2015年3月8日日曜日

春の洗車と歯の検診

今日から Daylight Saving Time、俗に言うサマー・タイムの始まり。

朝、起きた時点で既に1時間を消失してる感じの気分で時計の針を1時間進める。

少しの間、体は1時間の時差ボケってな具合。

特に Trixie(犬)の腹時計は驚く程に正確だから、いつも夕方6時になると「お腹空いたよ?」と言って、、、と言うか、私のところにやって来て、物欲しそうなつぶらな瞳で訴えるンだけど、実際には、、、今日から1時間早い夕食になるから、「あれ?ちょっと早い夕食?」って感じで戸惑うかも?

まぁ、犬なだけに、いつもお腹が空いてる気配の彼女なので問題はナイんだけど。


夏時間になった途端、気温も急に上昇して、先週はまだ−20℃とかって日もあったのに、今週はずっと10℃前後になるみたいで、30℃前後の気温差ってのも凄いなーなんて思いながらも春を感じられるのは嬉しい。


冬の間、路面は雪が積もったり溶けたりを繰り返し、車がかなり汚れるんだけど、気温が氷点下20℃とかだったりすると、さすがに洗車場も閉鎖だったりして。

だからようやく洗車する事が出来た。

車を洗う洗剤がカラフルで、マーブル状の模様が綺麗だった。




*洗車の為の洗剤に、バブルガムとか綿菓子を連想*


そして私は、アメリカに引っ越して来てから初めて予約してあった歯科検診へ。

新しい土地では、自分の気に入った美容師さんを見つけるのが大変なのと同様、腕が良くて感じのいい歯科医を探すのも簡単じゃなくて。

取り敢えず、歯列矯正も完了して虫歯の心配も殆ど無い子供たちの歯科検診とクリーニングで二つの歯科医院を体験して、どちらも今ひとつな印象だったので、今回は三つ目の歯科医院へ私が自ら実験台となる覚悟で試した。

三度目の正直、ってのがあるのかどうか、今回の歯科医院は今までで一番いい感じ。


アメリカの歯科医院は、日本と違うのは勿論、カナダとも異なっていて。

医療行為が専門毎に細分化されていて、歯科とか矯正とか口内手術とかクリニック毎に分かれていて、歯茎の専門医が歯茎専門のクリニックを持っていたり。

カナダでは、歯科医が矯正医も兼ねていたので、矯正器具が装着されて歯磨きが難しい期間、仮に虫歯になり始めたとしても一緒に処置して貰えたり、矯正の一環で永久歯を抜くような口腔外科っぽい処置も同一の担当歯科医に診て貰えたりするのは、全ての状況を把握して貰えてる安心感もあったし、支払いが一ヶ所な分、手間も掛からず便利だったんだけど。

アメリカでは歯の治療は歯科医、矯正の問題は矯正医、とハシゴしなければならないのは不慣れな分、ちょっと面倒で心もとない感じ。


あとはやっぱり、アメリカは異人種間での文化や環境の違いが大きいのを感じる。

特にアフリカ系黒人の社会的な存在感は、これまで私がカナダで感じたり直面したりする事の無かった現実で、戸惑いを感じる。

二つ目に行った歯科医院では、まさにソレを感じさせられる環境で、多分、立地的に、アメリカでは居住区が目に見えない区画線によって微妙に分けられてるのを感じるんだけど、黒人が多く住む地域は何故か自動的に低所得者層の地域、、、のように。

そんなエリアにある歯科医院なので、そこの待合室もとても象徴的に、大多数の患者さんが黒人やイスラム系と見受けられる衣類をまとった人ばかりで、そして、彼等が加入してる歯科医療保険も何だか余り充実してない印象で、受付で診察の拒否をされたり、歯が痛むらしいのに、「この保険は既に数ヶ月前に切れてますから、自費での治療費負担となります」と言われ、数百ドル(数万円)の治療費を払える見込みが無く、諦めて帰って行く人の姿があったり。

