2016年1月12日火曜日

家のはなし

今日は第二週の火曜日だから、私は久し振りに White Bear Lakeのラグ・フッキングのミーティングに出掛けるつもりだった。

家には車が一台しかないから、私が外出する際には、まず Davidを彼の仕事場まで送るのが手順で、だから割りと早めに家を出るんだけど。

今朝はとても寒くて、気温が氷点下20℃くらいしかなく。

それでも、ガレージが家屋に接続してるし、ガレージのドアはリモコンで自動開閉だし、ガレージにはキッチン脇のドアから直接行けるので、外気に触れることなく車に乗り込めるから、寒さは余り気にならないから助かる。

と、ところが!

今朝はキッチン脇のガレージへのドアが不具合で開かず。

じゃあ、ちょっと寒いけど、玄関から外に出てガレージのドアを開けて車に乗り込めばいいじゃん?とか思ったものの、ガレージドアを開閉するスイッチは2ヶ所、ガレージ内に設置されているし、肝心のリモコンは当然、車の中だし、そして当然、車はガレージの中だし。。。

ってので、途方に暮れて家の管理会社に連絡し、古くなったドアノブを交換してくれる人に速攻で来て貰う事が出来て助かった。

何しろ、この家は "Mid Century Modern"と呼ばれる建築のカテゴリーに入るくらいだから、およそ築70年前後で、だからドアノブも当初からの建具だとすれば、いよいよ古くなって機能しないのも無理はないって話で。

古い家ならではの個性とか雰囲気は魅力なので住むのは楽しいけれど、実際に所有して管理するとなると、かなりの維持費や修繕費が掛かるのは目に見えているので、暮らすのと所有するのとは全く別の事であり、だからある程度の期間限定で借りて暮らすのは本当に気ままで負担も無くてラクだなぁ〜と思う。

どんなに気に入って好きな家でも、買って暮らすには不向きな場合はあるし、それは車とか、極論で結婚する相手とかも同様かと思う。

あと数年はこの家で暮らしたい思いつつ、次回、この土地で家を買う時が来たら、果たして、どんな家を探すことになるんだろう?なんて漠然と考える。

その頃、子供たちが二人とも独立して家を出たとすれば、当然、残るのは Davidと私の二人きりだから、多分もう、そんなに大きな家は必要ないだろうし。

たまたま何の意味もなく、昔、暮らしたオンタリオ州(カナダ)の家を懐かしくグーグル・マップのストリート・ヴューで眺めたら、見覚えのある通りや家の風景に昔の記憶が蘇ったり、家の周りに新しくフェンスが出来ていたりするのを見るのは妙な感じだったり、自分がペンキを塗ったドアの色がそのままだったりするのを確認するのは微妙に嬉しくて、今となっては、まるで関係ないはずの見ず知らずの他人が住む家なのに、自分がそこで時間を刻んだ事実の形跡みたいなものを見つけて、それに安堵するのは不思議な感覚。

偶然 Erikaが「なにしてるの?」とやって来たので、コンピューターの画像を見せて説明しながら、「この家、覚えてる?」とか、そう言う話になり。

ちょっとだけ懐かしい家族の昔話をしたり。

「ついでにケベック州(カナダ)の家も見てみたら」と Erikaに言われて何の気なしに同様のグーグル・マップで懐かしい過去の我が家を訪問してびっくり。

家の庭に「売り家」の看板が立ってた。

私たちが10年近く住んで、内装工事をして、売りに出して、アメリカに引っ越して、売れて、、、から、まだ、ほんの2年くらいなんだけど。

私たちから家を買った人たちに直接会う機会は無かったけれど、10歳以下のお子さんが二人いるフランス語系の若いご夫婦だったと言うことは、私たちの代理で署名に出向いてくれた義理の母から聞いて知っていた。

せっかく購入した持ち家を僅か1〜2年で売りに出すことになった理由が果たして何なのか?私たちには一切、関係のない事だとは勿論、理解しつつも、でもやっぱり何となく気になる。。。

転職とか転勤とか、或は離婚とか、可能性は色々とあるだろうけれど、とにかく北米では本当に頻繁に家を売り買いするんだって現実。

「万が一、Daddyが失業してカナダに引っ越すことになったら、もう一度、あの家を買って住むってのはどう?」とか言う Erika。

オイっ!

縁起でもない冗談は止めて。。。

ってか、もしカナダに再び住むことになったとして、でもケベック州だけは選択肢に無いような気がしてる。

色んな理由で。

たまに遊びに行くのは勿論、楽しいけれど!

