2013年1月12日土曜日

5年後のわたし

*朝焼けが綺麗だった金曜日の空*


土曜日の夜。

うちの Erikaはまだ13歳だけれど、同じ通りに住んで同じ学校へ通っている仲の良い女友達 Meganの16歳の誕生日会に誘われた。

北米での16歳の誕生日は昔から"Sweet Sixteen"と言って、ひとつの'milestone'みたいな感じで特別盛大に祝われるらしい。

ので、Meganの誕生会も例外でなく、近所のコミュニティセンターの一室を借り切って「セミフォーマル」なパーティなんだそうで。

午後7時からのパーティに合わせて Erikaもお洒落して、仕上げに着る「羽織りもの」(黒いウールの薄手ジャケット)と小さなショルダーバッグ(アニエス・bのシンプルなナイロンでシルバー色のジッパー)は私のモノを借りて調達。

ちょっとした"Mini-Me"みたいな感じで、まるで往年の自分自身を見るような錯覚が面白く、ファッション・チェックと言うか、お洒落指導と言うかの「出しゃばり過ぎない」(←実はこれが一番難しいンだけど!)助言をするのが私の役割りであり立場、みたいな。

'Fashionably late'な感じで会場に到着すると一応、私も車を下りて施設内まで Erikaを送り届け、本当に久し振りに Meganの母:Carolineに会ってちょっとだけ(いい意味で)ビックリした。

と言うのも、久し振りに見る彼女が何だかとっても穏やかに幸せそうに、以前よりも洗練した印象だったから。

その昔、MeganもErikaも小学生だった頃、私たち、、、Carolineと私と、そしてもう一人の近所のママ友達:Laurieの3人は毎朝、スクールバスが来るバス停で子供たちと一緒にバスを待つ父兄仲間であり、ちょっとした井戸端会議的に情報交換をするママ同士だった。

朝早くに子供たちを送り出す母親同士の私たちだったから、それこそ寝起きに近いままの格好で化粧っ気も無く、下手したらパジャマの上から冬のコートを羽織ってます、みたいな、でも私たち同等だからいーわよね!?みたいな女同士ならではの安心感で。

正直、その頃の Carolineは求職中でもなかなかいい仕事に恵まれず、世間に対して不満を抱きつつ仕方なく専業主婦に甘んじてるって態度が見え隠れするような、そしてそんな精神状態を反映して 'overweight' 気味で余り綺麗とは言えない典型的な中年の北米のオバさんを絵に描いたような女性だった。

あれから4〜5年が経過している事実に気付いた今夜。

体型もスラリとして髪も手が行き届いた感じにロングで、穏やかな笑顔の Carolineはきっと満足のいく職に就いて、充実して、経済的にも余裕が出来た(ってのは余計なお世話だろうし下世話ではあるけれど)暮らしに満足してるんじゃないかな、と容易に想像出来る。

良かったね〜、と素直に嬉しく思いつつ、ついでに思い出してみるのが Laurieの近況だったりして。

その後、近所には住んでいながら、Laurieともすっかり会わないままに4〜5年の歳月が過ぎてる訳なんだけど、その間に彼女は夫婦別居を経て離婚したらしく、最近は新しい恋人も出来て、売りに出していた家も売れたらしい。

なので Carolineと同様、世間の刺激を受けたり、新しいロマンスで女性ホルモンが刺激されたり、新たな人生のスタートへの期待感できっと充実して綺麗になっているんだろうなぁ〜、なんて勝手に想像。

