2014年10月4日土曜日

Stillwaterにての収穫

戦って勝ち取った、と言う訳でもないけれど
戦利品。

Stillwaterで開催されたラグ・フッキングのイベントより。


カラフルな色合いに染められたウール素材たち。


"Hook"を一本しか持ってないので
針が少しだけ細めの新しいフックを購入。
(メイン州で作られたもので、$9.50だった)

手前:ハンパのウール生地はロール状に巻かれて $1ずつだったので
値段が嬉しくてチェック柄を幾つか購入。

何かにつけて安価なモノに惹かれるケチなワタシ。ぐふっ。



ぎゃー、何この可愛いボタンはっ!?


ってので、
幾つか買い集めたセラミック製の手塗りボタンたち。

どれも2cm程度の大きさ。

季節柄、ドングリとか。


樫の木の葉っぱ。


あとは私の弱点、小鳥とか小花とかティーポットとか諸々。

つまり弱点が多過ぎるンだけど。



あ、そうそうイベントは↓ コレでした。






Stillwaterへのドライヴ

微熱を伴う鼻風邪を引いた病み上がり、ではあるのだけど。

少し前に「でびゅー」した "Hopkins/ホプキンス"(ミネアポリスの郊外で家から高速道路に乗って西に30分程度走った小さな町)のコミュニセンターにての "Rug Hooking"グループから廻って来た情報で。

今週土曜日、つまり今日の朝9時から午後の2時まで "Stillwater/スティルウォーター"(家から高速道路に乗って東へ30分程度走った郊外の町)の教会にて、この時期に毎年恒例で行われるラグ・フッキングのイベントがあり、材料のウールや道具を販売する店が幾つも出店する、と言うので早速、覗きに行って見た。

*会場の入り口付近に設けられた受付と、
近くに出店された店の店頭を眺める*
(因に背景の「落ち穂拾い」もフッキングされた作品)


何処の町にもある教会って、大抵の場合、割りと立地が良くて建造物も立派だったりするし、施設としてキッチンや会議室や図書室なども備えてたり、駐車場も充分に完備してたりするので、その教会の宗派の信者に限定することなく、地元民に開放して色んな機会で地域で利用されるのは合理的で有意義で、教会にとっても一般の地元民にとっても Win+Winな状況で、本当に良く出来てるなぁ〜と感心する。


そんな訳で、祭壇にはしっかりと十字架がある訳ですが、広い会場には丸いテーブルが幾つも配され、椅子も沢山、ざっと 100人とか 200人とかの規模での収容力。


受付にてゲスト登録して入場料(8ドルだったかな?昼食付きで!)を支払い、まずは閲覧室に展示された "Rug/ラグ"を見学。

*「ラグ」なので、当然だけど床にズラーっと敷かれて展示*


可愛い作品が幾つもあり、「写真に撮っても良いか」訪ねたら「好きなだけ撮って行って♪」と言うので調子づいてあれこれお気に入りを撮って来た。

私にとっては初めて参加するイベントなので、いったい何をどの程度、期待して臨めばいいのか?解らなかったんだけど、思った以上に人が集まって活気があったし、出店者たちがそれぞれ手染めして売っているウール素材たちの品質も良く、色彩も豊富、おまけに会場では飲み物や簡単な昼食まで出され、初参加の私にとって文句無しに楽しかった。

*売りに出されてるムラに手染めされたウール素材たち*


会場では、ホプキンスのグループで出逢った人たちにも何人か行き会ったし、彼女たちのお陰で知り得たイベントであったし、人の輪に入って得るコミュニティとしての貴重な情報源、情報量、可能性(グループ内でも特に気の合いそうな人たちとは、今後、それぞれの自宅に少数で集まっての "Hooking会"の計画を話してる)などを有り難く実感。

