2011年5月11日水曜日

マイケル・Dさんの恩返し

Montrealでは通例、夏の1週間程度でF1グランプリが開催されるんですが、その際には世界的に有名なレーサー達は勿論のこと、F1グランプリの熱狂的なファンの何処かの国の富豪とか同行のファッション・モデルとか、或はハリウッドで活躍中の有名な「スター」達もこぞってやって来るので、その期間だけは何だか華々しいお祭り騒ぎで、街の雰囲気が一変する感じさえします。

そんな特別な来訪者の中に頻繁に混じってる有名人の一人がMichael Dauglasさんで、F1グランプリ関連の記事には決まって彼の姿を見てたので、「よっぽどF1がお好きなのだろう」とか思ってたんですが。

なんだ、モントリオール近くに別荘があったんだ。

モントリオール近郊に割りと人気のスキー場があって、その周辺にあるらしい彼の別荘では「普通の人々」の一員として普段着で食材の買い出しをしたり、ベーカリーでパンを買ったり、地元で人気のレストランで食事をしたり、そんな静かな生活をご家族と密やかに愉しむことが出来る環境を気に入ってるらしく、そこで一年のうちの比較的、長い期間を過ごすらしい。

なので、喉頭癌を初めて診断されたのもモントリオールの病院で、その後、治療はニューヨークで受けたとのこと。

闘病中の彼の恐ろしい程にやせ細ってしまった姿を、たまたま子供たちを連れて行った掛かり付けの歯科医の待合室にあるアメリカのゴシップ誌(『People』とか、そんな類いの)に掲載された写真で見て、かなり衝撃を受けて、ひょっとして回復は見込めないのでは?くらいな印象だったんだけど。

*ちらっと新聞に載ってた募金集めパーティーでの場面*

癌を克服し、すっかり回復されたらしい様子。

元気になった機会に、診断を受けたモントリオールの病院での募金活動イベントにゲストとして参加されたそうで、単純な私はそういう、人の感謝の気持ちでの「恩返し」的な行為って言うのは何かいいものだなぁ〜とか思いつつ、著名人ならではの名前を使った奉仕(或は社会への還元)にはそれなりの意義があると再認識。

記事:Actor and director Michael Douglas was so grateful for the swift diagnosis of throat cancer he got in Montreal last August he offered to be the guest of honour at a fundraiser for throat and neck cancers for the McGill University Otolaryngology Head and Neck Surgery department on Tuesday in Montreal.

2011年5月9日月曜日

食いしん坊の臭覚で収穫

今日のモントリオールは晴天でかなり気温も上がって、ようやく初夏の陽気って感じ。

いきなりタンクトップに素足にサンダルって姿の女性がいっぱい出現して、改めてここでは「春の装い」っての余り見掛けないなぁ〜ってのを実感。

感覚で言うと、1年のうち夏が4ヶ月間、秋が1ヶ月間、そして冬が7ヶ月間、そんな感じ。

まぁそれは飽くまでも個人的な「感覚」なだけであって、日本同様にちゃんと「四季」折々の風物詩みたいなものもあったりするし、他の四季のある国々と同様にそれぞれの季節を楽しむ訳ですが。

つまり、「四季がある」ってのは何も日本だけの特徴でなく。
(日本では何となく多くの場面で、あたかも「四季があるのは日本だけ」みたいな感覚でのマーケティングや人々の認識を感じるけれど)

短い春の日の大きな行事の一つが「Spring Cleaning」で、長い冬の間の汚れを綺麗にし、暖房で閉め切ってた家中の空気を、ようやく一気に新鮮な外の空気と入れ替える、そんな感じ。

