2015年7月4日土曜日

メキシコ料理と容器専門店

ご存知、7月4日はアメリカの独立記念日。

たまたま土曜日だったので、Davidは昨日、金曜日も仕事が休みになった。

子供たちも学校が夏休みに入って家でのんびりしてるのに加えて3連休の週末で、何だかもう曜日の感覚が無くなってしまいそう。

今の時期、夜も9時半を過ぎないと暗くならないので、ひょっとすると10時頃からあちこちで花火の音が聞こえて来るかも?

雷の音をはじめ、花火の音なんかも大の苦手な Trixieだから、きっとさっさと地下へ下りて行って Erikaの部屋の机の下にでも逃げ込むんだろうけど。

子供たちの勉強机の下は、ちょうど犬小屋って感じのサイズの安心感があるらしい。


昨日は冷房なしでも過ごせたけれど、さすがに今日は暑くてエアコンを稼働。

久し振りにポークを揚げてトンカツの夕飯だったり、残った分をカツ丼風に仕上げて食べたりで、かなり久し振りにお米を食べた感じ。

最近はもう随分と和食から遠離ってるのを実感する。

アメリカでは、カナダよりも更に冷凍食材が充実してるし。

手間ひまを掛けずに簡単に "fix"出来る環境は、人々を容易に怠け者にもするし、体重過多にもするし、実際にそれを体現してるって感じの自分が怖い。


そして、カナダで暮らしていた頃に比べ、格段と食べる頻度が高くなって身近に登場するのがメキシコ料理の存在。

ま、地理的にも多少、南下してメキシコに近くなったし、とにかくアメリカ国内にはメキシコからの移民も多いし。


そんな訳で先週の土曜日は Davidと、彼が前から行って見たかったちょっと遠くにある評判の良いメキシコ料理レストランへ足を伸ばしてみた。

豪華でもお洒落でもない小さな店『Aurelia's』と言う名前の店。

調理してるのがメキシコ人だったり、店内で食べてるお客さん達の会話がスペイン語だったりで、多分かなり「本場もの」なんだろうなって期待感で。

Davidが試したのは「魚のタコス」で、ティラピアっぽい白身の魚を焼いたものと、刻まれた新鮮な野菜が複数入っていて、爽やかな食感に味わいで美味しかった。



私は最近メキシカンの際の注文がワンパターン化しつつある、ステーキのファヒタ。


家でご飯(米、と言う意味で)を食べる機会がめっきり減ってる昨今なので、思い掛けずにこんな場面で食べる事が出来たメキシカン・ライスが思いの外、美味しかったりして嬉しかった。

勿論、日本米とはかなり違う種類なのではあるけれど。

サルサやグァカモレと共に食べるコーンチップスも本格的で美味しかった。

何事も習慣で、最近、メキシコ料理を食べる機会が極端に増えたから当然コーンチップスを食べる場面も多く、日常的なスナックとなりつつある感じ。

私的に言えば、食べ慣れた醤油味の胡麻煎餅が、メキシカンなコーンチップスに取って代わりつつあるってな現象。

つくづく人間って、置かれた環境に慣れるし、どんな生活にもいずれ馴染んでしまうものなのかも知れないな、なんて時々思う。


お腹が一杯になって満足した後は、同じエリアにあって、これまた以前からずっと行って見たいと思ってた整理用品のお店にも一石二鳥よろしく寄って見る事が出来た。

その名もずばり『The Container Store』だし。


整理整頓する為に必要な、ありとあらゆる「容器」が揃うって感じの店。


さすがに、こういった究極の専門店は、人口が少なく人口密度の低いカナダには絶対に存在しない(稀にトロントで小規模に可能かも?)だろう、って種類の店。


この感覚は久々。

なんかあれだ、久々『東急ハンズ』を体験するような。

カナダ、、、特にケベック州ではなくアメリカで暮らすことの「特典」みたいなのを、こういう場面で特に実感する。

とは言え、意外と思った程には散財しなかったのではあるけれど。




毛糸セール

編物と言えばやっぱり冬場の方が人気があるみたいで。

さすがに夏は毛糸を編む人も少ないらしく、
手芸店ではセールになってる糸が多く嬉しい。

この時とばかりに多少の仕入れをしたり。

さしあたって用途の当てが無くても、
いつ、どんなプロジェクトで出番があるか?分からないから。

本当に必要な糸は定価でも買えるから
セールで買うのはちょっと冒険的なものとか。

素材感や色が面白いもので、気に入ったものを購入。

*色んな要素が混じった糸は一つ $2.50だった♪*
(クーポンも使って更にお値打ち価格だったけど!)