*下絵のついた麻布やキットも販売中*


材料の他、「キット」や図案なども販売されていて興味深い。

可愛いデザインも多く、今後の参考材料とさせて貰うつもり。

私自身は「オリジナル」性にこだわりがあるので、自分が作業する作品は飽くまでも自分の手で描くスタイルを追求、貫く意志ではあるのだけど。

*季節柄の色合い、配色*
カボチャやニワトリ、ハロウィンの作品が多く
暖色系、オレンジなどに惹かれる
ウール素材で立体的に作られたカボチャも可愛いし♪


いずれにしろ、ラグ・フッキングはやっぱり年配の愛好家が主流な印象。

余り若い年代の人を見掛けなかった。

ま、それには驚かなかったけど、たまたま私が行った時間帯では、アジア系の人をまるで見掛けなかった事実にもハタと気が付いて、ちょっと意外な気がした。

最近では普段、気にも留めないし、自分が日本人であることを思い出す場面も無ければ、特に自分がマイノリティであると言うことを実感するような事も無いのだけれど、今日は何となく、この辺でも「日本人とかアジア人とかのラグ・フッカーさんってのも居たりするのかな?」なんて興味深く思ったので。


あぁ、そう言えば、少し前に出掛けて行って空振りだった "White Bear/ホワイト・ベア"にあるキルト店『Bear Patch Quilting』で週に一度、集まっているラグ・フッキングのグループの Patさんから電話を貰った。

果たして毎回、何名くらいの参加になるのか?未定ではあるけれど、今後は「一人も現れない」(←前回、私が初めて行った時)という事は無いかと思うので、是非、参加してみるようにとのお誘いだった。

たまたま家の車を定期点検に出す時期でもあり、ディーラーがそちらの方面なので、来週に再度、顔を出して見ようかと思ってる。

ひょっとして、今日、スティル・ウォーターのイベントで既にすれ違ってる人々と対面するって事もあり得るんじゃ無いか?なんて思いながら。

まぁ余りこだわるつもりは無いけれど、私と同年代くらいでのラグ・フッカーさんにも出逢ってみたいような欲求も抱きつつ。


*"raffle"として出品されてたラグもハロウィンのテーマで*

退役軍人の団体に寄附される目的での募金集めの為のラッフル=くじ引きで、
チケットを買った人々の中から抽選で当選者に、このラグが渡されるというもの。
市場価格としては、300ドル〜600ドル程度の価値があるかと思う。
ま、私は多分、当たらないとは思うけれど。。。てへっ。





風邪でお子ちゃまシロップ



余り真剣にブログに取り組んでるって意識は無かったにしろ、飽きっぽくて怠け者の私にしては割りと頻繁に途切れず書いて来てたこの頁なので、今回、珍しく1週間以上の更新が無かったのを見て、日本の友達が心配してメールくれた。

いや、ちょっと死んでました、半分。

ってのは大袈裟だけど。

何しろ季節の変わり目で気温差がハンパなく激しくて、その後、夏日が復活して日中の最高気温が27℃くらいもあったり、「あれ?ついこの間、暖房入ってたよね? アレは何だったんだろう?」みたいに。

そして再び10℃以下の最高気温の日々に戻ったり。

鼻風邪にやられた子供たち、、、特に Erikaは微熱ながら発熱して学校を2日間休んで復活した後、その菌が私に順番良く廻って来たらしく。

歳を取ると、ほんの微熱でも体中の節々が痛くなったり老体に厳しい。

風邪くらいでは医者に診て貰ったりしないから、薬局で市販されてるクスリに頼ってみたりするんだけど、まぁこの辺にもアメリカならではの薬事情、風邪事情(日本やカナダとも微妙に違ったり)みたいなものもあり何かと経験だったり。

まぁ結果として、『Tylenal』の風邪薬はほとんどいつも効果のある実感が持てなくて、まぁ、熱や痛みには効くとしても鼻風邪の症状である鼻水や咳やクシャミは止まらないから、結局、私にとっての個人的な神頼み的に『Dimetapp』を探す訳だけど、かの有名な『Pfizer』社製でありながら、何故かこの辺りでは「子供用シロップ」しか売られてなくて。


(前回カナダに帰省した折、1月末の時節柄、風邪の時期でもあり例外なく鼻風邪にやられた私は栓の壊れた水道管のように止めどなく「水っぱな」な鼻水が出て困った際、滞在先である義理の両親宅にてキッチンの引き出しにて各種の風邪薬を発見。 実はそのどれもが「期限切れ」だったのではあるけれど(←義母の特性)3種類くらいの馴染みの無い風邪薬たちの中から、取り敢えず選んで服用したのが "Dimetapp"の大人用錠剤だった。 一体、義母がそれを何処で入手したか?本人も記憶が無く、期限が切れるくらい古いこともあり、でもおっかなびっくり服用した私は、まるで嘘のように、あたかも魔法であるかのように、垂れ流し状態で仕方なく鼻に丸めたティッシュを詰めてあった鼻水が文字通り「ピタっ!」と止まって、本当に感動してしまった。 なので以来、「鼻水には "Dimetapp"」ってのが私の小さな脳ミソに呪文のように刷り込まれた、と言う訳。 とは言え、ひょっとしてそれは、大人用の錠剤で、しかも期限切れの古いものでないと効果が現れないのかも?と言う懐疑心も無いとは言えなくもないかも、ってなところが本音。 しかし、大人用の錠剤なんて全く何処の店でも見掛けなくて、一体どこで買えるんだろう?)