でも実際にそこで暮らすのはやっぱり違うから。


そして話題にはまるで関係なく。


意外なところ(世界中からの家具や用品雑貨を扱う『World Market』と言う店)で初めて目にした「チョコバナナ味のグリコ・ポッキー」を思わず買ってしまった。

日本では売れてるのかなー?とか思いながら、未だ試してみてないケド。

割りと日本のものが身近で売られてる現場を見掛けるミネソタと言う興味深い場所。




6 件のコメント:

Mutsuko さんのコメント...

あらポッキー、しかもチョコバナナ??
アメリカ限定なのかしらん?
日本では見ていないような・・・・?

今度スーパーでじっくり見て来ます。
なんせ雪深い冬なので最近のお買い物は
生協の宅配で済ませてて新発売に疎い私です。

しかしマイナス20度の世界は外に出るのも
億劫ですよね、私の故郷が鳥も凍死する寒さ
だったのですごーく分かります。

こちらはまだマイナス5~12ぐらいなので
日中は余裕です、くれぐれもお身体気をつけて下さいね


しかしお家事情はやはり日本とは随分違いますよね。
昔から比べたら日本も住み替えで売り買いしてあちこち
ポンポン転居する人も出て来てますが都会は値段も凄い
からなかなか難しいですが・・・・

我が家には都会は夢ーっ笑

そうそう古いお家って惹かれますが手入れを考えると
なかなか難しいですよね、寒い地域は特に大変だし
私も古民家暮らしに憧れはあり自分達でリノベしながら
なんて思う事もありますが寒さ対策で心が折れました、笑


住んで居た場所ってなんとなく気になりますよね~~
私もたまにググってみたりします。

ちょっと風景が変わると切ないような何とも言えない
気持ちになったりしながら過去より今がやはり良いと
思ったりプチタイムトラベラーなひと時楽しんでます。

ドラえもんが居たらもっと楽しめるのに~~。

yana さんのコメント...

お久しぶりです。
いよいよ世界中例年の気候に戻ったみたいですね。
娘も寒くなったけど丸々一カ月くらい得した気分。だんだん日も長くなるから
今年は鬱にならなくて済みそうだと言ってました。

グーグル・・・・アメリカの三か所のお家、まだあるあると嬉しかったり安心したり。
ケベックのお家、もう売りに出ているとはショックですね。ほんと、何があったのでしょう。
そうそう、娘がママが運転する車が駅近くに写っているというので見て大笑いをしたことがあります。
もう更新されましたけど。

私は秋田から帰って、翌日から主人がラスベガスの電気ショーにでかけたので
食事はお正月前に留守中に食べるよう置いて行ったものの残りを整理して
お買い物も行かず、出かけたらついでに外食したりして・・・・
楽しい時を過ごしました。
鎌倉にお参りに行ったついでに、江の島にも足をのばし(橋の手前に行ったことがありましたが
橋を渡ったのは今回が初めて)春のような陽気だったので少しかすんではいましたが富士さんも
真正面にめでることができてうれしかったです。
いつも主人と車で行くと駐車場の関係もあって、お参りコースもお食事するお店も決まってしまうので、
今回は電車でのんびり、あちこちいろんなお店をのぞいてたのしかったわ。

今日から主人も帰ってきて出勤したので、ちゃんと家事をすることにします。

まゆみ さんのコメント...

私もポッキーのチョコバナナまだ見てないような・・。チョコバナナ味って、私が見逃すはずないし・・(笑

それにしても、この極寒の季節にこういう不具合が起きて、直ぐに駆けつけてくれて良かったですが、そうでなかったらって思うと体が凍りそうですよね。

日本にとって、家を建てるとか売却するとかいうのは人生の一大事だけど、やはりお国柄が違うと全く違ってくるんですね~。以前にも転居が多いとまゆみさんが書かれてたの覚えてます。

「懐かしの我が家」・・今では出向かなくっても簡単にパソコンで見ることができるから驚きですよね。
その家に暮らした歴史と共に思い出に浸られたことでしょう。

ここ南国高知にもついに冬がやってきましたよ!でも、最高気温10度、最低気温1~2度というくらいですが・・。

暖かくして、楽しい時間をお過ごしくださいね!

Mayumi さんのコメント...

