いきなり↓こんな写真で失礼します。
*パウダールームに貼られたポスター@Poker Night*
この家に引っ越して初めての "Poker Night"を満を持して Davidが開催。
前回の家とはレイアウトがかなり違うので、彼の新しい "Poker Room"は地階の一番奥でユーティリティ・ルームの前に追いやられた形で。
トイレが4つあるこの家でも、残念ながら地階には無くて、一番近いのが半地下にある子供たちが専用で使ってる浴室なのだけど、彼等のプライバシーもあり、やっぱりポーカー仲間たちに使ってもらうのはキッチン脇でガレージ近くのパウダールーム(トイレと洗面台のみ)に決定。
ポーカー仲間の8割が男性で、しかもビールを飲んでちょっとだけ酔っ払ったりして(それでも車を運転して帰れると言う法律内)、その状態で用を足しにトイレに行って所謂「立ちション」なんかするともう、"コントロール"が無いみたいで、便器周りが汚れるのは勿論、女性のポーカー仲間からのクレームもあり、苦慮した結果、「立ちション禁止」のルールを新たに追加。
功を奏して、ポーカーナイトの翌朝でもトイレがキレイ!
当然って言えば当然の事なのかも知れないけれど、小便器じゃない普通の便座のあるトイレでの立ちションで便器を汚さずに用を足すのは物理的に困難そうだし、たまたまうちの男子たちが「座ってする派」だったから苦労知らずの私はラッキーだと思う。
おまけにポーカーナイト翌日のトイレ掃除は Davidの担当だったから、私にとっての害は無かったのではあるけれど、いずれにしろ。
この話題で掘り下げると個人的な嗜好や習慣の他、衛生だとか、宗教的な背景(circumcisionとか)もありそうで、たかが立ちションとは言え奥深さを感じさせられる。
と、前書きが長くなったけれど、要点はこのパウダールームの壁の色で。
私が自分では選びそうも無い個性的で強い色合いの、スパイシーで錆びた感じのオレンジっぽい赤色。
一般的な北米の家屋の壁は石膏ボードで、これに直接プライマー(下地用ペンキ)を塗った後、水性塗料で好きな色を選び何度でも塗り替えする事が出来るから、このパウダールームも私なりの色に塗り替える選択肢はいつでもあるんだけど。
それでも洗面所なだけに一時的にトイレを外したり、電気のスイッチカバーを取り外したり、壁付けの棚やタオルハンガーなどをペンキ塗り作業の為に全て外すのは割と面倒くさいという現実があり。
せっかくだから取り敢えず、この自分では選びそうも無い色を楽しんで見るってのも悪く無いかも?
この壁の色に似合いそうな額縁がクリアランスセールで売られてるのをたまたま目にして、その額縁に似合いそうな素材とプロジェクトが浮かんだ。
素材は予ねてから気に入っているアレクサンダー・ヘンリー社製の "The Ghastlies"シリーズのコットン・プリント生地で、プロジェクトはパッチワーク・キルトのコラージュ。
なので本当に久々にパッチワークの作業。
最近はいつも大抵ウール素材をいじってる事が多かったので。
2つの額縁を並べて配する予定で、だから2つ同時進行でのプロジェクトs。
*デザイン上の主役:マチルダの三姉妹の図*
*三姉妹が仲良く一緒に編物をしている構図は大好きな場面♪*
ミシンで少し縫ってはアイロンを掛けて、、、の繰り返しは、だからミシンのある作業場とアイロンのある洗濯室を何度も行ったり来たりで階段を上がったり下がったり、、、そんな作業が割と楽しく。
小さなアイロン台があるし、スチームアイロンが2台あるから、作業場でアイロンを掛ければいいってだけの話ではあるんだけど。
何かと運動不足気味の日常なので、少しは動いた方がいいかな、と。
久し振りのパッチワーク作業に、改めてその面白さを再認識した感じ。
ちゃかちゃかと直線でミシンを掛けるのも気持ちがいいし、縫ったばかりの直線にスチームを掛けながらアイロンでピシッと伸ばしていくのも快感。
縫い目の角と角とがピターっ!ときっちりと合うのも感激。
取り敢えず背景が出来たので、あとはここに3Dの効果を追加する予定。
縫い合わせて詰め物を少しだけした猫を配したり。
あとは少しだけガラスのビーズなどを縫い散らして。。。
そんな訳で、額縁として購入したガラスの内側に平らに収める事が出来ないから、ガラス部分が不要になってしまうんだけど、まぁそれは余談で。
週末は気温が30℃を超える夏日に戻ったけれど、それでもやっぱり真夏のような暑さとは違って、吹く風に秋を感じる爽やかさだった。
Erikaは、前回住んだ家のご近所さん友達カップル(J&D)の家にて、彼等が旅行で留守中に彼等の大型愛犬2頭(匹って感じじゃなく「頭」)の世話をする為、10日間で彼等の家に泊まり込み、犬たちの面倒を見つつ、カレッジへもそこから通ってたんだけど、任務が終了して帰って来たので、久し振りに「四人家族」に戻った。
J&Dの犬たちは "Newfoundland dog"と言うカナダ由来の大型犬種で、Erikaと同じくらいの体重(50kg強)かそれ以上あって、犬と言うよりはポニー(小型の馬)って感じ。
飼い主である "J"と "D"はそれぞれ、紛れもなくアメリカ人ではあるんだけど、この「アメリカ人」と言う定義や定義付けは本当に複雑。
Jさんはフィンランド系3世で自分の事を「フィンランド人」と感じてるらしいし、Dさんはアメリカの白人夫婦の養子となったインド生まれの「インド人」だし。
移民とか、養子縁組とか、特に異種人間での養子縁組だなんて更に縁の無い環境に生まれ育った日本人の私にとって、大陸では計り知れない奥深い歴史がある現実に直面する度、興味深く感じるのと同時に色々と考えさせられる事も多い。
ひとくちに「アメリカ人」と言って一括りには出来ない現実を知る。
私が子供の頃、日本人以外の西洋人は全てアメリカ人だと思ってたケド!
だから余計に昨今のアメリカの政治を憂慮しつつ、時にキリスト教をはじめとする宗教観に触れたり(クリスチャン系列のヴォランティア先で出逢う多くの人々の異なる宗教観に圧倒される!)、私の身近に多くいるユダヤ人系の友人たちの逸話とか、まぁ何かと色んな場面に遭遇し、人種とか宗教とか文化や歴史とか、私の小さな頭の中で色んな情報や感情を処理する事が時々難しかったりすると言う現実。
そしてそんな時、小さな島国で生まれた自分が縁あって長年住み慣れたカナダを離れ、未知の米国にエイリアンとして暮らすという摩訶不思議な境遇が、何だかとっても贅沢な人生(一粒で何度でも美味しいような♪)を生きさせて貰ってるって気がして感慨深い。
*今朝 Trixieと裏庭を歩いていて視界の隅に留まった*
*立ち止って見上げたらお隣の木々のてっぺんで紅葉が始まってた!*
*今朝の紫陽花:淡いピンク色に露草の青が映えて綺麗♪*