そして最後に自分を振り返ってみる。

うわ”ー、うわぁー、うわわわーーー!って感じに驚くほど何も変わってないんだな、これが。

新しい仕事にも就いてないし、新しい恋もしてないし、人生の新しい挑戦が何もナイ。

単に4〜5年だけ更に歳をくっただけのオバさん。愕然。

今夜は10時に再び Erikaを迎えに行く予定。

そして、零時頃に到着予定の飛行機に合わせ、空港までシアトル帰りの Davidを迎えに行く。

まさに家族御用達の専属運転手ですな、私は相変わらず。とほほ。



2013年1月10日木曜日

フェルトおせち完成

Davidは2泊の予定でシアトルへ出張。

なので、今朝5時半に起きて彼を空港まで車で送った。

家に帰った後にすぐ、慌ただしく子供たちも学校へ行ってしまい、久し振りにポツンと独り残されてしまった感の私。

静まり返った家の中で一人、、、朝食の時間。

普段はシリアルを数種ミックスして牛乳(2%)を掛けて新聞を読みながら食べたりするのが日常だったりするんだけど。

珍しく家で独りぼっちの朝食なので、この時とばかりに冷凍庫から取り出したのは、冷凍して置いたご飯と冷凍の納豆という最強コンビ。

久々に食べた「納豆ごはん」。


だって、普段は嫌われ者の納豆なので、食べるのも肩身が狭いのよ。

どうせ食べるならば大胆に遠慮なく食べたいし。

「納豆ごはん」のお供には、安っぽいウィンナーソーセージを焼いたのとか、半焼きの目玉焼き(軽く裏返したもの=over easy)とか、韓国海苔とか、そんな感じで私にとってのご馳走♪

チン♪してホカホカのご飯をフハフハ言いながら食べた。極楽。



それでもって、フェルトのミニチュアおせちの参の重が出来た。

*左手奥から:
筍の煮物、竹輪、何故かがんもどき
蒟蒻、蓮根、椎茸、鮭の昆布巻き
彩りに梅のカタチの人参とか、サヤエンドウとか
(随分と参考にしたモデルの写真とは違う気がするケド)*


参の重には「煮物」を中心に詰めるらしい。

とにかく、これでようやく3つのお重が揃ったところ。


重箱には、一応、「松」「竹」「梅」の柄が施してあるのよね。

*お重を3つ重ねたところ*




2013年1月9日水曜日

重たい映画

今日、『Lakeshore General Hospital Fundation』(レイクショア総合病院基金)からメールが来て、年末のクリスマス時期にボランティアでしたギフト・ラッピング(@ショッピングモールの特設カウンター)のお礼と共に、最終的に集まった募金額が $38,000(日本円で340万円近く)にのぼったと言う嬉しい結果の報告があった。

そして、今日は今日とて『Beaconsfield Quilters Guild』のミーティングにて、『Children's Hospital』に寄附する為のキルト作成の一環で、私はせっせとコットン生地にアイロンを掛けたり、その後は6インチ角のピースにカットする作業を午前中だけして来た。

北米で生活していると、本当に気軽で容易に何かしらのボランティアに参加することが出来るので、特別な覚悟も必要ないし、あらたまって気合いを入れる必要もないし、知らないうちにちょっとだけ社会の役に立つことに参加して、気負うことなくいつの間にか誰かしらの役に立ってるってスタンスが凄くいい感じ。

作業をしつつ、実は色んな人たちとの交流とか会話とかを存分に楽しんでるって部分に、最大の意義があったりして。

今日のギルドでは、台湾出身の Cindyさんと一緒のテーブルで作業したので、彼女と話す機会が多くあったし、年配の Dianneさんとは彼女のお嬢さんがアジアの歴史を専攻して博士号を取る為に、マンダリンに並んで日本語も勉強しているってので会話が弾んで楽しかったし。

自分の平凡な人生だけでは知り得ない見識が広まるし、話題に意外な共通点を発見することもあるし、自分とは違うものの見方や価値観に目から鱗みたいな刺激を受けることも多いしで、やっぱり外に出て人々と交流するのは大切なことだなぁ〜と。

そうは思いつつ、でもやっぱり冬は出不精で「おうち大好き♪」で、家に籠って人見知りな世捨て人っぽく、自分のコンフォート・ゾーンに逃げ込んで自分の好きな事だけやってるってのも実は案外、開き直った感じに嫌いじゃなかったり。

だから冬の間は、外出も億劫で毎日連続ではしたくない。

なので、火曜日の昼間上映の映画『Les Misérables』に MirianとAnnからせっかく誘って貰ったのに、残念ながら断ってしまった。

多分、今年のアカデミー賞ではオスカーを幾つか獲得するんじゃないか?って確信するくらい、素晴らしい作品だろうとは思うんだけど。

断った理由の一つには、月曜の晩も映画を観に出掛けたばかりだったから、ってのもあって。

たまたま Davidが、公開間近の映画の試写券を無料で取得したので。

月曜の夜7時からの試写に二人で出掛けた。


Ewan McGregorと Naomi Wattsが主演の映画『The Impossible』は、実話を元にした作品なんだけど。


実話だけに余計にインパクトがあって、重くて "emotional"で観た後にどよぉ〜んと気分が滅入って疲れてしまった。

とてもじゃないけれど、この映画の翌日に『Les Misérables』は勘弁して、って感じだったのよ。

近いうちに観るのは何か軽くて楽しいのがいいな、そんな心境。



2013年1月6日日曜日

パンを焼く冬籠り生活

ホリデー休暇最後の日曜日。

気合いを入れての新年のスタートは明日、月曜日から本格的に。

今日は Carolyn M.さん宅の「手芸同好会」みたいな、「手芸家の集い」みたいな、一緒にラグフッキングを楽しむ仲良しさんたちとの「Potluck新年会」みたいなのに誘って頂いてはあったんだけど。