Mutsukoさん♪

見た目のインパクトに飛び付いて買ったのですが、良くパッケージを見てみたら "Product of Thailand"とありました。
何故かグリコがタイで作ってる模様です。

生協の宅配!助かりそうですよね〜。外出が困難な時とか。
生協ならではの特別な商品もありそうですし。開ける時のちょっとしたワクワク感もありそう。(笑

と、鳥も凍死するんですかっ。それは気の毒な。
今日はようやく最高気温が−1℃まで上がりそうな予報なので助かります。
外出の際に着る服装がきっと、そちらもこちらも同じような雰囲気そうですね。(笑
ほんと、お互いに暖かくして過ごしたいですね♪

やっぱり日本には日本ならではの習慣とか価値観とかありますから、それが住居や売買に対しても現れますよね。
私の年代では、家は一生に一度だけ買うものって認識があって、一度買ったら死ぬまでずっとその家で暮らす、、、みたいな。(笑
多分、最近は人々の感覚も変わって来てるのでしょうけれど、以前は、「どこの誰だか知らない人が使ったような中古品」は誰も見向きもしませんでしたが、フリーマーケットなども人気らしいですし、不景気に後押しされた消費傾向の変化がありそうですね。
中古車と同様に中古住宅の発想も浸透しつつあるのかも?
とは言え、「中古」って響きが悪いですよねぇ〜。
なんか、いかにも古くて使い古されたみたいな感じで。

Googleって、本当に凄いですよね。
まさにそれ!プチ・タイムトラベルって感じで、懐かしい場所に空間移動するみたいな。
まるで近未来の世界を実際に体現してるって感覚のテクノロジーの進化に、今の時代に生きられて良かった!みたいな。(笑
まぁ、ドラえもんには敵いませんが(笑)でも、子供時代の夢のあれこれが現実化しつつあるってのは凄いなぁ〜と、時々、思います。
こうして世界中の人と繋がる事が可能だったり。
「何処でもドア」は、次なる挑戦ですかね。(笑



Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

確かに!
今季は冬鬱になる間がないくらいな感じで、うっかりその心配さえ忘れそうなところでした。(笑
いつまで経っても暖かく、分厚いコートの出番もなく、ずっと秋が続いてるような感じで、だから上着も秋仕様のままで。
突然−20℃になったので、慌ててダウンのロングコートを引っ張り出して来ました。(笑
地球環境的には懸念されるところなのでしょうけれど、ミネソタの人々もトロントやモントリオール周辺の人々も、思い掛けない温暖な日々の恩恵に大喜びだった様子です。

yanaさんも時々、訪れるのですね〜Googleで、以前お住まいだった場所に。
何だか面白くもあり切なくもあったり複雑な「遊び」(笑)ですよね〜。
あは。確かにそういう事もありますよね。
時々、三脚の上に丸いカメラを付けたGoogleの車が走ってるのを見掛けたり。
以前、娘の友達の家の前のストリートヴューには、その友達が彼女の弟と一緒にスクールバスを待っている映像が、顔の部分だけぼかされて写り込んでてビックリしました。
妙な「現場写真」とか「証拠写真」になってしまうって事もあるんじゃないかな〜なんて思ってみたり。(笑

あら〜もうラスベガスの時期なのですね〜。何だか早いですね〜。
ご主人、元気に回復されて出席することが出来て良かったですね。
秋田ではお母さまとご一緒にのんびりと過ごされたかしらと想像します。
お正月明けの富士山は、何だか縁起も良さそうな気がしますね。
江ノ島、、、私も橋の手前まで、しかも観光バスの中から見ただけ、、、って感じです。(笑
のんびりと散策することが出来たのは良かったですね。
独りで外出すると、何かしら新しいことや発見があったりしてワクワクしますよね。
ちょっとした冒険みたいに。

1月も半ば、充実した日々でありますように!

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん♪

チョコバナナって、縁日の屋台で真っ先に買うアイテムだったりしますよね、私にとっても。(笑
気付かずに買ったのですが、良く見たらグリコが「タイ」で作ってる商品でした。
販売地域が限定されてるのかしら?
日本国内でも、関東と関西で売られる商品が違ったりするのと同様に?面白いですね。

実際、家の外で待たなくてはいけないような状態だとしたら、−20℃だと命にかかわりますよね。

現在、うちの隣の家と、斜め向かいの家も売りに出されているところだったりします。
北米では内装工事が容易だったり、家族構成の変化に合わせて "downsizing"するのも容易だったりする背景がありますね。

テクノロジーの進化での恩恵は思い掛けないところにもあったりしますよね。(笑
懐かしい場所を訪ねたり、、、逆に未知の場所を訪ねてみる事も可能だったり。
ちょっとした「どこでもドア」の疑似体験みたいな。(笑

それでも、高知での最低気温1℃とかだと、かなり寒く感じられるのかも知れませんね?
ミネソタは、明日の最高気温が−1℃くらいの予報で、ようやく暖かくなるね〜(笑)みたいな感覚ですが。

ありがとうございます。
1月の後半も楽しく過ごせますように!