診察室も、どこか日本に似た感じで、個室ではなく、簡素なカーテンで仕切られていたり、余り「プライベート」な感じがなく、そこで働く歯科医師たち自身もインド系やアジア系と見られる移民だったりして、おまけに隣の診察台で治療を受ける患者の口腔レントゲンがまる見えで、しかもそれが、複数の歯が無かったり、金属の被せものが多数あったり、と言うものだったりもして、そんなあれやこれやの要素に、難民キャンプ内に設置されたクリニックを彷彿とするような混沌とした雰囲気を感じさせられてしまった。

それは Erikaも同様だったらしく、カナダで生まれ育った彼女にとって、ちょっとした衝撃と言うか、カルチャーショックだった模様。

そういう意味でカナダは、純粋に平和な国で、人口が少ないこともあり、民族間での差別だとか割りと感じることなく、お互いの違いを尊重し合って調和の中に生きる、みたいな社会性があるのを感じる。


一つ目に行った歯科医院は真逆で、歯科医師たちや訪れる患者たちも殆どが白人で、受付で働く女性たちが何となく高飛車な態度だったのが気になったし、日焼けサロンに通ってるハリウッドかマイアミに良くいるタイプの受付女性にも親近感が持てなかったし、彼女たちが受付のデスクで、開けたポテトチップスの袋に手を伸ばしておやつにしてるのにも違和感があった。

おまけに、奥歯が虫歯になりかけてるのを治療して貰った Kaitoは、デンタルフロスが使えないと言う不都合(二つの歯の隙間をセメントで埋められてしまった、多分)があり、再訪してやり直して貰った、と言うイベントもあり。


三つ目の今回の歯科医院も、状況的には二つ目と同様ではあるんだけど、受付スタッフ達が親切で感じが良く、取り敢えず今回、私を診てくれた、この医院の看板医師もプロフェッショナルな印象でフレンドリーだった。

初診なので、まずは口内のレントゲンを撮って貰ってからの受診。

ずっと先延ばしにして来たこともあって、歯医者に行くのは何と2年振り近かったのではあるけれど、取り敢えず嬉しい事に新しい虫歯は一つも無く。

加齢もあって歯茎の後退が気になってはいるんだけど、それよりも現時点で問題なのは、昔、日本で被せてもらった奥歯の金属が摩耗して、しかも素材がステンレス?との事で、現在の北米スタンダードでは無いらしく、それを交換処置して貰う予定で、費用の見積もりを貰って来たんだけど、歯科保険で半分は負担されるとは言え、やっぱりかなりの高額で、アイタタ〜って感じなのは否めず。

暫くの間、Etsyでの浪費は自粛しようと思う。。。



2 件のコメント:

yana さんのコメント...

ワーオー!
新作かしらと思ったら何と洗剤ですか?
乗っている人をびっくりさせるために考えられたのでしょうか。
歯医者さん選びも大変ですね。
技術もさることながら、そちらは環境も考えなくてはいけませんものね。
日本でも最近は治療方法がずいぶん変わって歯医者さんも大変みたいです。結婚前からお世話になっているので今更代えるわけにもいかず同じところに行ってますが、閑古鳥です。(笑い)

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

綺麗でしょ!?(笑
車内で待ってる人が退屈しないように、なのかどうか。

まだアメリカ慣れしてないので、アメリカと言う土地柄ならではの新しい発見がまだまだありそうです。
医療保険の問題とか、人種問題とか、耳にしてはいたけれど、初めて身近に感じるような。

最近の日本の事情が解りませんが、少し前まで、日本の歯科はやっぱり遅れてるなぁ〜なんて感じました。
最近でこそ、健康的で綺麗な口元の人も増えたようですが、芸能人でも歯並びの悪い人を多く見かけますし。
最新の技術を取り入れたり、トレンドに敏感でいるよう努めたり、と言う点で、歯科医院も美容院に似たところがあるかも知れませんね。
古いスタイルでも慣れた店の心地良さがある、みたいな部分でも。(笑