気合いとしては、日本の「暮れの大掃除」と一緒かな。

去年の秋、綺麗にしてしまってあった網戸を全ての窓に取り付けて、今年初めて、全部の窓を開け放った。爽快。


昨日の「母の日」は、何故か義妹 Jennの誕生日と合同で祝うことになり、1週間遅れでレストランに行く予定で。

なので、割りといつもの週末みたいに過ごした日曜日。

あ、朝、久々に"Bubble Bath"に入ったくらいかな。あとは夕食に出来合いの寿司を買って食べた。そんなところ。

余り関係ないところで、とても幸せだったのは、新たに「美味しいパン屋さん」を発見したこと。

名前は覚えてないンだけど、普通の一軒家の窓に「Boulangerie」と書かれてる、知らなければ見逃してしまう感じの存在感の、さり気なく慎ましい佇まいのお店。

中に入っても殆ど装飾がなく、「ただパンを売ってる」そんな、ちょっとぶっきらぼうな印象。

気取らないパン屋の素朴な味わいのパンたち。

*粉の風味が美味しい葡萄パンとバゲット*

大好きなアーティチョークがいっぱい乗ったフォカッチャが、もう本当に本当に美味しくて感激しちゃった!
(踊りましたよ、キッチンで♪)←窓から見たら危ない人

*アーティチョークのFocaccia/フォカッチャ*

んでもって、美味しいバゲットがあれば当然「パスタ!」って感じにスパゲティが食べたくなって、今夜は久々のカルボナーラ。

*Carbonara*

「生卵は食べない」ってのがこの辺りの常識なので、パスタを絡めた卵黄に出来るだけ熱が通るように調理。それでも「カルボナーラ」独特の「ねっとり感」が残るように。

そのままで美味しいバゲットはシンプルに食べたかったので、半分だけ「Bruschetta」にして頂きました。

美味しいってしあわせ。。。


2011年5月7日土曜日

Encounter

昨日はポカポカと春の陽気に誘われて、
Trixieの散歩に出掛けました。
(普段、Trixieの散歩は私の担当外なんだけど)

島の端っこに住んでるから、
ちょっと歩くと湖畔(正確には河畔だけど)に出て、
水辺に沿った道を歩くのは何となく榛名湖畔の雰囲気で、
思わず竹下夢二の世界を連想してしまうのが面白い。


*レジャーボート用の着水場*

ようやく、たんぽぽの花もあちこちに咲いて。


春の眩しい陽射しが嬉しい感じ♪

*あら、ヘビさんこんにちは♪*

春になると皆、活動的になるのね〜。

Kitchener: Morrison Roadの思い出

水曜日は友人 Lindaと待ち合わせて、オーガニックがコンセプトのCaféで軽いランチに野菜たっぷりのスープを頂いた。

気温は5℃前後で寒く雨模様だったので、何か温まるものが欲しかったから。

2つの公立学校で美術講師をする彼女が最近、直面している仕事上での話は私にとって新鮮で触発されるし、日々の生活の中で社会に出て格闘する場面や、それについて第三者に評価して貰える機会のある彼女が何だかとても羨ましくて、思わずそう口に出してしまった。

私も外に出て社会と関わりたい欲求みたいなものが最近、ふつふつと湧いて大きくなってる感じ。

地域でのボランティア(学校の図書館で本の貸出しとか、独居シニアの訪問とか、その他)は既にあれこれ試したので、次はもっと飛躍してパートタイムで働きたいンだけど、要求されるのが英語&仏語のバイリンガルってのが前提なので、英語&日本語のなんちゃってバイリンガルの私にとって、ちと壁が高い。


木曜日はせっせと家事に勤しみ(ってのは嘘だけど)、金曜日は友達のHalehと待ち合わせてレストラン『Eggspectation』で一緒に朝食を楽しんだ。

卵料理が「売り」の多店舗展開の店だけど、出店先がカナダ、アメリカ、そして何故かインドってのが面白い。

Halehは苺のワッフル、そして私は何処の店に行っても注文する定番の「Eggs Benedict」でSmoked Salmon Benedict。美味。


金曜日の夕方には、オンタリオ州Kitchener-Waterlooに出張してたDavidが、RIM社からお土産に貰ったBlackBerryのPlayBook(MacのiPadみたいな)を持って帰って来た。私へのお土産の洗濯物もどっさり持って。

私たち家族がKitchenerに暮らしてた頃の、家族ぐるみでの友人はまだ何人か現地にいるんだけど、そのうちの一家 GonzalezさんちのJorge(ホルヘ@メキシコ読み)&Denise夫婦に招いて頂き再会、夕食をご馳走になったらしい。

『PlayBook』で撮って来た「ビデオ・レター」みたいに、映像の中で私に向かって話し掛けるJorgeとDeniseの姿が、以前と余り変わらず元気そうで嬉しかった。

メキシコからの移民のGonzalez夫婦は、二人揃って本当に純粋に誠実なカップルで、これまでの私の人生の中で出逢った人々の中で最も「善人」と呼ばれる種類の、信じられないくらいに悪意の無い、心の中の闇みたいなものの存在を微塵も感じさせない人たちで、だから私は、彼等と会う時いつも何となく後ろめたい気分になるのよね。

自分の中の打算とか見栄とか欲望とか、あれこれピュアじゃない部分を見透かされてしまうような気がして。
(飽くまでも勝手で一方的な被害妄想なんだけど)


