2014年8月8日金曜日

苺と丸ごとチキン

クラフト本は見るだけでも楽しいので、気に入ったものがあるとつい買ってしまうんだけど、実際に作ってみる機会がないまま、いつの間にか本だけが溜まってしまうって傾向を時々、反省してる。

かぎ針編みの本もその一つで、あみぐるみだとか、かぎ針編みで作る草花や果実のシリーズなんかにも目がなくて。

そのうち、そのうち、と思いつつ、気に入った色合いの毛糸も時々買うので、かぎ針編みの材料に困ることもなく。

真っ先に作って見たかったのが「苺」で、ようやく作って見ることが出来た。


自然で素朴な感じに仕上げたかったので、麻素材の "burlap/バーラップ"を土台に仕上げてみたけれど。


余り手を加えず、そのまま仕上げた方が無難かも。

次回は目立たないフェルト素材の土台で仕上げてみようと思う。

勿論、色んな種類の違う草花にも挑戦して。



と、最近、色々と作業が捗るのは気候がいいのも関係してるけれど、あとは「亭主ゲンキで留守が良い〜♪」って感じに、Davidがポーカー仲間と集まったりして、私に自由な時間が充分にあるから、と言うのもあり。

とは言え、うちでポーカー・ナイトをホストする事もあるから、そういう晩は、ポーカー仲間が10人前後でやって来て、夜中過ぎまでカードゲームを楽しむから、私は子供たちと地下に潜って映画を観たり、あとは早めにさっさと寝たり。

いずれにしろ、Davidがポーカーの晩は夕ご飯を早めに済ませる必要があり。

最近、気に入ってるのがスーパーマーケット『Byerly's』のBBQチキン。

チキンを丸ごと焼いたものが、金曜日は特別価格の5ドル也。(定価は8ドル)


味付けも4種類くらいでのバリエーションがあり。

オーブンで温めて、あとはポテトと温野菜とグレーヴィーだけで簡単に手早く豪華な夕食をササッと済ませる事が出来るから、手抜きの晩ご飯に有り難い。

アメリカの食生活って、本当にシンプルで申し訳ないくらいにラク。

なので怠け者のワタシにピッタリなのよね、これが。

ほんと、申し訳ないケド。←誰に?






2014年8月6日水曜日

ねずみ特集



随分と前に、"Needle Felting/ニードル・フェルティング"の手法で作ってあった小さなネズミとチーズのセットを、4インチ角のキャンバスに木目柄の布地を貼って、その上に縫い付けて固定し、ミニチュアの"Wall Hanging"とか "Wall Art"とか呼ばれるモノ@Etsy、に仕上げた。


ネズミ繋がりの話で。

少し前、Mall of America内にある Lego Storeに寄ったら、"Homer Simpson"(アニメ)のファミリー・セットが売られてて可愛かった。


特別、『シンプソンズ』のファンと言う訳ではないにしろ、でもやっぱり何となく気になって、取り敢えずのミニ・フィギュアを一つだけ買ってしまった。

コレクションを見ると、やっぱりどれも欲しくなってしまうンだけど。

特に「マギー」が欲しいかも。


因みに、私のサプライズは "Itchy and Scratchy Show"の "Itchy/イッチー"だった。

*いかにも俊敏で凶暴、且つ、ずる賢い容姿の Itchy*


こうなるともう、やっぱり "Scratchy/スクラッチー"(黒い猫)も欲しくなる。

うーん。


そんなこんなのネズミ繋がりな話のオチは、、、出たんです。

リアルねずみが。

何とこの家にはリアルなネズミ一家が住んでるらしく。

以前から夜になると地下のファミリールームの壁裏とか、天井裏とかで、何やらガサゴソと音がするってのは皆、気付いてたらしいんだけど。

その後、ホンモノが壁沿いの床を走ってるのとか(←"catch and release"、つまり魚釣りの時みたいに捕獲+外に解放)、これまた地下にある洗濯室の洗濯カゴの中とか(タオルと格闘した後に疲れ果て死去)、そして遂にメインフロアのキッチンに出没し、どうやらトースターの裏に食材を持ち込んで宴会をやっていたらしい形跡。

