2015年2月8日日曜日

徒然と週末日記



何だか最近は平凡に穏やかな毎日なので、取り立ててブログに書き残すイベントも少ないみたいで、週末毎の記録になってるような傾向。

実際、今回も余り大きな出来事は何も無くて。

火曜日にテキスタイル・センターでの集まりに顔を出し、そのうちの4人(自分含む)でチャイニーズ・ブッフェのランチ。

その後は Forever 21で Kaitoのワードローブの買い足しをしたり。


何しろ彼は17歳の男子にしてファッションにはまるで興味が無く、買物するのも大嫌いで、学校へ着て行く服装にも無頓着だから毎日同じようなカーゴパンツとパーカのスウェット・カーディガンと言う組み合わせで、カーディガンはヨレヨレに袖口の辺りが擦り切れてみすぼらしくてもおかまい無し、ってので当然ガールフレンドが出来るハズも無く。

見るに見かねて必要最低限のモノを随時、私が見繕って買うって羽目で。

新しく買って来たスウェットのパーカを見て、Davidも実は必要だったんだけど、ってので、2日連続で Forever 21に繰り出したんだけど、あの店は本当に在庫量がハンパなく、少しずつ色んなデザインの商品が山のようにあって、クリアランスでのセール価格になってる商品のコーナーも充実してるし、行けば必ず何かしら気に入ったものが見つかるって感じ。

おまけに、メンズのスウェット・パーカが1枚15ドルって値段だし。


あ、そうそう、テキスタイル・センターでは「新顔」の Carolynさんと言う女性に会って自己紹介を兼ねたお喋りしたのが楽しかったかな。

現在やってる「作品展」には125点くらいの作品が展示されてるんだけど、そのどれもが興味深い作品たちではありながら、特に一点、着物素材を使ったパッチワーク・キルトの壁掛けがあって、「一体どんな人が作ったンだろう?」、、、着物素材だけに、「も、もしや日本人?」なんて思いつつ作者名を確認したら英語名だったんだけど。

あの作品を作ったのが Carolynさんだった!ってオチで。


なのであれこれと訊いてみたい裏話なんかもあり。

聞くところに依ると彼女、コレクションした着物が何と!4000枚もあるんだそうで、その桁外れの数字に圧倒された。

日本人の私が、日本から持って来た着物がほんの4〜5枚、、、ってとこ。


芸術としての手芸作品を作る為の「素材」としてだけのコレクションなのか訊いたら、時々は着物を自分で着てみたりもされるんだそうで、着る為の着物も20〜30枚程度あるんだそう。

自分で「着付け」が出来るかどうか?聞き逃したのではあるけれど。


そして彼女にも韓国からの養女がいて立派に成人されてるのが興味深く。

実は、ここに暮らして初めて知ったのだけど、ミネソタの周辺には、韓国から養子縁組をされた韓国系のアメリカ人が沢山いると言うこと。

カナダでも、白人のカップルがアジア系の養女を家族として迎え入れてる場合は良くあって、でも、その場合はほとんどが中国からの養子だった。

なのでこの辺りで既に私が出逢った複数の女性たちの成人したお嬢さんたちが韓国からの養女である事を聞いて、何故に韓国?と思ったんだけど。

先の韓国戦争で遺児となった韓国人女性が、ミネソタに移住して、かつて自身が体験した苦労を味わう祖国の子供たちを減らしたい願望で、ミネソタで韓国からの養子縁組を斡旋する組織を作り、韓国の孤児院との連携で養子縁組に力を注いだのだそう。

最近知り合ったドイツ系アメリカ人の女性には二人の成人されたお嬢さんたちがいて、姉妹として育てられたのではあるけれど、それぞれに血の繋がらない韓国からの養女なのだそうで、写真を見せてもらったんだけど、日本で生まれ育った日本人の私にとっては未知の世界であり、新しい衝撃と言うか、とても興味深く思う。


年末カナダに帰省した際、懐かしい女友達と会った際、共通の知り合いであるプロの(パッチワーク)キルターさんの話題になり。

最近、彼女の十代の娘さんが自殺未遂を繰り返したと聞かされた。

カナダ人同士のカップルで二人のお嬢さん達がいるのだけれど、勿論、血の繋がった家族であり、何もかも恵まれて何の不自由もなく幸せなはずに見えるのに。

幸せな親子関係が、血の繋がりや経済状況だけで保証されない事を思い知らされる。


親子とは言え、お互いの性格や価値観が違うし、生まれ持った素質や後から培った要素、成長する過程での環境や教育、本当に色々な条件が複雑に織り成された結果としての「今の関係」があるんだろうけれど。

私自身、十代の子供たちを持つ親として、「ああしてあげれば良かった」「もっとこうしてあげれば良かった」の後悔は山のようにある。

してあげられなかった後悔と同様に、してしまった後悔も勿論あるし。

無我夢中に5年とか10年とかの日々が過ぎ、気がついて見ると子供たちは高校生だったりして、それまで自分が没頭して来た「結果」に向き合わされた時、引き返してもう一度やり直すチャンスは無いのが「子育て」であり、マニュアルもなく手探りで実験的なのが親という仕事の現実。


ある日の午後、学校から帰った Kaitoが洗いものをするキッチンで Erikaが
「スムージー作るけど一緒に飲む?」
ってので、彼女が作ってくれたスムージーをストローで一緒に飲みながら、その日学校であった話に3人で盛り上がったりする場面に、ほとんど奇跡とも思えるような幸福感に包まれた。


あとは水曜日に泳ぎに行ったり。

Erikaをクリニックの予約に連れて行ったり。

金曜の晩は Davidが月例のポーカー・ナイトを家で開催したり。

とにかく平凡でも平和な毎日に感謝。

来週末、子供たちは学校が休みだったりして4連休の予定。




6 件のコメント:

yana さんのコメント...