「あとは、ここにも行ったよ」とDavidが私に向けた映像を見て、私は凄く動揺して思わず泣きそうになってしまった。

そこには、私たちが以前暮らした、大好きだったMorrison Roadの懐かしい家が写ってたから。

カナダで初めて所有した、大きな松の木々に囲まれた、カントリー・スタイルの素朴なキッチンに朝陽が差し込む、子供たちが走り回れる広いファミリー・ルームが地下にある、私たち自身が好きなように内装工事をした、アンティークのバスタブのある、玄関脇の花壇にJapanese Mapleが植えられた、思い出深い家。

同時に、思いもせず空き巣に入られて愛着のある品々を持ち去られて失ったり、Davidの仕事の事情で引越しを決め売りに出さなければならなかったり、残念な想いも残したままの家でもあったり。

今よりも更に悶々としながら、どうやってこの国で生きて行けばいいのか?毎日、幼い子供たちの面倒を見ながら一喜一憂、悲喜こもごも、泣いたり笑ったり泣いたり、そしてまた泣いたり。

言葉もまだ不自由で何もかもが思い通りにならず、不当な扱いを受けて(多分、半分は被害妄想)悔しくても泣き寝入りしか出来ない自分が情けなかったり、不安に押し潰されそうになりながらも、何とか将来への可能性を模索しつつ無我夢中で過ごした日々の私の歴史がぎっしりと詰まってる場所。


何を思ったか?Davidは、かつて住んだ懐かしいこの家を訪ねただけでなく、現在の住人に挨拶もして来たらしいからびっくり。

書類上の手続きだけで面識が無かったけれど、私たちから購入した女性が家をとっても気に入って、その後もずっと住み続けてるのを聞いてちょっと嬉しかった。
(北米で家屋の売買、引越しは頻繁なので)

彼女(現在の住人)から特別な私への伝言があるそうで:
「あなたが大切に手入れをしてくれてた庭の花壇には、今でも毎年、春になると多年草(球根とか)の花が綺麗に咲きますよ。腕の良いガーデナーですね。」

それを聞いて何だかとっても嬉しかった。

私が植えて愛でていた Japanese Maple(日本楓、又はもみじ)は残念ながら、ある年の厳しかった寒さにやられてしまったらしいけど。

まぁ、それは仕方がないか。。。

2011年5月3日火曜日

雨の火曜日に3つのネックレス

今日は3連休が明け、ようやく子供たちも学校へ行ってくれて、外出の予定が無かった私は雨模様の一日をせっせと家事に精を出した。


Davidの留守をいい事に、この時とばかり夕食は『Domino's Pizza』。

火曜日の"Special Deal"は、1枚ピザを通常価格で注文すると2枚目はタダ、、、ってので、1枚目に「Québécoise」(ケベック風ベーコンが+なのが特徴)と2枚目は「Festin Hawaien」(ハムとパイナップルのハワイ風)を注文。

ミディアムサイズは直径が12インチ(30cmくらい)で、2枚で$15. 25(消費税が15%程度加算されるけど)はとってもお手頃だと思う。

ピザ生地のボウルにクリームソースのパスタが入って焼かれたモノも注文しようとしたら、何と!残念な事に、そのメニューは既に販売中止になってるとのことでがっかり。

私が気に入る商品に限って短命なことが多いのは何故?

と、気落ちしてる気配がしたのか、電話の向こうで注文を取ってるドミノのお兄ちゃんが申し訳無さそうに謝ってくれたので、逆にその事が私にとっては新鮮でなんかビックリした。

北米の人って、ちょっとやそっとの事では絶対に謝らないから。
(勿論、個人差はあるけれど!)←念の為


夕食を作らなくていい分、自由時間が出来たし、たまたま今日、少し前に『Etsy』で注文しておいた「部品」がアメリカから届いたので、チャチャチャっ!と一気にネックレスを勢いに乗って3つも作ってしまった調子に乗り易い私。あはっ。

何だかちょっと季節外れではあるけれど、以前から頼まれていたErikaの為の「松ぼっくりのネックレス」。


あとは「母の日」のプレゼント用に、日本の母のリクエストに応えて「色の付いた石」(と言ってもこの場合ガラスのビーズだけど)を配して、ちょっとレトロな雰囲気のヴィンテージ風ネックレス。