それで「ネズミ捕り」を買って来てピーナツバターを餌にキッチンカウンターの上にセットしておいたら、ものの見事に小さくて可愛いネズミが一匹捕まってた。


Erikaが「飼いたい〜♡」って言うくらい、本当に小さくて可愛いんだけど。

ネズミには申し訳ないけれど、外に連れて行って草むらに放置。

ひょっとすると、またさっさと家に戻って来るのかも知れないんだけど。

だとしたら、まさに「イタチごっこ」ではあるんだけど。

"Attack on Titan(s)"みたいに「駆逐、駆逐だぁーっ!」て欲求もなく。

こっそりと目に付かない場所にひっそりと生息してくれればいいんだけど。。。

ゴキブリなんかよりは断然、大丈夫だもの。

その点、カナダでもアメリカでもゴキブリにはお目に掛かってないのが救い。

実害は、ネズミの方が大きいのかも知れないけれど。




St. Paul 市街を散歩

先週末の日曜日に Davidと二人でブランチに出掛けたついでに、せっかくだからと St. Paulの市街で開かれてる Farmers' Marketを覗いて見ることに。

こんな機会でもないと、わざわざ行って見るって事もないかと思ったので。

多分、売られてるのは地元で穫れた野菜が中心だろうから、特にこれと言って買うものは無いかも知れないけれど、最近は喧噪とか雑踏とかの環境に身を置くことも無いし、大勢の人々に囲まれることも無いし、なのでたまには人の流れに混じりながら、あれこれと商品を眺めて歩くだけでも貴重な体験かな、なんて思って。


思惑通り、いい感じに混雑して活気があって楽しそうな雰囲気にワクワクした。

多くの地元産の野菜に混じって、綺麗な花束や鉢植えの花も沢山並べられてた。


あぁ〜自分の花壇があったら、あれもこれも植えたいのに、なんて思いながら。

あとは手作りのサルサだとかハマスだとか、蜂蜜や石鹸、収穫されたばかりのトウモロコシは勿論、「焼きとうもろこし」まで売られてていい匂いを放ってた。

さすがに醤油の香ばしい香り、、、と言う訳ではなかったけれど。

そんな中に混じって思い掛けず嬉しい発見だったのが「紫蘇」。


思わず速攻で1束買ったんだけど、お値段たったの1ドル。

何だか申し訳なくて胡瓜もひとやま一緒に購入、それでも計5ドルだったけど。

大量の紫蘇は家に帰った後、洗って小分けにしてジップロックで冷凍保存。

直ぐに使う分はフードプロセッサーに掛けてトマトソースで和え、トマトバジリコ・ソースとして、細麺のパスタと共に夕食のテーブルに。

やっぱり欧米の "Basil"(通称バジル←ベィゼルと発音)とは風味が違って懐かしい味に感動。

残った分は更に翌日のお昼に独りで楽しんだ♪


さて、散策のつづき。

Farmers' Market近くの駐車場に車を入れ、マーケットをひと通り廻り終えても未だ時間に余裕があったので、ちょっと散歩をしてみることに。

"Twin Cities"として、お隣の Minneapolisと都市の機能やサイズが分割されてるとは言え、St. Paul市街にもそれなりの高層ビル街があり。


割りと良く整備された印象で、緑地帯も多い感じ。

そして、Montrealの "Bixi"みたいなレンタルして街を走れる自転車もある。


ミネソタって、何の予備知識も持たなかった私ではあるけれど、街を歩いて見る限り、特に「田舎」と言うこともなく、予想外に洗練された建物が多く驚かされる。


公園とか児童公園なんかのデザインにも、細かく神経が配られてるのを感じさせられる凝った趣向が施されてたり、遊び心が見られたり。


何だかとっても「住み易い環境」を感じさせる街と共に、割りと便の良さそうな鉄道のシステムも整備され、バス路線も広く網羅してる感じ。

感動的なのは、ここでもまた「自転車に優しい街」を印象づけられるんだけど、自転車で移動する人も気軽に自転車持ち込みでバスの利用が出来るよう、バスの車体に「自転車ラック」が設置されてるの。


ま、モントリオールでも、自転車を持ち込んで、電車や地下鉄に乗れるようになってはいたけれど。

*ちょうどいい感じの都会、なセント・ポール*


あとはとっても可愛いキャンディ・ストアも発見!

