昨日に引き続き Minneapolisに関するエピソード。
今年、結婚20周年記念を迎える私たち夫婦。
マーサ・スチュアート『Living』に掲載された記事(以前、購読していて関心のある頁だけスクラップして保存してある)によると、結婚50周年記念は日本でもほとんど大抵の人が知っている通り「金婚式」(Gold)なのであるけれど、それ以外にも毎年の結婚記念日を祝う象徴のアイテムがあるらしく。
例えば:
- 1st : Paper
新婚の若い二人には、
まだ儚く脆い関係も象徴する「紙」の身近で安価な祝い
- 2nd: Cotton
- 3rd: Leather
- 4th: Linen
- 5th: Wood
「樹」の生命力を象徴してカップルとしての末永い共存と活力を祝う
- 6th: Iron
- 7th: Wool
- 8th: Bronze
- 9th: Pottery
- 10th: Tin
「ブリキ/錫(時として「缶」)」が象徴するのは、経済的な裕福さや楽観性、そして安定した確実性で、結婚10年目を迎える頃にはカップルとして共にそれなりの試練を経験し、それを乗り越えた達成感みたいなものを祝う
- 11th: Steel
- 12th: Silk
- 13th: Lace
- 14th: Ivory
- 15th: Crystal
お伽話の世界に頻繁に登場する「クリスタル」は結婚に於いては『対/つい』(pair)の象徴なんだそう
- 20th: China
結婚祝いに受け取る「(bone) チャイナ(陶磁器)」のセット類も、結婚20年目を迎える頃には(一人か二人程度いるであろう)子供たちの成長の過程で欠けたり割れたり壊れたりで損失するだろうから、新たな家族の歴史を刻む器類を食器棚に追加する好機
- 25th: Silver
誰もが知っている結婚25年目は「銀」婚式
- 30th: Pearl
古代ギリシャでは、「真珠」は愛と婚姻の象徴
- 35th: Coral
- 40th: Ruby
そんな訳で、今年、私たち夫婦は「陶磁器」のお祝い。
実際、今も日常使いしている食器類は結婚式のお祝いに友人から贈られたものだったりするし。
ただ、意外にも(?)食器を不意に壊してしまうことってほとんど無いので、用途としての目的買いで追加しなければならない必要性ってのは(残念ながら?)無く。
取り敢えず、今の段階ではまだ(アンティークの「Noritake」好きの義母みたいに)高価な投資をして "fancy"な食器類を揃える欲望も無いし、それより何より、うちには北米の一般家庭ならでは何処にでもあるようにれっきとした「食器飾り棚」と言う、お洒落な高級食器を陳列して披露する家具自体が無いし!
ま、そんな「高級チャイナ」に縁の無い私なので、安価でデザイン重視の陶器が時々買えればいいや♪って感じ。
だからと言って探していた訳では無いんだけど。。。ほんとに!
たまたま(と言うか、いつものように)覗いていた『Etsy』で、ヴィンテージの「Milk Glass/ミルクグラス」製品で、しかも何となくいつも好きな「葡萄柄」デザインの2客セットがとても安価で売られてるのに出くわした。
*ディナー・プレート2枚*
最近の日本でも人気があるみたいなアンティークのミルクグラスは「Fire King/ファイヤーキング」社製が有名みたいだけれども、私が気に入ったシリーズには社名が入ってない、別のメーカーのもの。
*シャーベット・ボウル2つ*
*珈琲カップ+ソーサー2セット*
昔、結婚する前にまだ実家で暮らしていた頃、ペパーミント・グリーン色のミルクグラス製っぽい珈琲カップを2客持ってた記憶があるんだけど、はて、あれは一体どうなったことやら。
なんて思いつつその独特の風合いに懐かしさを感じて。
Etsyでの出店者の多くが米国人だから、「お隣さん」であるカナダまで郵便で発送して貰うことには何ら問題は無いのであるけれど、手芸材料やアクセサリーなどと違ってさすがに食器セットは重量がある分、送料も割高にはなるはず。
そんな事を考えながら、ふと出品者のロケーションを確認したら、な、な、なんと奇遇にも「アメリカ」「ミネソタ州」「Minneapolis」「St. Paul周辺」(←Davidの単身赴任先)ってので運命を感じてしまった。
Davidとのメールのやり取りのついでに↑情報を何気に添付。
ほとんど翌日くらいには、彼が出品者に直接コンタクトしてくれて、直接会いに行って支払いと受け渡しも済ませてくれた、、、と言うので「うっひょ〜!」って感じに驚いた。
「感じの良い老夫婦だったよ」、、、って事で。
そして、購入したばかりのセットを注意深く段ボール箱に詰め、"carry-on"のスーツケースに入れて持ち帰ってくれた。
いつもながら、こんな風に悪妻な私を甘やかす優しい Davidのお陰だからこそ結婚生活が破綻することなく、奇跡的に20年も持ち堪えることが可能だったんだろう、、、とつくづく感心(←まるで他人事みたいだけど)させられる。
20回目の 'Anniversary'は今年の6月。。。