*琥珀っぽい透き通った茶系の落ち着いた色味*

3つ目は急遽、思い付きで、明日たまたま会う予定の友人Lindaに、以前、手編みのマフラーを貰ってたので、そのお返しって感じで。

*春らしくてちょっと和風の桜のイメージで*
可憐な淡水パールもアクセントに加えて

あれ程ビーズのジュエリー作りには手を染めないつもりでいたのに、気がついて見ると何だかいつの間にかどっぷりとハマってる感のある自分が本当に不思議。

試作を重ねてそのうち上手に作れるようになったら『Etsy』に出店しようかな、なんて実は密かに企んでたりして。


その前に、この夏はガレージセールしようかどうしようか?迷い中。

2011年5月2日月曜日

選挙と中華と日本語

今日、カナダは全国的に選挙で、Erikaの通う小学校などの施設が投票会場として使われる為、子供たちは休みだった。

Davidは仕事でオンタリオ州のKitchener-Waterlooエリアへ出張していて留守なので、妙な解放感と言うか、私は料理する欲求が急下降し、何だか怠惰な食生活になりそうな予感。


普段、余り頻繁に"Take out"とか外食をしないので、この時とばかり、平日のランチを狙って(多分、混雑してないだろう、と)子供たちと3人で中華の"Buffet"へ出掛けて、遅い朝食兼の昼食を食べた。

"Chicken Wings"とか"Spring Rolls"とか"Sweet&Sour Soup"とか"Chow Mein"とか、中華と北米とのコラボレーションが面白い。

"Buffet"なので勿論「食べ放題」な訳だけど、そういう場所で必ず見掛けるのが、もの凄くデカイ体格の人が何度も何度も大盛りのお皿をテーブルに持って来ては、もの凄い勢いで脂っぽい料理を大量に食べてる図で、料金一律なのに「少食チーム」の私たちとしては何か負けてる感じの気迫で、更に食欲がゲンナリする感じ。
(とは言え、シッカリ食べるんだけどね)だはっ。

北米ってば、過食でデカイ人多過ぎ。肥満は深刻な社会問題だし。


レストランの向かいの席に座った3人家族の息子さんが私たちに背を向けて座ってたんだけど、彼の着ていたTシャツのデザインが、何やらいっぱい文字が書かれた日本語で、「一体どんな内容が書かれてるのか?」気になってしかたなかった。

「我々は、、、」で始まる文節が縦書きに並んでるの。

多分、着ている本人は、それが日本語かどうか?なんてまるで気にもしてないんだろうけど。

時としてデタラメな英語が書かれたTシャツを着る日本人みたいに。


この間、友達のHalehと初めて寄ったブティックでも、大胆な日本語プリントのドレスを見掛けて興味深かった。

*タンクトップ型のワンピース*

*「水車場の職人たち」って響きは雰囲気あるかも?*

どうやら明らかに日本の新聞に掲載されたコラムをそのままデザインとしてプリントされたらしい内容で、コラムニストの自己紹介みたいなのまで載ってるのが面白かった。

少なくともこの場合、デザインの日本語はデタラメな創作ではないってことでセーフ。
(でも、この新聞記事の著作権みたいなのはどーなんだろう?)謎。


うちの子供たちが小さい時には、日本から色々と衣料品を送ってくれる身内や親戚、友達が沢山いて、本当に有り難かったんだけど、でも、やたら英語で「ナンセンス」(良く"engrish.com"で掲載されてるような)がいっぱいプリントされてるようなのは、さすがに着せて外に出掛けられず残念だったTシャツなんかが結構あったり。

そういうのに比べれば、いかにも「ニッポン!」って感じのエキゾチックなデザインで、英語の代わりに漢字がプリントされてるようなTシャツの方が、数段カッコいいし、貰って嬉しかったな。

*ニッポン男児!的なデザインは北米でもカッコいい*

2011年5月1日日曜日

12歳のピアス記念日

『Etsy』でアメリカの「Seller」から購入したレトロな雰囲気の"Vintage"スタイルのメタル・チャームやグラス・ビーズが届いた。

今回はちょっと渋いテイストで、アンバー色とかオリーヴっぽいペリドット色で、母の日の贈り物にレトロなスタイルのネックレスを作ってプレゼントする予定。



昨日は地元の高校生が突然うちにやって来て、学校の修学旅行(ヨーロッパの何処か)基金への"Fund Raising"(募金活動)の為、空き瓶や空き缶、空いたペットボトルの回収をして行った。

お店に返すと5セント(5円程度?)貰えるシステムなので、沢山集めれば結構な金額になるから、Erikaの小学校の図書館や、Kaitoが参加してたボーイスカウトなんかでも同様の回収をしてるけど、そうやって何らかの形で労力を使ってお金を集めるのは悪くないと思う。