『Candyland』と言う名前の、このエリアで数店ある古くからのお菓子屋さん。

店頭のスヌーピーのディスプレイに思わず引き寄せられた感じで。

因みにスヌーピーはミネソタ生まれなので、この辺りで地元の人々に愛されるマスコットとして、割りと頻繁にあちこちで見掛ける。



店内は時代錯誤な感じに懐かしい古いスタイルの「量り売り」で、ユニークで甘そうで美味しそうなお菓子が所狭しと並んでるの。

あれもこれも試して見たくなる感じで、たまたま一緒になった他の男性客が大きな独り言で「あぁ〜ここに住みたいっ!」と言って、思わず居合わせた皆が笑顔に。

楽しい気分になった流れで『Children's Museum』のギフトショップに寄り道。


可愛いオモチャやゲームやお人形たちに懐かしい気分いっぱい。

私はちょっとだけ「パディントン・ベア」のヌイグルミが欲しかった。

買わなかったけど。


そんなこんなで楽しい日曜の午後の散歩になった。

おしまい。




2014年8月3日日曜日

Mickey's Diner 初体験

少し前、自動車運転免許証をミネソタ州のに切り替える為、St. Paul/セント・ポールの市街に行く必要があったんだけど。

因みにセント・ポール市はミネアポリス市と合わせて二つ同時に "Twin Cities/ツイン・シティーズ"(双子の都市)と呼ばれていて、それぞれの市街地はミシシッピ川を挟んで20kmくらいの距離を隔ててるので、密集した市街地がちょうどいい感じに分割、分散してる。

そして都合良く、うちはその真ん中あたりの郊外に位置してるので、ミネアポリスへもセント・ポールへも、どちらへも行き易いのが有り難い。

なのでひとくちに「ダウンタウン」と言っても、モントリオール程に混み合った都会でもなく、交通量も緩和されてる感じがとても良い。

と、前書きが長くなったけれど、とにかく、免許証を交付する機関の事務所が市街だったので、地図を片手に初めて出掛けて見た訳だけど。

ちょうど市街の入り口辺りに差し掛かった通りの交差点を通過する際、右手に何やら「ん?アレは何だろう???」ってな建物(?)が目に付いて。


通り過ぎながら確認すると、明らかに「ダイナー」形式のレストランで。

*映画などにも登場したことがあるらしい*


何だかもう気になって気になって、行って見たくて仕方なかった。

家に帰って Davidに話し、早速、検索。


1939年以来、24時間年中無休で営業しているらしい。

どうやら地元では有名な歴史あるダイナーみたいで、画像をアンティーク調にしてみると、まさにイメージがそのまんま古い時代に逆戻りな感じで。


思い掛けず Davidも行って見たい、、、と言うので、二人揃って興味津々、今日、日曜日のブランチに早速、出掛けてみた。

予想通り、とっても賑わっていて、狭い店内を切り盛りしてる従業員の皆さんたちは誰も皆、殺気立って真剣な表情に圧倒されるワタシ。

多分、座るのも注文するのも、そして食べるのも「さっさと」しないと怒られそうな雰囲気で、決して長居は出来ないタイプの店。

日本だとお昼どきに長蛇の列が出来る名の知れた人気のラーメン屋、みたいな。

多分、顔見知りの常連さん達はカウンター席に座るんだろうけれど。

私たちはタイミング良く "booth/ブース"が空いたのでそちらへ座り。

古い張り紙のサインには予想通り「30分以上お断り」みたいなのがしっかり書いてあり、ひぃ〜〜〜「何を注文するか、早く決めなくちゃ!」と焦る。

カウンター席の上には「マナーの悪い人にはサービスしません」とかも書かれてるし、ビビるわ、小心者のワタシは。

ま、実際には、客足も引いて余裕が出たのか、調理するオジさんやウェイトレス役のオバさんの顔にも笑顔が見られ、給仕役のお兄ちゃんも珈琲のお代わりを訊きに来てくれたり、普通に快適なサービスを受けることが出来たので安心した。