*紫色が綺麗なコットンとアクリルの混紡*


*何だかボロボロっぽい雰囲気のファンキーな糸*


*色的にクリスマス・プロジェクトに活躍するかも?*




2015年7月3日金曜日

カンナの花

現在の家は借りているだけの「仮住まい」なので
ガーデニングに意欲的にもなれず、
時々、目の付く場所だけ庭の雑草を引っこ抜く程度。

芝刈りは家の管理会社から派遣された人が週に一度くらい
裏庭も含め一気にやってくれるから手が掛からないし。

なので細々と楽しめるのは玄関前のプランターくらいなもの。

今年、初めて植えてみたカンナの花が咲いて嬉しかった。


毎日、朝と夕に2回の水やりを欠かさず。


ペチュニアはジョーロ型のプランターに植えられて売られてたのを買って
そのまま飾ってる、、、という手軽さで。

本当に庭仕事から遠離ってる。

ラクではありつつも、何かしら物足りないような。



2015年7月2日木曜日

フッキング 2作

北米での Rug Hookingのコミュニティ・サイト『Rug Hooking Daily』での自分の頁にもアップしたばかりなんだけど、私自身の現在進行中の作品。


私の作業場に置いてある布張りのカウチには、色んな色柄の布で包みボタンにしたものが任意の配列でミスマッチに取り付けられてるのが気に入っているので、それに合わせたデザインのクッションを作る予定で。

フッキングした多数の円の中心には、ところどころで気に入りのコレクションの中から厳選した可愛いボタンたちを縫い付けようと思ってる。

例によって例の如く、いつもの独自の「気紛れデザイン」なので、フリーハンドで適当にお絵描きスタイルで下絵を描き、色指定無しで、配色を見ながらフッキングしつつデザイン修正を同時にしていくと言う手法で。

だから仕上がりはまさに "One of a Kind"。


と、同時に進行してるのが、細切りしたウール素材の代わりに編物ようの毛糸(素材はウールとは限らないけれど)をフッキングしてるもの。



変わり毛糸(撚りがスムーズでなかったり複数の色が混じってるという意味で)ならではのモコモコ感を活かした絵で。

あとはこの時期で特に青い色での濃淡の微妙な変化のある配色に魅力を感じて。

ベージュの「サンドビーチ」から浅瀬の波打ち際、遠く水平線までの間で、複数の違う糸を使って行くのは、とても楽しい作業。

最終的に、どんな仕上がりになるのかは未定。


他にも手法の異なる作品が幾つも進行中で、もうほんと、いつもながら私の仕事場は勿論なんだけど、頭の中もぐちゃぐちゃ。。。ってのは余談で。









2015年6月30日火曜日

晴れときどき小雨

*Hooked and then embellished with a few glass beads*
Size: 3" diameter hoop


直径9cm弱のフープに仕上げた壁掛けは
白い毛糸を麻布にフッキングして雲に見立て、
雨だれ型のチェコ製のガラスのビーズを縫い付けたもの。

壁に飾る小さなアクセント的な存在感の控え目なデコレーション。








Canada Day

いよいよ明日から7月。

7月1日はカナダの建国記念日。

Happy Canada Day!


*家で Poutineを再現*


この間、いきつけの近所のスーパーマーケットにて
チーズカード(Cheese Curd)を見掛けたので思わず購入。

無性にプーティン(Poutine)が食べたくなってしまい。

オーブンで焼くだけの冷凍のフライドポテトと
あとは瓶入りのグレーヴィー(Gravy)も買って、
早速、家で熱々のプーティンを食べました♪

忘れかけてた懐かしのカナダの味。。。


少し前には何故か Trader Joe'sで
「冷凍プーティン・キット」が売られてるのを見て
速攻で買って試したんだけど、その後、見掛けてない。

やっぱりたまには食べたくなるので
時々また再現して楽しもうと思う。


取り敢えず、明日は皆で 『O Canada』(←カナダの国歌)を唄おう。



ついでに赤いTシャツでも着て。

あとは何だ、やたら語尾に "eh?"とか付けてみたり。


思い掛けずこうしてアメリカで暮らす事になって
外から見るカナダに新たな想いを馳せながら。

私にとって第二の故郷でもあることだし。


それにしても、
「日本の国歌(君が代)のメロディはどうしてあんなに暗いの?」
とか言うツッコミは無しでお願いします。





2015年6月27日土曜日

アメリカで卒業式

もうかなり昔のこと過ぎて、自分の高校卒業式の時の記憶が殆ど無いんだけど。

来月18歳になる息子の卒業式が6月初めにあったので備忘録として。


カナダで経験したのは子供たちのデイケア(個人経営の保育園みたいな)とか、小学校の卒業式のみだから、高校の卒業式は私たち家族にとって初めての体験でもあり、更にアメリカで迎える初めての「アメリカの高校の卒業式」ってので興味津々な部分もあり、密かに気分が盛り上がったりして。