時々スーパーマーケットの店先などで見掛けるアイスホッケーのジュニア・チームが、揃いのユニフォームを着て遠征試合の為の募金活動をしてるのより、よっぽどいい。

ただ立ってるだけでお金を貰おうとする「棚ぼた」狙いの発想よりも、自らの足を使って、しかも不要品の回収の手助けにもなるアプローチは積極的だと思う。

たまたまうちのクローゼットも空いたペットボトルが溜まって来てたところで、絶妙なタイミングで回収して貰ったのは有り難かったし、同時に少しばかりの寄附にもなったし。


そう言えば、西海岸に住む私の姪 Keylynもつい最近、学校の旅行でパリに行ってたらしく、彼女から全文フランス語でのemailが来たと義姉(フランス語の教師@カナダ西海岸)がコーフン気味に喜んでいた。

フランス語を習ってるとは言っても普段、余り使う機会もなく、ある種の気恥ずかしさみたいなものがあるんだろうけれど、いざ現地(フランス)へ行ってパリの雰囲気に飲まれてしまえば一気に仏語モードにスイッチが切り替わるんだろうな、なんて。凄く解る気がした。


昨日は義理の両親と義理の妹を招いて、Erikaの誕生会の夕食。
(メニューは外のBBQで焼いたハンバーガー)←シンプル

彼女のリクエストで、義母が作ったケーキを持参してくれた。


義母のケーキはまさに北米スタイルの大きくてボリュームのある甘いアイシングのケーキで、更に彼女が切り分けると、1人分のサイズがべらぼうに大きいからErikaは大喜びで♪


北米で12歳の誕生日は、ある意味一つの節目みたいな感じで、法的にランク?が一段階、大人に近付く、そんな感じ。

大人の監督(Supervise)無しでも独りで「留守番」することが違法ではなくなるし、車で出掛ける際にも、後部座席「限定」からフロントシートの「助手席」に座ることが許されるようになったり。
(エアバッグの関係で車種によって年齢制限は違うかも?)

そんなこんなで、12歳になって一歩、大人に近付いたErikaは晴れて今日、耳にピアスを開けて来た。
(ガンタッカーみたいなので医療用スタッド付き$30也@Ardene)

ちょっと大人びた彼女を眺めつつ、これまでの12年間を振り返ってちょっとだけセンチメンタルな気分で、彼女が生まれてから4年前後を暮らしたオンタリオ州での日々を懐かしく思い出したり。


そして何だか面白い偶然で、そんな矢先に、かつて住んでいた地域の会社(Black BerryのRIM)から依頼の仕事で、今日、オンタリオへ向かったDavid。

ほんのちょっとだけ、一緒に行きたい気持ちもあったんだけど。

昔、自分たちが暮らした場所が今はどんな風になっているのか?見てみたいような好奇心と、当時、気に入って足繁く通っていた店やマーケットの、そこでしか手に入れることの出来ない特別オリジナルで懐かしい味覚を再び、味わってみたいような欲求とか。
(想い出は多くの場合、味覚と深く係っている実例)

King Streetにあったレストラン『20』とか、イタリアンのデリカテッセン&雑貨店の『Vincenzo's』とか、地元産のドイツ系ソーセージや、地元ベーカリーの焼いた新鮮で田舎スタイルのライ麦パンなどが買えた『Kitchener Farmers' Market』とか。

私たち家族にとって未知の土地ではあったけれど、振り返って見ると色んな人たちとの出逢いに恵まれて楽しい経験も沢山させて貰ったなぁ〜と感慨深い。

カナダで初めて購入したMorrison Roadの家は、大きな木に囲まれた静かな場所でとても気に入ってたので、記念に刺繍のデザインにしたけれど。でも、なかなか仕上がらない。

*2年間住んだ思い出の家@未完成の刺繍*

明日(月曜日)は、選挙の為、子供たちの学校はまたまたお休み。


*おまけ*

英語が日本に行ってカタカナ語として使われる際に、意味合いがズレたり違ったりする場合が沢山あるかと思うんですが、『Pierce』(ピアス)も『manicure』(マニキュア)と同様にその代表のようですね。

「ピアス」は飽くまでも耳たぶに「穴を開ける」行為であって、スタッドやフックでの装飾品の部分は全て、それがクリップであろうと、ピアス式であろうと『Earrings(イヤリング)』と呼ばれます。

同様に「マニキュア」は爪周りのお手入れの意味であって、色を付けるモノは『Nail Enamel』とか『Nail Polish』とか呼ばれますね。

既にご存知の方は多いかと思うので失礼ですが余談まで。