2014年8月21日木曜日

Hedge Ballと言うもの

8月も20日を過ぎ、子供たちの夏休みもいよいよ残り少なくなって来た。

とは言え「宿題ゼロ」の北米なので、やり残した宿題に追われるパニックも無く。

取り敢えず休みのうちに、ってので今週は歯科検診と健康診断を済ませ。

あとは学校でのオリエンテーションがあり、新年度の授業の時間割りを受け取ったり、ロッカーの鍵の購入をしたり、学生証用の写真も撮って貰ったり。

カフェテリアで昼食の際、暖かいメニューが買えるよう、「ランチマネー口座」に少しだけ入金し、追加分は随時ネットで必要に応じて入金出来るよう手配もした。

そうそう、スクールバスの申込みと支払いもとっくに済ませてあるし。

これで9月3日の水曜日には、問題なく新学年度を始められるはず。

今年度、Kaitoは12年生、Erikaは10年生。

Kaitoはいよいよハイスクール最終学年で、来年6月には卒業する見込み。

ふぅ〜。

その後、一体どんなことになるのか?見当も付かないけど。怖いなぁ〜。

そのうち「車の免許取りたい」とか言い出すだろうし。

「取りたい」と言われても心配だけど、ある意味、言われないのも心配。

永遠に彼の「専属タクシー」をやらされる羽目になるのも困るから。

子供たちの成長に伴って色んな過程を初めて体験する度、自分の親たちも同様の葛藤を乗り越えたのか、、、?と、何とも妙に複雑な気分を味わう。

あの頃、、、自分が十代の頃、親の気持ちなんて真剣に考えて見た事もなかった気がする、自分の事だけで手一杯で、毎日、全ての事に無我夢中で。

究極の「ジコチュー」(=自己中)ってやつ。

振り返って見ると、日本で育った私と、北米育ちの子供たちと、余りにも環境が違い過ぎて、親子の関係とか価値観なんかも全然違ってて、比べること自体が殆どナンセンスに近いくらいで。

「子育て」って、いったい子供が生まれてから何年間くらい迄のことを言うんだろう?と思って来たけれど、今、私が居なくても生きて行ける能力を身に付けた子供たちを見る限り、私のそれは殆ど終了に近いような。

「親と子」、としての関係は永遠に変わりなく続くのではあるけれど。

でも、私と子供たちの関係は、私の両親とワタシとの親子関係とはまるで違う。

いずれにしろ、暮らす国とか、使う言葉とか、住む文化とか、生きる時代とか、何もかもが違ったとしても、毎日毎日、来る日も来る日も、直面する問題や冒険や発見は誰にとっても同等に新しい事であり新しい体験であり、積み重ねが経験となって人格となって行く過程は同じなんだろう。

この歳になってさえ、初めての事やモノとたくさん出くわし。

なんだ私もまだまだ "beginner"だな、なんて思うこの頃。

*スーパーマーケットに売ってた "Hedge Balls"と言うモノ*
("Hedgeapple"とも呼ばれるらしい)


テニスボールくらいの大きさで売られてる果実のようなもの。

「食べられません」と書かれてた。

興味津々、売り場で説明書きを読むと、どうやら蜘蛛やゴキブリ、ネズミなどにとって効果のある "repellant"なんだそうで。

アルミフォイルを敷いて上に乗せておくだけで、腐ったように見えたり乾燥したりしても放置して半年とか1年とか作用があるらしい。

効力のメカニズムは摩訶不思議ではあるんだけど、試しに買って見た。

そして地下の洗濯室とか、物置とかに置いてみた。

まぁ単に、ネズミに出没して欲しくないだけなんだけど、最近、見掛けないから果たして効果があるのかどうか?成果が解り難いけれど。



6 件のコメント:

Mutsuko さんのコメント...

改めてお子さん達大きくなりましたね、(会った事はないけれど 笑)

家の姉妹は夏休みにもう高校生の子供は遊んでくれずバイトや塾で忙しくしてると少し寂しそうでした。

オバサンの私も昔は夏休みと言えば映画やピクニックなど一緒に行ってたのになーと甥や姪の成長にちょっと寂しい思いも…

同じ日本でも私の時代の高校生と今は恐ろしく環境が違いびっくりします。

昭和と平成の違いは文明の違いなのか?なんて思う私、年をとりましたー。

しかしティーンの居る家は色々活気があり楽しいですね。
姪のお出かけ服一緒に選んだり親に内緒の話を聞くのはわくわくします。笑

北米のティーン達はもっと大人びているのかな~?カフェテリアとか何か憧れます。

話はかわり、緑の物体に興味津々です、効果が楽しみですね。



yana さんのコメント...