卒業生が600人程度と比較的、規模の大きい式典なので、会場となったのはセント・ポール市にある、音楽コンサートやアイスホッケーをはじめとするスポーツの試合が催される通称 "River Centre"と呼ばれる施設だった。


(今、気付いたけれど、センターが "Center"の綴りでなく "Centre"なのが意外。アメリカ的には "Center"なのかと思ってたケド。勿論、モントリオールではいつも大抵の場合は "Centre"の綴りで発音もそれなりにフランス語っぽい感じだった)

卒業生の Kaitoを早めに会場に送り届けたついでに、私は2階バルコニーの最前列の席を確保。

周辺を観光がてら散策していた Davidと彼の両親が後から合流。

こんな時、携帯でテキスト・メッセージのやり取りが出来る便利さを実感する。


式典は夕方7時からの開催で、まずは教諭陣たちの入場から始まり、前方の2つの大型スクリーンにも映像が映し出され。

ハリウッドの青春映画で見慣れた「キャップとガウン」を着用の卒業生たちは、それぞれ自分のキャップを好きなよう個性的にデコレーションする事が許されてる様子で、思い思いのデザインをカラフルに施されたキャップの光景は、カナダでは余り見掛けないらしい?←義母による情報

*何故かアイスホッケーのモントリオール・チームのロゴを発見!?*
(通称:Habs、『Montreal Canadiens』の赤い "C"?)


特に目立ったのは「電飾」を施されたキャップを被る卒業生たち。

*卒業キャップを電飾でチカチカさせるって発想は無かった!*
(てか、そこまでやっていいの?みたいな驚き。。。)


ひと言で片付けると「目立ちたがり屋」の部類に属するんだろうけれど、個々の文字通り「個性」が幅広く許され尊重される社会の懐の深さみたいなところに、まさにアメリカならではの自由な気質を感じてしまう。

こうして十代の頃から他人の目を気にする事なく、他の誰とも違う「自分自身であること」をのびのびと実現することが出来る彼等が社会に出た時、国際的なビジネスの現場でどんな活躍をするのだろう。

一方、日本で生まれ育ち、日本で教育を受け日本の高校を卒業した青年たちが将来、このアメリカの彼等から一体どれほどのカルチャー・ショックを受ける事になるのか?想像せずにはいられない。

少なくとも、昭和生まれで日本育ちの私は、いつも「人と同じように振る舞うこと」を教えられて、その事に安心感をもって生きてたので、北米で暮らすようになった際には、それまでの「古い価値観の自分」をぶち壊す事にかなりの時間を要した。

以前も書いたとは思うけれど、"Be Yourself"と言われた時に、"Myself"と言うものが無いことに気付いて唖然としたのだったからして。


とにかく、他人に迷惑を掛けない範囲では何でもアリってな感じで、外から干渉され過ぎない心地良さに「自由の国」を感じるアメリカは、今の私にとっては快適な住み心地の社会であり環境。


卒業生の名前が一人一人読み上げられてステージで卒業証書の授与。

想像するに容易な通り、国際色豊かに個性的な名前の生徒たちが多く、正確な発音で読み上げるのはひと苦労だろうな、と思ってたら、やっぱり Kaitoの名前も苗字の発音が違ってて、義理の両親を少しだけ落胆させた。

普段ならば、名前を「ケェイトゥ」とか読まれるのもしばしばのところ、息子が予め指摘したらしく、「カイト」と発音して貰えたのは良かった。

そして最後はお約束の「キャップ投げ」で、合図と共に卒業生が一斉に被っていたキャップを宙に向かって放り投げて式典の終了。


その後、バルコニー席にやって来た Kaitoと合流。

*ガウンは退場時に返却、キャップは個人キープ*
(見開き型の卒業証書)


夕方7時からの卒業式は2時間半程度でつつがなく終了し、家に帰った後はちょっとした内輪でのお祝いパーティって感じで、ワインやビールと共に、"Edamame/枝豆"のおつまみを筆頭にチキンやチーズやチップスなどを夜食代わりに。

晴れて卒業の Kaitoは、カレッジが始まる9月まで長い夏休みの始まり。