『Pfizer/ファイザー』社は、カナダに住んでた時に良く走ってた主要高速道路脇に支社があって、知り合いの旦那さん達が勤務してたり、身近な気がしてたんだけど。

ウェブサイトを検索したら連絡先がオーストラリアだし。

余談で、『Target』で風邪薬を買った際、身分証として運転免許証の提示を求められたから、やっぱり通販とかで安易に買えないかも?って気がしてる。

そんな訳で、いい歳をしたオバさんの私が、仕方なく「子供用シロップ」の甘くて美味しいグレープ味のお子ちゃま用風邪薬を飲んでいる、、、と言う図。

いや、これが微妙に美味しくて怖いンですが。。。癖にならないかと。

聞くところによると、アメリカで市販されてる薬の成分は日本よりも強いらしく、大柄な白人系体型に比べると、全般に小柄な日本のアジア系体型である私らにとって、実は子供用の分量くらいで充分な効用があるとか無いとか。

なので意外と子供用シロップでも、『Dimetapp/ダイムタップ』と言う私にとってのブランド効果も発揮して、「病は気から」と同じような作用(この場合は逆だけど)があるのかも知れない。

などと思い込みつつ、キッチンで甘くて美味しいシロップをゴクゴクっ♪と飲み干しつつ、徐々に快方に向かい。

でも、咳がなかなかシツコイのよねー。

あとは鼻のかみ過ぎで鼻の周りが赤く季節先取りのトナカイみたいだし。

あぁ〜。

それでも楽しいイベントは目白押しで、だから今日も支度して出掛けるわ。

先月ようやく社交界でびゅー(?)して以来、やっぱりそれなりに多忙になった。

まだまだ始まったばかり、、、ではあるけれど。

*裏庭にも落ち葉が雪のように降り積もりつつあり*
確実に、ちょっと晩秋に向かってる風情
なんか物悲しぃ〜



風邪で寝込むのはいいとして。

「主婦にとってのたまの骨休め〜」とか何とか。

でもやっぱり主婦だから、

復活した後に家の中が凄い事になってたりして。。。


勿論、子供たちがお皿洗いとか手伝ってくれたりしてはいたんだけど。

それでもやっぱり日々の仕事ってのは溜まるのよねぇ〜。





2014年9月24日水曜日

私はミネソタのアイスクリーム売り

少し前、ご近所の Kateさんから

「地元の老人ホーム内にあるギフトショップで、アイスクリームの売り子のボランティアを一ヶ月に一回だけする興味、Erikaにあるかしら?」

と話があり。

どうせ私たちはアメリカでの滞在ビザの制限でアルバイトをする事も出来ないし、15歳の Erikaにとって社会に出て働く経験をするのは有意義な社会勉強になるかと思い、彼女に勧めた。

思った以上の反応で興味を示したので、Kateさんに見学に行く返事をして

「例え Erikaが興味を示さなくても、私がそのボランティアしたいわ!」と伝えた。

だって、何となくシニアって好きなのよね。

年配の人を捕まえてこう言うのも何だけど、長い人生を生き抜いた彼等には余生に対する達観と言うか、世俗を超越した余裕みたいなものを感じさせられる事が多く、朗らかで前向きに可笑しな冗談を言う人も多いし、微笑ましく可愛らしい存在感だったりする人が多いから。

そんな彼等と接するのは、ちょっとしたリラクゼーションと言うか。

以前カナダではボランティア団体に登録して、事務所から紹介された目と耳の不自由な高齢の女性の外出サポートの仕事?をしたし、クリスマス時期には Newcomers Clubの有志と集まって練習を積んだ後、退役軍人病院施設に入所のシニアを訪ねてクリスマス・キャロルを歌ったりした経験から。