やっぱり、氷の世界みたいですね。
あと1っか月くらいの我慢ですね。

韓国人のアダプト・・・・私たちの子供くらいだと思います。それを知った時私はとてもショックでした。それと同時に、日本は戦争に負けたのになんて平和な国なんだろうと思いました。
韓国の事情、お隣の国なのに日本にいると全然わからないんですよね。

娘がフイラで小1の時ボーイフレンドができ、帰国してからも時々手紙をやり取りしていたのだけど、間もなく彼に新しいガールフレンドができ、韓国からのアダプトされた子だと書いたありました。彼はやっぱりアジア系の女の子が好きなのね~と・・・娘の初恋は終わったのでした。

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

陽射しはだいぶ明るく眩しいくらいになって、少しでも春の気配がするのは心が弾みます。(笑

韓国って、距離的には日本からとても近いので、「お隣さん」的な感じなのでしょうけれど、私にとってもまるで未知の国なんですよね。
これまでカナダでは韓国からの養子と言うのを聞いた事がなく、新しい驚きでした。
ミネソタには本当に数が多い印象ですね。
日本は孤児とか養子とか、ネガティブな印象もあり、余りオープンでない感じですものね。
本当に戦後の復興はもの凄いですね。
平和ボケ、とか言われる弊害はあるらしいですが。(笑

小1で既にボーイフレンドとは!おませさんですね♪
やはりその年頃での「遠距離」は難しかったのですね。(笑
異性の好みって、個人によって本質的なものがあるかも知れませんね、傾向として。
興味深いお話です。

まゆみ さんのコメント...

「スムージー作ったけど飲む?」から始まった
3人の会話が弾む様子を思い描いてると、私も幸せな気分になりました~(*^-^*)

最近特に思いますが、親子と言うのは、産みの親だからその関係が必ずしもいいという事もなかったりする家庭もあり、また逆に育ての親との関係の中により豊かな物を見出す場合もあり、本当に親子関係というのは、その本人たちにしかわからないものがありますよね~。

こちら日本は、恐らくこれが今年最高の寒波っていうのが本日くらいまでて、これから少しずつ暖かくなるかと思われます。
なにせ、湯島天神だったかな?今年は梅が平年より1か月くらい遅いようでして、かなりの寒さです。

早く暖かくなるといいですね♪

yana さんのコメント...

余談ですが、子供たちの学校に日本人はうちだけで、娘は真っ黒のストレートヘアーが珍しかったのか、学校中で人気者となり、また男の子が優しくて優しくて・・・大もてだったんです。
一方息子ときたら、しっかり日本の幼稚園で社会生活をしていたので、ちっとも女の子に優しくなくて、あんなんじゃアメリカでは一生ガールフレンドできないな~とおもいましたよ。
ちなみに、娘は帰国してから日本ではちょっと変わった人だったみたいで、高2でカナダに行くまでは1人もボーイフレンドができませんでした。やっぱりそちらで結婚する運命にあったのですね。

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん♪

あら〜、日本も寒いのですね〜。
かと言って、あまり暖冬でもいかにも地球の温暖化!って気がして心配になりますけど。←単純ですね(汗

2月は一番寒い月ですが、3月が近付くといよいよもう少しって気分になり嬉しくなります。
この辺りは師走の大掃除が無い分、スプリング・クリーニングと言って、春は大掃除の季節でもあり忙しかったりするんですけどね。

親子の関係は本当に複雑ですよね。
余り幸せな子供時代を過ごせなかった人や、親を恨んだり、確執があったりする人は少なくないらしいですものね、世間には。
妥協や歩み寄りや理解する努力はお互いに必要かも知れませんが、仲良く円満に暮らせたら、それはもう奇跡的に幸せな事かも知れないって気がしてます、最近。

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

典型的な金髪の白人顔にも慣れてしまうと、やっぱり日本人形みたいな女の子は新鮮で、神秘的で、とっても可愛く見えるの良く解る気がしますもの!(笑

yanaさんに書いて頂いたこと、本当に良く解りますっ!(笑
それでもまぁ、最近の日本人男性は随分とソフトに優しくなって来ている傾向かとは思うんですけれど。
でも、根底での価値観と言うか、相手を尊重する距離感とか、フェミニズムとか、の観点では、付け焼き刃で上辺だけな印象もあったり。
優しいのは飽くまでもデートの時だけ、とか、結婚する前まで、とか。(笑

ある意味、海外での生活を体験してしまうと、日本で再び「型にはまる」のは難しそうですものね。
外国籍の人をパートナーとして、外国で暮らして行くには、「他人と違うことが出来る」冒険心とか強さみたいなものが必要なのかも?なんて思います。