テーブルの上には小型のジュークボックスが置いてあり、時代を感じさせる懐かしの選曲集が興味深かったり。


内装や食器類や置いてあるモノのあれこれが年代物っぽくて。

レトロでチープシックでファンキーでタッキー。

取り敢えず「ラズベリー・ミルクシェーキ」も、プラスチックのカップで登場。


Davidの注文したブレックファスト・メニューは↓ こんな感じ。


まさに "greasy spoon"の典型的な朝食、ってイメージで、だから大した期待もせずに私は「ベーコン・オムレツ」を注文したんだけど。

*大量のハッシュブラウンと白パンのトースト添え*


このオムレツが、何とびっくり!な「スフレ」オムレツで驚いた。

ひょっとして、卵白を分けてメレンゲ状に泡立ててる???

そんな洒落た事をするような印象も余裕も無さそうなのに。←失礼だなー

とにかく、思い掛けずフワフワとふっくらした卵にカリカリのベーコンが隠れていて、とっても良い食感の組み合わせで、あ、そうそう、選択したモントレー・ジャック・チーズもいい具合にとろけてて、とても美味しかった。


食べ終わった後の長居は禁物。

さっさと支払いを済ませて店を後に。

せっかくの機会だから、とセント・ポール市街を少しだけ散策の冒険へ。




2014年8月2日土曜日

アートあんどクラフト熱 

Kaitoは、カレッジで一週間だけのサマーキャンプで映画制作の体験を無事に終了し、ショートフィルムの撮影と、トレーラーの編集を駆け足で仕上げたらしい。

何しろ月曜から金曜の5日間しかないので、脚本、小道具作り、衣装の調達、演技と撮影、編集の全てが激しく凝縮された体験だったのは確実で。

それでも、映画制作のクラスには13歳から17歳までの間の男女合わせて16名が参加したらしく、無難に丁度良いくらいのサイズだった雰囲気。

他には建築とかグラフィック・デザインとかウェブ・デザインとか、デジタル・フォトグラフィーや航空、そして何故か調理まで網羅した選択肢が興味深い。

とにかく、家でぼぉーっと過ごすよりも格段に刺激があって充実した1週間だった事には違いないと確信。

運転手の私も、無事に役目が終了して良かった。

って、夏休みはまだまだあと1ヶ月間、丸々残ってるンだけど。ふぅ〜。



でもって、私の夏休みの図画工作の宿題。

ってのは冗談だけど。

取り敢えず『Etsy』に自分のお店があるってだけで、実際に売るとか売らないとか関係なく、割りと創作意欲が湧く気がするのは面白い。

あとは住環境による気分の違いってのもかなり影響する感じがしてる。

カナダの家ではとにかくスペースが限定されてたから。

住んでる時には気がつかなかったけれど、振り返って見ると、今よりも精神的に窮屈だった気がするし、まぁそれは目に見える事ではないけれど、とにかく目に見えて実質的に違うのは、家の中に入る自然光の量が大幅に改善されたって事で、それによってかなり影響を受けるらしい気分がかなり違う。

前回の家で南に向いた窓と言うと、縦長に細いものが一つだけだった。

基本的に、北米では住宅開発される際、道路が整備され、敷地の区画がなされ、家は大抵の場合、正面玄関のある面を家の顔として道路に向かって建てられるので、日本のように「南向き」にこだわった家の配置がなされない。

実際、今、私たちが借りてる現在の家も「西向き」の家だし。

リビングの大きな窓は西に向いてるし、ダイニングやサンルームは東向きに大きな窓があるお陰で気持ちの良い朝の陽射しが入り込むのは有り難いとして、それでもやっぱり南向きの窓と言うと、キッチンの小さな窓とか、サンルームの一面がかろうじて「南向きの窓」って感じ。

まぁ、だからこそ、この家にはたまたま天窓が複数あるかと思うんだけど。

そんな事からも、元々この家を建てた最初のオーナーさんは、ひょっとして画家とか、自然光の下で作業する事によって恩恵が得られるような、特殊な職業か趣味を持った人だったのではないかしら?なんて、勝手に想像を膨らませてる。

絵の具を混ぜて色を作りだしたり、限りなく自然に近く美しい色彩を捉える写真の撮影をしたり、モダンアートのキルトや刺繍やウールの糸を混ぜ合わせた配色でする編み物などなど、大きな窓が沢山ある環境で出来たら素晴らしいと思うもの。