何となくの「冬鬱」に負けて参加せず。

だって外気温−10だし、朝から一日じゅう雪の予報だったし。

別の気候帯からの移民にとって、ここの冬は厳しく辛いわ。。。と珍しく弱音を吐いてみるのは歳のせいだったりするのかも?

ま、そんな訳で家に籠ってぬくぬくと暖かい部屋で過ごし、お風呂に入ったり新聞を読んだり、まるでご隠居さん生活みたいなのを楽しみ、あとは久し振りにお惣菜パンみたいのを焼いてみた。


ウィンナーが中に入ってるのとか。


マヨネーズで和えたコーンが乗ってるのとか。

やっぱりブレッドマシンは必需品だと思う。

愛用していたクイジナート社製のマシンが暫く前に壊れて以来、割りと長い間で新しいのを買わずにいたんだけど。

*Google画像より:前回使ってたマシン*


使い勝手と言うか性能的には今一つな印象のクイジナート製品ではあるんだけど、やっぱりあのデザイン性の高さと言うか洗練された存在感についよろめいて買ってしまう愚かな私なのよね。

だけど今回は、昔、クイジナート以前に使ってたマシンと同じメーカー:Black and Decker/ブラック・アンド・デッカー社の Heavy-Dutyな路線に回帰。


見た目のデザインよりも機能を重視、、、ってことで。

値段(セール価格)もクイジナート社製の半分くらいだし。




2013年1月4日金曜日

動物カレンダー

うちの犬 Trixieを健康診断(予防接種含む)に連れて行った折
動物クリニックで2013年のカレンダーを頂いて来た。

"A Trip Around the World"ってタイトルで
色んな国の色んな動物の写真が毎月楽しめるもの。



1月のグリーンランド:犬
2月のケニア:犬
3月のロシア:猫



4月のスペイン:猫



5月のコスタリカ:鳥

そして
6月に日本:犬があってちょっと嬉しくなった。


背景は勿論、日本を代表する富士山と桜の花で。

この春には、私もこれら↑を間近に見ることが出来ると思うと
何だか感慨深くて余計に嬉しい感じ。


引き続き
8月のモンゴル:犬
9月のモロッコ:猫
10月のタヒチ:犬
11月のペルー:猫

と続いて、ようやく
12月はカナダ(Québec):馬で締めくくり。



毎月カレンダーをめくりながら
楽しい日々が溢れているように。

最後のページが残った時に
家族が皆、健康で充実して楽しい一年だったねって、
笑顔で振り返れるような2013年でありますように。

そして世界中の人々や全ての動物たちにとっても同様に♪




2013年1月3日木曜日

Playdateの間に映画デート

13歳にしてようやく最近(両親の同意を得て)晴れて『Facebook』でびゅーを果たしたうちの娘 Erika。

北米育ちのせいなのか?時代の影響なのか?はたまた育った環境なのかどうか?私が13歳の頃とは比べ物にならないくらいに理論的で知的で大人びてる彼女なので、インターネットを使う上での家族的な約束事は忠実に守る責任感も信頼されて。

『Facebook』は、ちょうど今みたいに学校が長期休暇中で友達に会えない際に活躍するみたいで、仲良しの友達の家に数人で集まる計画を立てるのに便利らしい。

集まる友達の家には、勿論、保護者の誰かしらが在宅であることは暗黙の必須条件だったりするんだけど。

今日は彼女の友達:キャシディの家で "Play Date"(←って言うといかにも子供じみた響きで嫌がられるンだけど←それが楽しくてワザとふざけてこう呼ぶ)だそうで、彼女を11時に送り届けて4時過ぎに再び迎えに行くまでの間の時間を利用して、珍しくDavidと私の二人だけで外出した。(KaitoはTrixieと仲良く家で留守番♪)

まず最初に行ったのは『Mountain Equipment Co-op』。


『MEC』は品質の高いアウトドア用品専門店で、登山用品からキャンプ用品、カヤックや自転車などのスポーツ用品、衣類や靴やバッグ、腕時計にサングラスなどが揃う店。


まぁ行った理由は、ここのスタッフの義妹がクリスマスにギフトカードをくれたので、現場で仕事中の彼女に会いつつ何かめぼしいモノでもあれば探すついでに、って感じの軽いノリで。