あ、そうそう、あとはクリスマス時期には地元の総合病院の基金集めの為、ショッピングモールでのギフトラッピングのボランティアもしたのだった。
(←何しろ昔サンリオでアルバイトして、包装の特訓を受けたし!)
(←ギフトショップで働く「売り」として Kateさんにアピールした)

だから今回の思い掛けない Kateさんからの提案は、そんな私にとって願ったり叶ったりな出来事で、二つ返事だったと言う訳。


余談で、昔、看護師だった義理の母 Carolも、長年に渡り地元の Lakeshore General Hospital内にあるギフトショップ(と言うか、「売店」)で、ボランティアをしていた。

そこでは、お見舞いに病院を訪れた人が、患者さんに持って行けるようなちょっとしたプレゼントや書籍やカード等を売っていて、どんな商品を売るか?カタログ注文したり、在庫の管理をする仕事を義母はしていたらしい。

その「売店」では、地元の人々の手作り作品なども売っていて、スタッフルームには寄附された毛糸が沢山あり、編み物ボランティアの人たちが集まって、そこでお喋りを楽しみながら商品として売る為の編み物をしていたり。

義母に付き合って何度か行ったことがあるので、そんな光景とボランティア環境を想像してたんだけど、実際に Erikaと二人でシフト勤務中の Kateさんを訪ねて見たら、余りにも豪華に立派な施設でビックリしてしまった。

そこは「売店」ではなく、「ブティック」って感じのギフトショップだったし。

隣接の窓口ではアイスクリームの他に珈琲やクッキーなども販売してるの。


*家から車で10分足らずの "Johanna's Shores"*


*廊下の窓から中庭を臨む*


*湖 "Lake Johanna"に面した恵まれた敷地で
中庭から湖が眺められるようベンチが配されてる*


*入居者用のダイニング
天井が高く立派な高級レストランのよう*


*ダイニング脇のホール
施設内のあちこちにグランドピアノが置かれてるの*


*地元のキルト愛好家グループから寄贈されたと思われる
パッチワークキルトの作品が壁に掛かってた*
(義母のキルトグループでも、年中そんな感じでの団体作業をしてる)


*吹き抜けのイベントホールに面して
ブティックの様相の「ギフトショップ」*


日本で老人ホームとか、養老院とか、老人養護施設とかに行って見た経験がまるで無い私には、果たして日本のそれらとの違いがまるで解らないのではあるけれど。

少なくとも、義母の母が入所した施設や、Davidの義理の祖母が入居中の、私にとって比較的「素敵♪」と思っていた施設よりも更に設備が整っている雰囲気。

こうした種類の施設に入所するには、毎月、少なくとも2000ドルは掛かると認識していたけれど、ここはさすがに3000ドル前後との噂。

日本円にして、年間で350万円前後の負担。


と、とにかく、私たちが働きたいと思うギフトショップは、お洒落で雰囲気も良く、何しろ置いてる商品がどれも「今風」で洗練されて可愛いの!

シフトで勤務中のボランティア女性が Kateさんの他に2人いて、余り人手が足りてない雰囲気では無かったものの、感じの良い女性たちで安心したり。

施設内には他にも立派な映画室(映画館みたいな座席で!)やチャペルなんかもあり、入居中のシニアを訪ねる家族連れや子供たちの姿もあって活気があった。

今まで働いた経験の無い Erikaは興奮気味にやる気満々!

取り敢えず、親子揃ってボランティア希望の申込み登録をしたんだけど、ウェブサイトには仕事内容として、クラフトのサポート(多分、アクティビティとしてちょっとした手芸や工作のお手伝い)とか、ネール・ペインティング(シニア女性の爪にエナメルを塗ってあげる?)とか、あとは愛犬を連れて行ってシニアと交流すると言う選択肢もあるみたいで、多岐にわたった内容のボランティア行為が出来るらしいのは魅力。

あとは勿論、バックグラウンド点検などもあり(カナダでは警察からの犯罪歴がない証明書を要した)、第三者からの紹介状とかもセキュリティ上、必要になるかと思う。


興味深いのは、北米の高校ではボランティア行為が奨励されていて、大学などに進学する際の内申書的なもので割りと高く評価される為には、年間で40時間とか50時間とかでのボランティアが必要となる事。