そんな訳で、大それた作品を仕上げる訳ではない私でさえも、この環境にはかなり触発され、気分的にもポジティブな影響を受けてるらしい。


なので色んなクラフト熱が持続的に高まって。


土曜日の今日は、8月と言うのに何故か「かぎ針編み」に熱中。

夏に編み物!?って感じではあるけれど。

自分でもびっくり。

まぁそのくらい「暑くない」って事なのかも知れないケド。




*少し前、作った作品*
<フェルトのプチ庭オブジェ>
土台:4" x 6"



<フェルトのミニチュア・ハウス>
<パイプクリーナーで作った小さなベアたち>




そして、最近 Etsyで買った
ヴィンテージのガラス製ビーズは苺のカタチ



同じくヴィンテージの小さな小さなガラスのボールには
何らかの透明の液体と小さなペリドット色のクリスタルが入ってる



来週は Erikaと一緒にこれらの材料を用いてネックレスを作る予定。




2014年7月30日水曜日

カレッジ体験

7月も末だと言うのに、さほど暑くないのはひょっとして「冷夏」なのかどうか。

エアコンを付けなくていいのは善しとして、朝晩ちょっと肌寒いンですけど。。。

とは言え、いよいよ8月になるので、ようやく昨日、寝具を「夏用」に交換。

「冬用」はコットンのフランネルなんだけど、「夏用」はサラッとした肌触り。

ホテルの寝具同様、ベッドに入った時のヒヤッとして清潔感のある、あの感覚。

やっと夏が来た!って感じ。



今週は地元のテクニカル・カレッジにて、息子が1週間だけの体験入学として映画制作の技術を学ぶ "Digital Filmmaking Boot Camp"に参加。

月曜から毎日、車でミネアポリス市街まで送迎中。

ま、こんな事でも無ければ市街へ行く必要もないから、いつまで経っても地理に弱いまま、市街にも疎かったりするままだろうから、私にとっても良い機会と言えばそんな気もする、なんて納得しつつ。

初めて足を踏み入れるエリアは新鮮な発見が多く。

近代的な建物と、ちょっとした歴史を感じさせる古い建物が調和してたり、この地域で良く見掛ける「空中廊下」が2つのビルを繋いでたり。


テクニカル・カレッジだけあって、何やら「テクニカル」な雰囲気を感じさせる近代的な建物の存在感がちょっといい感じ。


これまで子供たち絡みでは、小学校とか中・高校とかの施設にしか縁が無かったから、こうしてカレッジの構内を歩いてみると、何やら「大人の静けさ」(←夏休み中のせいもあるかと思うけど)みたいなものが感じられて、何だか本当に新鮮な感じで、何故か独りで嬉しくなったりして。変なの。


Kaitoを "Dean"(←センセ、とかじゃなくて「学部長」ってのが新しい響き!)と初対面の挨拶をした後に送り届け、更に施設内を散策。

近代的で開放的で明るい施設内は、とっても清潔感があって設備も充実してる印象。


今回のキャンプでは、昼食もカレッジ側から提供されていて、多分、子供たちはカフェテリアで食べてるものと予想。


取り敢えずのメニューは、月曜がタコス、火曜がパスタ、水曜日の今日がハンバーガーだったそうで、さすがにアメリカのキッズ・メニューだわ。

休憩時間には、カフェテリア近くのスナックコーナーでちょっとした飲み物やスナックが買えるよう自動販売機が幾つもあったり、電子レンジも数個置いてあったり。


ちょっと感動したのは、学生用の自転車置き場で。


自転車置き場の真ん中に「修理コーナー」があって、修理用の道具が何時でも誰でも使えるよう、幾つも紐にぶら下げられてるの。


なんか「気が利いてるじゃん!」と嬉しくなった。

この辺りにも、ミネソタがアメリカで2番目の "Bicycle Friendly State"(自転車愛好家が多く、自転車に優しい道路環境が整備されてる)と言われる現状を反映してるかも?なんて思わされる。