あら美味しそう・・・・なんて言っちゃだめなのですね。小さな子供のいるうちは絶対だめですね。
最近ジェルボールという洗濯洗剤が出回っていてプヨプヨしていて可愛くて私も気にいって使ってますが、子供が間違って食べるという事件が多発しているとか。お互い小さな子がいないからいいけど・・・

子供は高校生くらいになると、私と主人が出かけるのがとてもうれしかったみたいですよ。
今はすっかり夫婦が基本の生活です。しょうがないので主人と仲良くしています。

まゆみ さんのコメント...

へ~。こんな果物があるんですか!?最初、写真だけ見た時には、ふにゃふにゃしたビーズクッションのようなものかしら?と思ったことでした。ちょっと効果も出てきたようで、楽しみですね。

そちらも、夏休みもあとわずかなのですね~。でも、宿題がないのは大きな違いで(笑
こちら日本では、「まだ宿題が終わってないんですよ~。」と言うお母さんの声。かと思うと姉弟の仲良しは、互いが苦手な物を助け合う計画を話していたりで、聴いてて微笑ましかったりするんですよ。

娘さんも息子さんも大人の階段を着実にのぼり、自立への道を歩んでるんですね~。

親御さんにとっては、心配も尽きぬのでしょうが、欧米の子育てと日本のそれでは、やはり大きく違い、「自立していくのが当たりまえ」って考えられてる欧米のほうが
健全な感じがしますね。いつまでも子どもに干渉し続け、あげく子どもに老後はみてもらって一緒に住むとか考えている日本の一部の親をみてると、とても健全とは思えないもの(笑

こちらも豪雨や災害で大変な日々ですが、
秋の虫の音が聞こえ始め、その足音を感じます。晩夏を存分に楽しんで下さいね!

Mayumi さんのコメント...

Mutsukoさん♪

ほんと、確かに日本だと昭和と平成との間に大きなギャップがある気がしますね。
平成は、もの凄いスピードでテクノロジーが進化したし。
環境が余りにも違うので、やっぱり昭和の子供と平成の子供とでは色んな価値観とか感覚とかが全然違うのでしょうね、まぁ、当たり前のことではあるんですが。
身近に十代の子がいたりすると、そういう違いを目の当たりにさせられて愕然とする機会も多いような。(笑

なんか別の世界に生きてるエイリアンに相手にして貰えないのは哀しいような。(笑

カフェテリアは、、、私の高校では「学食」だったんですが(笑)、やはりメニューも雰囲気もかなり違う感じで。
さすがに「丼もの」や麺類が無く(って、当たり前か)ピザ売り場とか、あとはミートローフとかバーガーとか売ってる様子です。

Mayumi さんのコメント...

yanaさん♪

「しょうがないので」って下りに笑ってしまいました。(笑
ご夫婦で仲良しなのは幸せなことですよね。

うちも最近、私と夫の二人だけでの外出が増えて来て、最初はちょっと妙な気分(何か忘れ物してるような?)だったのですが、段々と慣れて来たところです。
一緒に外出して、子供たちから「早く家に帰りたい」とか「つまらない」とか(笑)文句を言われる心配がないのは最高です。

実際、子供たちも、親が留守なのは快適みたいですね。(笑

小さな子供は好奇心が旺盛なので、本当に大人の注意が必要ですよね。
このヘッジボールは、一応、柑橘系らしく、体への害は無さそうですが。
カナダでは見たことも聞いたことも無かったので、地域性のあるものなのかな?なんて思ってます。

Mayumi さんのコメント...

まゆみさん♪

確かに写真だけでは感触が解り難いですよね。
かなりゴツゴツとして硬いのです。
匂いはほとんど無いですし。
触った後にちょっと手がベタつく感じは、オレンジの皮から出る液体に似た感覚かも。

日本の夏休みと言えば宿題が付きものですものね。
絵日記だとか工作だとか。
私自身、いつも最後の最後に追い詰められてようやく速攻で仕上げる、、、または間に合わない(笑)ってパターンだったので、今でも苦い想い出です。

確かに、日本と北米とでは、親子関係がかなり違うのは否定出来ませんね。
それ以前に、やはり人間関係とか、コミュニケーションの方法に大きな違いを感じますし。
まぁ、地域性とかあるでしょうし、昔からの慣習みたいなものはなかなか方向の転換も難しいですよね。
(長男が家や苗字を継ぐ、、、みたいな)苦笑

虫の声が聞こえ始めると、本当に切ない気分になります。(笑
地球規模での天候異常なのでしょうが、自然災害は予測が付かず脅威ですよね。
被害が最小限であることを願うしかないですが。