なので学校へ報告が出来るよう、ボランティア先から勤務時間の証明が出されるシステムも整ってるらしいのには感心させられる。

北米人は、本当にボランティアが好き。

生活の一部って感じに自然だから、余り大袈裟では無いんだけど。

やっぱり宗教とか文化的な背景も大きく関わってると思うけど。

あぁ〜、とにかく早くあの素敵な施設でアイスクリームを売りたいわ♪




2014年9月23日火曜日

自己紹介好き

*Textile Centerのギフトショップにて*
地元の手芸家が出品している手作りの「素材」
またはネックレス?をセンターの会員価格で購入
色がとても綺麗でカラフルな鳥の羽根にメロメロ♪
どんな風に手を加えようか?楽しみ



先週に引き続きのネットワーク開拓で、今日は『Textile Center』を再訪。

先週初めて訪れた際に受付の Nancyさんが色々と情報をくれたり、施設の案内や説明をしてくれたので、家に帰った後でセンターの年会員に登録し、ついでに10月に行われる "Nuno Felting"(多分シルクガーゼに羊毛を刺してスカーフを作る技法)のワークショップと言うかクラスも受講する申込みの手続きも済ませたんだけど。

なので今日、彼女にそのことを告げると喜んで迎えてくれた。

そして、毎週火曜日に集まっていると彼女が教えてくれた "Fiber Artist"たちの作業場へ連れて行って、既にテーブルを囲んでおのおの作業をしている女性たちのグループに私を簡単に紹介してくれたので、思わず新しい学校に転校して来た「転校生」の気分になってしまった。

さすがに「白鳥麗子デス」とは言わなかったケド。

自己紹介がてら、持参した手芸作品を2点ほど披露したり。

初対面の皆さんにも、それぞれ作業している作品を見せて頂いて。

ビーズ作品やコラージュを制作中の Stephanieさん、Eleanorさん、Julieさんはメキシコ風の刺繍、洋服作りをしてた Roxanneさん、編み物をしてたのは Karenさん、Scottyさん、Maryさん、(別の)Nancyさん、そしてラグフッキングをしてる Deanieさんと Wendyさんの2人もいて、嬉しくなってしまった。

年配の Karenさんは「知る人ぞ知る」的にアメリカ国内でも有名な芸術家の作家さんなのだそうで、多岐にわたる手法の芸術作品を発表し、それらは売れているらしく、最近では韓国で開催されたカンファレンスにも行って来たそうで、3週間の滞在中で買ったらしい韓国の手芸本(韓国語と英語とで印刷されてる)を見せてくれて、とても興味深かった。

Julieさんは家で羊を飼っているとか、Deanieさんは皮膚科医のご主人が仕事で東京へ行く際に付き添って過去に3度、日本へ行ったことがあるとか。

Wendyさんは冬の間は暖かいフロリダの家で過ごすので、今シーズンは今日が最後の出席なので寂しいとか。

何故かモントリオールに詳しい彼女とは、だから今シーズン最後の別れの挨拶に「ダブルチーク」(両方の頬にキスする←フランス式で)で別れた。

お隣のウィスコンシン州から出席してるメンバーも2名いて、ミーティングの後はいつも最寄りのレストランで昼食を楽しんでから帰るそうで、私も誘って頂いたのではあるけれど、たまたま他に寄る場所があり、次回への持ち越しとして貰った。

いずれにしろ、一気にまたまた10人の "friends"が出来た。

新しい土地で「友達ゼロ」の気楽で透明人間的な匿名性は失ってしまったけれど、第三者に認識されて、何かしらの団体に所属する安心感みたいなものを引き換えに得たって感じ。

今後メールのやり取りとか、外出先で偶然に出くわす可能性とか、社交的な付き合いとか、多少の煩わしさを伴うのではあるけれど。

それでも他人と関わり情報交換したり、感情の起伏を表現したり、取り留めの無い会話を延々と楽しんだりは、最近衰退している脳や顔の表情筋やの刺激になる。

趣味の世界を通して、共通性のある人たちと巡り会える悦びも感じたり。



家の玄関脇の小窓から見える場所に2軒先の家の綺麗な紅葉を始めた楓の木が、日ごとに秋の深まりを知らせてくれる。





2014年9月21日日曜日

ネットワーク開拓

*The Ghastliesシリーズのハロウィン・オーナメントを作成*
裏庭で拾った楓の葉っぱたちと秋の雰囲気で


ブログを書く余裕が無かっただけで、死んでませんっ!

