2014年10月19日日曜日

ピンク色の家に住むチェロを弾くサーカスの少女

*うちの前の色づく木々たち*


一時はもう「このまま冬へ突入か!?」なんて思うくらい寒くて、再びあの暗くて寒くて長い冬を思うと憂鬱で心細くて気分がどんよりしてたんですが。

何だか今日も日中の最高気温は20℃近くまで上がるみたいだし、今週はずっと比較的15℃と20℃との間の最高気温を保ちそうな気配で、もう少し「秋」が楽しめそうなのは嬉しい限り。


その後も「忙しい」と言う訳ではないんだけれど、割りと何かしらの出来事があれやこれやあって、物理的にカラダが時間に拘束されると言うよりは、色んな想いが頭の中であちこち行ってブログに書くには収拾がつかないって感じに近く。

英語にしろ日本語にしろ、文章にするって結構な労力な気がする。

最近は歳のせいか、英語でも日本語でも特定の名称や名詞や形容詞が必要な時にパッと思い浮かばなかったりして、まどろっこしい思いをする場面もしばしば。


いずれにしろ、この土地に引っ越して来て初めて迎える秋はモントリオールの紅葉に似ていて、多くの湖が点在するミネソタならではの景観は色づいた木々の美しさを更に際立てる感じで、明るい陽射しの午後などに用事があって外出の際に車を走らせてると、並木や街路樹や湖畔の風景が余りに綺麗で、そのまま延々といつまでも走っていたい気にさえなる。

隠居したら何処かトロピカルな島で暮らしたい夢もあったりする反面、でもやっぱり四季折々の変化が楽しめる土地も捨て難い。欲張り。


今週末は Erikaの友達 Kaleaが泊まりがけで遊びに来てる。

多分、二人とも夕べ遅くまで起きてただろうから、今朝は果たして何時頃に起きて来るのか?予想もつかないけれど。

白っぽい金髪を短くパンク風に立たせたヘアスタイルが似合う小柄で可愛い Kaleaは、家から割りと近い場所にあるファンキーな、ピンク色をした家に住んでる。

文字通り "Pink House"と呼んでるんだけど。

花柄のワンピースで人気を博した金子功氏のブランドを懐かしく彷彿とさせる。

はい、私も数点でのアイテムを持ってます。ピンクハウス。

ちりめんの和風柄のスカートなんて、着る機会が無くても手放せない。

まぁ個人的には『インゲボルグ』での買物の方が多かったけれど。

当時、川久保 玲の『コム・デ・ギャルソン』とか、山本燿司の『ワイズ』とかを好んで着てた私にとっては別路線で気分転換用アイテムだったかも知れないけど。


とにかく、私が初めて Kaleaの "Pink House"へ Erikaを送って行った際、リビングルームの一画に設けられた「音楽セッションのコーナー」みたいなところに、ギターやダブルベースと並んでチェロが置かれてて。

以前からチェロの音色は大好きだし、たまたま映画『if I stay』も観たばかりだったので余計に興味津々、思わず何か弾いてくれるようリクエストしてしまった。

日本に住む私より少しだけ年上の女友達も以前からチェロに興味があって習いたいけれど、なかなか「気軽なレッスン」が受けられるところが見つからない、と話してたのを思い出しつつ、実は私も昔からチェロとかヴァイオリンとか、一度は習ってみたい、一度は弾いてみたい楽器だったのよね〜、なんて。

Kaleaが弾いてくれたチェロの音色は本当に素敵で魅了されてしまった。


そんな彼女、地元のサーカス団?にも所属してるそうで、ウィークデーには空中ブランコ的な練習もしてるんだそうで面白い。

本格的にサーカスの道に進みたい十代の子たちの中には、だからモントリオール("Cirque du Soleil"の本拠地)を目指す人もいるんだそうで。


そして「甘党」で甘いものに目がないと言う彼女の為に、夕べは今シーズン初の「アップル・フリッター」(林檎のドーナツ)を作り、油で揚げたフリッターにシナモンを利かせた砂糖をたっぷりまぶして、アイスクリームと一緒のデザートにした。

夕食のピザを生地から作ったり、マフィンも2種類焼いたり、キッチンでの立ち仕事が多くてちょっと疲れちゃった。ってのは日頃の運動不足がたたってる。


さて、今朝のブランチは何を作ろうか。。。

まだ私と Kaito以外は皆、日曜日の朝寝坊を楽しんでるけれど。





4 件のコメント:

まゆみ さんのコメント...