結局、買ったのは断熱性のあるウォーター・ボトル(David用)とか、小物を数点だけ。

その後、簡単なランチを食べた後、映画に。

Tom Cruiseの最新作『Jack Reacher』を観た。

予告編を観た以外には前評判とか先入観なしに観たので、期待し過ぎることもなく割りとさらっと楽しめた感じ。

ストーリーもアクションも豪快さで言えば『ミッション・インポッシブル』や『007』には敵わないけれど、その代わり大袈裟に誇張された強さを持ったスーパーヒーローには無い生の人間臭さがある分、身近に感じられるし、ヒロインとの安易な恋愛関係がない意外性にも好感が持てた。

ベテラン俳優 Robert Duvallが美味しいトコ持ってく感じで♪

トムちん、確実に歳取ってはいるけれど(手の甲の皺とか、ね)、役にはハマってる気もするし、多分、シリーズ化する可能性が高いんだろうな。

変に整形したり若作りし過ぎたりすることなく、アクションも頑張り過ぎず、いい感じに自然に歳を重ねて、今後もそれに応じた役作りして欲しいなぁ〜なんて、飽くまでも個人的で密かな希望。



*追記*
『Jack Reacher』の邦題は『アウトロー』だそうで。ちとビックリ。



2013年1月2日水曜日

年越しと初夢

お正月もすっかり明けまして、おめでとうございます。

去年、31日の大晦日の日には食材の買い出しに出たついでに一年の締めくくりとして『Timmy's』(ティム・ホートンズ)に寄って2012年最後の珈琲。(ちょっとした、気分的な儀式って感じで)


夜には友人カップル宅 Doug + Graceさんちにて夕食。

ニューヨークからのTV中継を見ながらカウントダウンで新年を祝って、裏庭で10連発の花火を幾つかあげてみたり。



元日の夕食は Davidの実家にて義妹も一緒に食卓を囲み。

まぁ何とも平和で幸せなお正月を迎えることが出来ました。


*遊び疲れて寛ぐいつもの3匹:Angie, Keva, and Trixie*

*今回は義妹が預かってるワンコ Jakeも加わって賑やか*



お正月二日目の本日は「おでん」を煮てみたり。

大根が手に入らなかったので、似たようなものを見繕って初めて使って見たけれど、まぁカブみたいな感じで、大根よりも繊維質で甘味が強い感じかな?ってとこで結果的に◯。


初夢には、「一富士、二鷹、三茄子」とかって、富士山や鷹や茄子の夢を見るのが縁起が良いらしいけれど、そんな日頃からまるで縁の無いような物たちが突然、夢に現れる筈もなく。

昨日の夜、久し振りに日本の実家に電話して母と話したせいかどうか?今朝の夢でも泣きながら母に電話してた私。

日本からカナダに向かうべく成田空港を目指してるんだけど、東京駅の辺りでパスポートを忘れたことに気付いた!って設定。

飛行機の出発時刻まであと数時間と迫ってる状況でパニックになりつつ、母に電話で「パスポート忘れちゃったんだけど、見つけて駅まで届けてくれるっ!?」と必死に頼んでんの、私@夢の中。

地元駅まで戻る為、新幹線に乗るはずが、目の前でドアが閉まって乗り遅れ、ホームを走り出した新幹線に向かってジャンプし、サイドミラーに捕まる私はまるで「ミッション・インポッシブル」か何かの世界みたいな、手に汗握るアクション超大作な夢。

気付いてみたらカメラも忘れてるし、おまけに航空券も持って無いし、、、ってパニックの絶頂で、高速で走る新幹線の車体にぶら下がってるのは寒いし、手も疲れてどうしよう?ってので目が覚めた。

はぁ〜。

とっても疲れる初夢だったわ。。。

多分、昨日、義母と4月に行く日本での観光ツアーについて話したのも影響してるんだろうと思うけれど。

無意識のうちに考えてることが割りと直ぐにそのまま夢に出たりするのよね。

いずれにしろ、2013年は私にとって、ちょっとした「旅」とか「移動」の年になりそうな予感。



今日は気温が下がって今の外気温は−20℃と冷え込んでる。

散歩の際、肉球の間に入った雪が塊になって痛そうなので特製の犬用ブーツを履いて出掛ける Trixie。