実は久し振りに何だか忙しい一週間でした。

と言うのも、新しい土地で「友達ゼロ」の匿名性を楽しんで来たのではあるけれど、さすがに9ヶ月経って、これから暗く長い冬に向かうのに辺り、独りで冬眠生活するのはやっぱり孤独で気が滅入るかな、と思い。

ひと度、冬に突入してしまうと新しい事を始める気力も無いし。

せっかく新しい人たちに出逢うにも暗ぁ〜いオーラを発してしまいそうだし。

なので先週は世間に「社交でびゅー」の週とし、あちこち開拓の旅に。



火曜日は White Bearにあるパッチワークキルトの店『Bear Patch』にて、ラグ・フッキングのグループが集まるらしい情報を得て、行って見たんだけど、この日はたまたま生憎?誰も来なかった。ガクっ。

収穫は、Bear Patchの店長:パムさんから色んなお話が聞けたことと、あとは何より、私にとって初めてのキルト店の発見になった事。
(可愛いプリントのコットン生地も買ったし!)

素敵なお店なので、次回、義母(熱心な"Quilter")が遊びに来た際には是非、案内してあげる予定。

あとは "White Bear Lake"(←地名)周辺の小さな街のブティックやギフトショップ、ベーカリーを覗いて、ちょっとした買物が楽しかった♪

興味深い毛糸屋さん情報も入手したので、次回の冒険に楽しみ。



水曜日は Hopkins/ホプキンスと言う町のコミュニティセンターで、これまたラグ・フッキングのグループが集まるってので出掛けて見た。

こちらのグループには、予めメンバーのシンディさんに電話で話していた事もあり、実際にグループの人々に会うことが出来、取り敢えず8人の "friends"(お友達)が出来ました。

私にとってミネソタで初めての「フッキング仲間」、イェ〜イ!



あとは『Textile Center/テキスタイル・センター』ってのがあって、布や糸を駆使した芸術に関する情報や展示や交流の場となっているらしく、そこを覗いて見学した後、会員になったり、10月の"Nuno Felting"のワークショップに申し込んだ。

毎週火曜日には、そこで手芸家たちのミーティングもあるらしいので、私も新入りとしてちょっと顔を出して見るつもり。




あとは子供たちが通う高校で、教師たちのプレゼンテーションを聞く「オープンハウス」があって、それぞれのクラスを Davidと駆け足で廻り、個性溢れる教諭たちに対面して授業内容や彼等の経歴を聞いたりするのは、なかなか興味深かった。



少し前、Erikaが学校の友達 Kalea/カリアの家へ "sleepover"した際、カリアのお母さん:エリーに初めて会ったんだけど、彼女、編み物をするって言ってたから、寒くなったら一緒にお茶を飲みながら編み物をする時間が持てたらいいな、なんて勝手に考えてる。

助産婦さん的な仕事をしてるエリー、普段、平日は家にいるみたいだし。



と、とにかく今のうちに冬籠りに備えたネットワーク作りをして置くって感じで、今年のうちにどれくらいの「手芸ともだち」を作ることが出来るか?

ちょっと頑張ってみよっかなー、って飽くまでも軽いノリで。

切羽詰まらない事が鍵であり前提で。


2014年9月15日月曜日

偶然の連鎖

*むら染めの生地で作ったカボチャのオーナメントたち*



日曜日の晩、つまり昨日の夜、寝る前に今週の天気をチェックし、向こう金曜日まで雨マークが一切ないのを確認していい気分で眠りについた。

なので今朝、起きてみたら月曜の朝から雨が降っていてびっくり。

ったくアテにならないなぁ〜天気予報。

秋の変わり易い天気を予想するのはやっぱり困難な技なのかどうか。



昨日の日曜日は Davidと二人で予定通り『Home Depot』へ。

デロンギのオイルヒーターを買うと決めたからには善は急げ!

ピューっ!と午前中からハイウェイに乗って現地にいざ到着。

が、しかし、店員さんに訊いて見ると暖房器具などの季節商品への入れ替えは今週の水曜日なんだそうで、店頭には依然 BBQが並んでたり。

おまけに、デロンギのヒーター等は店頭への在庫を持たず、ホームページでのネット販売のみなんだそうで。

なんて早とちりでせっかちなおっちょこちょいなんだワタシはっ!?