「自転車小僧」(?)の Davidには、まさに願ったり叶ったり、、、な偶然で、一体いまは何台持ってるの?みたいな自転車コレクション(←変なデザインの自転車含む)が膨らみつつある彼は、時々ガレージで自転車の点検整備やら、パンクの修理やら、自分でチャチャっとやってしまえるのは頼もしいと思うし、だからそんな自転車愛用者にとって、何かちょっとした不具合があった際に、携帯してない大きめな工具が提供されてるのは便利なんじゃないかな?と想像。



とにかく、カレッジ側が、こういったサマー・キャンプを運営している理由の一つに「パブリシティ」(広報)とか、新規学生の勧誘と言うのもあるんだろう。

来年、高校を卒業する Kaitoの保護者として、彼の希望する進学先が大学にしろ短大にしろ、専門職業校にしろ、そしてカナダにしろアメリカにしろ、「このカレッジもアリじゃない?」なんて、余りにも単純ではあるけれど、候補の一つとして「あり得る」くらい好意的な印象を抱いたし。

何しろ「自宅通学」出来る距離感は、かなり現実味がある感じで。

彼がアパートを借りて独り暮らし、、、とか想像出来ないってだけの事ではあるんだけど。今の時点では。




2014年7月26日土曜日

じてんしゃ天国、いぬ天国

今日は土曜日でお天気も良さそうだったので、Trixieを連れて「犬の公園」へ行く計画を立ててたけど、今朝になって Erikaが起きられずに脱落。

「もっと寝たいから今回はパス」とか言って。

ったく、十代ってやつは、、、なんて思いながら。

一方の Kaitoは割りと早くから起きて、私たちに同行。

まぁ彼の場合は、公園のあとでたまたま同じ方向にあるお店に寄りたいって目論みもあったりしたから、ってのもあるんだけど。
(その店では一週間遅れで彼の誕生日プレゼントを見繕う約束で)


とにかく、この公園に行くのは今回が3度目で。

のびのびと広くて、犬を自由に走らせることが出来るので気に入ってる。



園内は少しだけ起伏があったり、平な原っぱが広がってたり、かと思えば湿地帯みたいなエリアや、大きな樹が生い茂った林があったり、大小複数の池もあったりと変化に富んでいて、歩くだけでも飽きない。


暑い日には小さな湖が社交場となり、バシャバシャと水音が気持ち良い。


ちょっとだけ深いところまでジャンプして行って泳いで帰って来たり。

*真剣な顔で泳ぐ姿がカワイくて溜まらない、、、親ばか*


カナダから義理の両親が遊びに来てた際にも、彼等の犬 Angieを連れて一緒に行ったんだけど、数キロのトレイルは丁度いいエクササイズの散歩コースで。


水草の浮かぶ「バスクリンのお風呂」みたいな池に浸かる Angie。

*はぁ〜いい湯加減で、、、みたいな。
Trixieは「お先に上がりますよ」ってな感じで*


*水辺で走り回ってずぶ濡れのコンビ*


園内では沢山の人々と連れ立った色んな種類の犬たちとの出逢いがあり。

特には見た目がそっくりの犬に出くわす事もあり、帰る際、飼い主さん同士でさえ連れ帰る犬を間違えそうになるって場合もあるんだそうで、興味深く思った。

*あら、ワタシたちって「瓜二つ」じゃない!?*


うちの Trixieの場合も、雑種ではあるけれど割りとありがちなコンビネーション(ボーダーコリーとブラック・ラブラドールとジャーマンシェパード系のミックス?)みたいで、過去3回にそれぞれ、彼女とそっくりな犬を何度も見掛けた。

犬たちを遊ばせていると、それはまるで小さい子供たちを公園で一緒に遊ばせる親同士の会話と同じようで、私にとって「デジャヴュ」って感じが面白い。

「うちの子ったら、こうなのよ〜」「あら〜、うちの子もよ」みたいに。

ま、時には有意義な情報交換の場となったりもするんだろうけれど。

とにかく、犬たちにとっては思いっ切り駆け回ることが出来る楽しい機会だろうと思うし、季節のいい間、時々遊びに行きたいと思う。

いずれにしろミネソタは、自転車に乗る人たちや、犬を飼う人たちにとって、とても恵まれた環境を提供された州の印象で、私たちにとって本当にラッキーだと思って感謝している。