであった水色の小鳥をアクセントに小枝も編んで設置。

全体(特に裏側)に小鳥が巣作りする為に「藁や草を集めて来た」って感じの雰囲気に、毛糸をわざと無造作な始末で仕上げてあるのがポイント。






6 件のコメント:

ミリンダ さんのコメント...

・・・・なので アイスクリームを買ってもらって食べた・・・

まゆみさんが 母親を見送り泣くのを我慢している小さな女の子がパパに アイスクリームで元気をつけてもらった・・
みたいで ホッコりして少し笑ってしまいました が・・・済みません(;^ω^) お気持ち察します

可愛い作品 
泣くのを我慢したお利巧な小さな女の子にプレゼントしてください ✌('ω')✌ フフフ

para さんのコメント...

お久しぶりです。 私も上のコメントの方と一緒でアイスクリームかい!と突っ込んでしまいました( ´艸`)
親心なんですね。私の親もそうなんだろうな・・・先日こちらに戻って来ましたが、別れの時、子供の私が高齢な両親に対して複雑な思いでした。親子逆転と言うか・・・でも留まれないもんね。
青い鳥さん、可愛いですね。今これが出来上がったのもご縁~ですね☆彡

yana さんのコメント...

ま~用意周到だこと・・・
今はセキュりテーも厳しいので
用心に越したことはありませんものね。

娘が大学時代の春休みに友達とオーストラリアに行き、帰ってからすぐ、今度はアメリカの当時のボーイフレンドに会いに行き、ついでにカナダの友達にも会おうと思ってトロントに行ったら入国審査でひっかかり、麻薬密売人と思われたらしく一時間以上も拘束されてねほりはほり聞かれてまいったといってました。一か月の間に3カ国も行ったらそれは疑われますよね。息子は、お前の人相が悪かったからだとからかっていましたけど。

私は、子供が小学校のころから子供2人(時には1人)飛行機に乗せて実家に遊びに行かせてたのでわりと平気です。兄が空港まで迎えに来てくれて、自分の子供と一緒にスキーに連れて行ってくれたり、海に連れて行ってくれたりしてたので・・・・せいせいしたりして・・・薄情な親ですね。

巣箱のバックすごくかわいいわ~
何だか木にかけてみたくなります。

Mayumi さんのコメント...

keiko ミランダさん♪

あはっ。ちょっと立場が逆転な感じですかね。(笑

北米では、特に夏場は、アイスクリームの存在感は日本よりも大きいような気がしてます。
デザートとして主役になったり。
日本だと脇役か、ちょっとした「おやつ」とか「駄菓子」と同等のランクかと思うんですけれど。
なので割りと気分が落ち込んだ時のソウルフード的に、、、ハッピーになる食べ物なのかも知れませんね。

いずれにしろ、世間のお母様方は凄いなぁ〜と再確認させられます。
私は、余り母親としての資質とか自覚とかが無いのも同時に実感させられたり。(笑

Mayumi さんのコメント...

paraさん♪

わはは。意外なつっこみどころでした。。。(笑

日本へ帰省されてたのですよね〜。
なかなか複雑な想いですよね、自分たちの両親が老いて、でも遠く離れて暮らしていると。
切なかったり歯痒かったり、色々と。
私も帰省の度、「これが、この世で対面できる最後かも」みたいな覚悟をするんですが。
まぁ仕方が無いですよね、どんなにもがいても、こればっかりは。

帰省されて一緒の時間を過ごすことが出来たのは良かったですね♪
私も来年の夏に、、、なんて考えていますがどうなることやら。




Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

アメリカは格段、セキュリティが厳しい印象ですね。
特に私たちはアメリカ人でないので、客観的に見えるのもあるかも知れませんが。
まぁ転ばぬ先の杖、、、的な。備えあれば憂い無し、ですしね。(笑

娘の場合はカナダ国籍なので、カナダへ入国するよりも、アメリカへ帰って来る際の入国審査の方が厳しいかな?なんて想像します。

お嬢さま、活動的だったのですね〜お若い頃から。
そして、やはりそんな体験もされたのですねぇ〜。
渡航のパターンとかタイミングとか、審査官によって、など兼ね合いの要素はあるのでしょうけれど。
それにしても、「人相」って!(笑

確かに国内でも長距離だと飛行機の旅だったりするのですね!
日本国内で飛行機に乗った経験が無かったので、余りその発想がありませんでしたが、個人的には。
飛行機に乗り馴れたり、親元を離れて過ごす事に慣れたり、そういうのは有意義な体験でしょうね、将来にとっての。
私自身も母親としての自覚が低いんですが、時々、思い掛けない母性を発揮したりして、本人が驚かされてます。(笑

次回は、家の中に「樹」を作って見たい欲求に駆られてます!(笑
(そしたら沢山の巣箱や鳥や花で飾れるし!ってので)