がっかりしたら余計にお腹も空いて、Davidとブランチを食べることにして、彼がスマートフォンで最寄りのカフェを検索。

彼の直感と距離とアクセスの良さ、あとは店の近くに車が停められるかどうか?ってので選んだのが『Hazel's Northeast 』と言う名のカフェ・レストラン。
http://www.hazelsnortheast.com/index.php

日曜日の午前中ということもあり、地元で人気らしいその店はかなり混み合っていて、テーブルが空く順番待ちらしい人々が大勢、通りまではみ出してた。

案の定、私たちも「30分待ち」と言われ。

諦めて別の店へ行こうか迷ったけれど、せっかく来た初めての店だし、これ程の人気ならば試して見る価値があるはず、ってので30分くらい待つことに決めて。



店内のベンチで座って待つのも退屈なので、せっかくお天気のいい日曜日だし、近所をフラフラと歩いて散策してみる事にして、通りに面したアンティーク家具の店を覗いてみたり。

古い形式の黒くて縦型をしたタイプライターが意外と安価で売られていて、何となく欲しい気もしたんだけど、Davidに
「ソレ買ってもさ〜、いったい何に使うのよ?」
みたいに訊かれ
「使う、とかいう目的ではナイのよ、こーゆーのは! デコレーションなんだから」
と弁解したものの、でもやっぱり説得力ナイなぁ〜と自覚し。

買物はやっぱり独りで出掛けないと駄目だわっ!と心に強く実感。


並びにベーカリーがあるのを発見!

覗いて見ると「日曜休業」の張り紙がありがっかり。

そんな私に Davidが
「近くに手芸の店があるみたい。。。行って見る?」
ってので、半信半疑、期待もせずにフラフラと付いて行った。
ほんの直ぐそこに店舗(『Crafty Planet』と言う)があって
「あ、ここだ、ここだ!」
って感じにドアを開け、足を踏み入れて見てビックリ仰天!


店内ではソーイングのお教室が開かれてるみたいで、楽しそうな声で賑わっていて、所狭しとコットン生地や手芸材料やカラフルな毛糸たちが壁の棚いっぱいに陳列されていて興奮してしまった。

まさに私が求めるタイプの店で、ネットで検索して探し出してでも訪ねて行くような店が、まさかこんな場所にあっただなんて!

しかも、まるで予想もせず、時間潰しの散策中に、おまけに Davidに発見して貰っただなんていう幾つもの偶然が何だか信じられない感じで。

と、とにかく、「買物は独りで!」じゃないと、うかうか落ち着いて商品を見られないし、テーブル待ちの順番もそろそろ来るだろうし、ってので取り敢えずこの店で提供している各種お教室の案内だけ貰って退散。


『Hazel's』に戻ると私たちの順番も割りとすぐに来て2人掛けのテーブルへ。

Davidはこの店のオリジナルのハンバーガー、私は Eggs Benedictを注文。


地元民に愛されてるだけあって、お料理も美味しく、サービスも感じが良く、珈琲もとっても美味しくて大満足だった。

私は多分、近いうちに再び『Crafty Planet』を訪ねてやって来るだろうし、その際には『Hazel's』で独りランチでもしちゃおうかな?なんて。


その後、家に帰って気を取り直しオイルヒーターの注文をしようと試みたら、何と『Home Depot』ではウェブサイトでさえも在庫切れで、なぁ〜んだ、ってので結局はお得意のアマゾンで注文したと言うオチで。


いやはや、それにしても。

結果はどうであれ、
Home Depotへ行かなければ Hazel'sへ行くこともなかっただろうし、
Hazel'sが混み合ってなかったら近所を散策することもなかっただろうし、
近所を散策しなければ Crafty Planetを発見することもなかっただろうし。

例えミネソタに何年暮らす事になったとしても、出逢わなければ、その存在を知らないまま過ごしてたかも知れない、、、と思うと、偶然の連鎖って、本当に面白いなぁ〜と思う。

私にとっては嬉しい発見であり、出逢いだったので、何だかまるで「目に見えない何かに導かれるような感じ」さえする、ちょっとした「小さな奇跡」を感じさせられる不思議で幸せな日曜日だった。