2014年12月11日木曜日

今週の火曜とクリニックの壁

師走だけに、今週も何かと忙しく雑多な用事が多数入ってはいるものの。

毎週火曜日は何とか自分の趣味イベントの為に空けてあり。

今週も先週に続いて珍しく二週連続でホワイト・ベア・レイクのラグ・フッキングのグループに参加して、軽いランチの後、午後は初めて本格的に編物グループに参加してみようかと毛糸とギフトの店『Lila+Claudine's』に寄った。


編物の愛好家が円陣を組んで座る席に着いてはみたものの、でもやっぱりグループの主旨と言うか編物の傾向が違う(皆さんが編まれてるのは伝統的な、パターンに沿った編物での作品が主流)気がして、あとはやっぱり多少の心地悪さみたいなものもあり、早々に退散。

私の社交性とか自尊心とかには波があって、その場のオーラとか雰囲気にも影響を受け易く、人見知りせずに多数の人の中に入って行ける時と、そうではない時ってのがあって、自分自身、手に持て余してしまうと言うか。


それでもグループ内には何人かの顔見知りが出来たし、帰り際にウール素材を買おうと会計に立ったら、この店の「看板店員」的な存在の "Mark"(←編物が得意な、多分ゲイ←ってのはまるで問題ではナイんだけど←と言うか、寧ろゲイの男性は好き♪←って、誰も訊いてないケド!)が、私の顔を見ただけでキャッシュレジスターに打ち込む顧客の名前として私の名を、難しいニホンジンの名前にも拘わらず記憶してる事実に驚かされ、同時に何だか(あら♪ワタシってば既にお得意さま?みたいな)ちょっと嬉しくなってしまった♪


と言えば、たまたまラグ・フッキングのグループが集まってるパッチワーク・キルトの店『Bear Patch』でも、手染めされたウール生地の端切れを買った際にキャッシュ・レジスターに 打ち込む名前を訊かれ、私の苗字(カナダ、特にケベック州では夫婦別姓が浸透していて、私は未だに自分の日本人名をそのまま名乗ってる)をスペルで読み上げて伝えたら

「あぁ、アンさんですね?」 ←いや、アニーさん、だったかも?

とか言われ驚いた。

「いえ、違います」と、自分のファーストネームをこれまたスペル綴りで("M-A-Y-U-M-I"って感じに)告げたんだけど、どうやら、私と同じ日本苗字の人がいるらしいって事実が判明し、果たしてそれが一体どんな人物なのか?もう興味津々。

少なくとも、キルト店で買物をされるくらいだから、手芸の趣味がある確率は高く。

いつの日にか、遭遇する機会があるのかどうか。。。


とにかく、ラグ・フッキングのグループにしろ、編物のグループにしろ、多くの人たちは既に存在するデザインに沿って作業している場合が多くて、例えば、その業界で有名な作家さんがデザインした図柄を購入して使ったり、編み図を購入して図柄に従って編んだり。

勿論、それはそれで、その作業工程に投入する 時間や労力に対して、尊敬するのではあるけれど、私自身にとってそれは、まるで「ぬりえ」のように思えて、誰か他の人が引いた線に沿って、しかも、予め誰か他の人によって決められた色で埋めて行く、と言うのは堪え難く。

他の人と同じ事はしたくない、、、と思う自分を実感する。

こういう自分の性格とか要素が、何処から来たのか?不思議なんだけど。

「超」平凡な日本人の両親の間に産まれ育ったんだけど。

自分が何かしら「モノ」を創り続ける限り、これからもずっと、自分ならではのオリジナリティにこだわって、気紛れで気違い染みた、つまり、"random"で "crazy"な作品や作風を楽しみたいと思う。

だからと言って、その道で大きな野望があると言う訳でもないんだけど。

まぁいずれ、機会があれば、ちまちまと創り溜めた作品の展覧会みたいなものを開催したいような気はしてる、かな、うん。


『Textile Center』からのニュースレターで、このエリアに何やら真剣な「かぎ針編みのギルド」が存在するのを知り、私の次なる「開拓リスト」に追加。

クリエイティブで興味深い会員さん達が多数いるみたいな印象なので、来年は年明け早々にコンタクトを取り、ミーティングに参加してみるのを楽しみにしている。


*昨日、Erikaを連れて行ったクリニックの待合室にて
壁に飾ってあった作品がとても興味深かった。
ランチョンマット風の「織物」を
重ねて下げてあるだけのシンプルさではあるんだけど、
色彩のグラデーションの調和が美しく*



4 件のコメント:

Mutsuko さんのコメント...

あらっ、あら、あら、この織物アイヌの織物にも似た親近感を感じますね。

色合いも素敵だわ♪

いやー、すんなり入れる時と居心地悪い時ありますよね、いずれ慣れてしまえばそんな事も忘れてしまうけど初参加って緊張と座り心地悪い感じが交互に押し寄せ感状のミルフィーユと言うかラザニア出来上がりって感じになります。


しかし多分ゲイの店員さんやら同じ名の日本人女性やら楽しみなキーワードもあり今後に期待出来ますね♪

ゲイの方ってセンスが抜群で話も楽しい人が多いから友達になると視野が広がりますよね。
私もそのお店行きたいわー。

ウフ

yana さんのコメント...

織物・・・つい目が行ってしまいます。
飾り方が素敵ですね。
平織りなのか縦機織かちょっとわからないけど私だったらつい木や花やお家、葉っぱ等絵を入れたくなっちゃいます。絵がないと眠くなっちゃうのよ。(笑い)

Mayumi さんのコメント...

Mutsukoさん♪

あら、そうなんですね〜!
アイヌの織物って、まるで知りませんでした。
あとで検索して見ます♪

1枚だとランチョンマット!?って感じなんですが、
重ねてピンで留めて飾ってある手法なだけで、「アート」に早変わりしてるトコに感動しました。(笑

団体さんに調和するのって、その場の雰囲気とか、自分の気分とか、タイミングにもよりますよね〜。
ミルフィーユもラザニアも好きですが。(笑

出掛けて行くのが楽しみな場所があるってだけで、新しい土地が好きになれるから嬉しいです。
日本人との遭遇率が低いので、自分と同じ苗字の存在はかなり気になります。
次回、ちょっと探りを入れて見ようかな、、、なんて。(笑

毛糸と雑貨の店でゲイの店員さんもいるなんて、完璧でしょ!?(笑
お近くなら是非ご一緒に♪って感じの店です。

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

ほんとシンプルな織物なのに、飾り方でこんなに素敵にアピール出来るんだ!ってとこに感心してしまいました。
織物としては、本当に単純と言うか、色のグラデーション変化だけですものね。
確かに、これを織るとなるとデザインとしては単調かも知れませんね。(笑

北米では最近、若い子が気軽に試せる織物のキットがウケてる様子で、手芸店の店頭で見掛けるので興味深く思ってるところだったりします。