昔、「色づく街角」って歌詞があったような・・と思い出させてくれるくらい美しい紅葉ですね♪秋が少しでも長く楽しめるっていいですね。寒くて長い冬がやってくる前に存分にお出かけや仕入れ(手工芸の材料集め)を楽しんで下さいね。

お嬢さん気の合う趣味の合うお友達が出来たんですね?
それがピンクハウスなんて素敵だわ。

私も人間の体温と同じような温かみのあるチェロの音色大好きです。そちらで、習う場所が見つかるといいですね。

ああ~!あのリンゴのフリッター、大好評だったでしょ!?お料理も長時間となると疲れるし、エネルギーが必要ですもんね。私は、そのエネルギーがなかなか生み出せなくて、
ついチャチャって終わらせてしまい反省です。
これからは、日本は鍋の季節となり、お手軽に出来るので私は喜んでます(笑

お客様が帰ったら、少しまったりされて下さいね!

yana さんのコメント...

ハローウインのころにはすっかり枯れ木で夜には寒いので小さな子どもたちには真冬のコートで近所を回らせた記憶があります。初めてのトリック ア トリートがよほど楽しかったらしく、寒いからお家にはいりなさいと言ってもなかなかやめなくって・・・
今年は一日も長く紅葉が眺められますよう!!

バイオリンは聞く方も緊張して聞きますが、チェロの音色は心地よく、癒されますよね。お嬢様良いお友達ができて良かったですね。

子供のお客様、大変でもありますが、やっぱり楽しい事ですよ。つい張り切ってしまいますよね。

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん♪

秋って、誰をも詩人にさせてしまいそうな綺麗さがありますよね。
なので尚更、駆け足で過ぎ去ってしまうのは惜しいです。
冬籠りの準備、周到に出来ると良いですが。(笑
ありがとうございます。

そうなんですよ。
くすんだピンク色の家で、思わず「バービーが住んでる家みたい!」と 言ってしまいました。(笑

最近はピアノの練習もさぼってるので、指先が危ない感じで、ちょっと弦楽器は諦め気味です。
Kaleaに頼めば教えてくれるとは思うのですが。。。

りんごのフリッターは、お陰さまでいつもあっと言う間になくなりますね〜。(笑
お料理って、本格的に作ろうと思うとキリもなく時間が掛かりますよねぇ〜。
日常的な料理は手早く簡単なのが一番です♪
鍋! お腹もカラダも暖まりそうで良いですね!

彼女を送り届けた後で少しだけ針仕事が出来ました!(笑

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

ハロウィンの晩も、お天気によって差が激しいですよね。
コスチュームによっては肌を露出するようなものもあり、そういうのは暖かくないと無理だし、上着を羽織ると台無しで残念だったり。
なので小さなお子さんたちは「着ぐるみ」の仮装が安全ですよね。

何しろ大量のお菓子が貰えるのですから、お子さん達にとっては楽しいイベント間違いナシですよねー。(笑

あぁ、確かにヴァイオリンには緊張感があるかも知れませんね、言われて見ると。
張り詰めた感じと言うか。
弾き手もシャーロック・ホームズとか(笑)を代表に、ちょっと神経質そうなイメージとか。

子供のお友達なので、気を遣う必要はさほど無いとは思いつつ、やっぱりいつもとは違うし、張り切ってしまいますねぇ〜。(笑
で、後でどっと疲れたりして。