2015年8月21日金曜日

映画『No Escape』試写

*IMDbからの画像*

Davidが映画『No Escape』の無料試写券を入手したので、水曜日の晩に早めの夕ご飯を済ませて近所の映画館に出掛けた。

主演の Owen Wilsonは特別に好きな俳優でもなく、どちらかと言うと余り好きではないから、お金を払ってまで観に行きたい訳ではなかったけれど。

実際に観てみたら、彼の「お父さん役」は意外とハマっていて良かった。

でも、それ以前に、内容が厳しくて、暴力的な描写の連続がストレス的にキツかったのは、単に私がそういうものに対して過剰に敏感になりつつある傾向途上の中年のオバさんだから、なんだと思うけれど。

なので若い目で観る映画としては、かなり緊張感があって冒険的でもあり、そういうのが好きな人にとっては楽しめる作品なんだろうな。

驚きの事に、日本でも直ぐに公開になるみたいで、邦題は『クーデター』らしい。

翻訳字幕の関係もあって、ハリウッドの映画が日本で公開になるまで、以前は半年くらい掛かってた時期もあるのに、最近はかなり時間差が縮まってる印象。

余り大掛かりでない映画は、日本未公開ってことも多いかと思うのに、この映画が公開になる背景として、日本では、この種類の題材の映画がウケるのかも?

最近は世界中を容易に旅する事が出来るし、仕事で海外に赴任する人や家族も多いかと思うんだけど、それでもやっぱりこういう映画を観てしまうと、臆病者の私なんかは未知の異国に対して尻込みをしてしまうな。

冒険とは言え、政治や経済が安定してない国には行って見たい欲求を感じない。

多くの北米人の友人たちは、家族旅行のリゾート地として身近なメキシコを頻繁に訪れるんだけど、水にあたってお腹を壊した話はしょっちゅう聞かされる。

それでなくとも麻薬カルテルの抗争があったり、警察が機能してなかったり、学生が誘拐されて殺害されるような土地柄は、それだけで怖い。

経済的に急成長した中東の国で勤務する欧米人も少なくないから、友人の家族がドバイやカタールで単身赴任してる話なども聞くけれど、万が一、何かしらの手違いで拘留されたり裁判に掛けられるような場面になった事を想像すると、宗教観が大幅に違う土地柄も怖い。

そんなこんなで、あれもこれも怖い私は、外国旅行しない方が良いんだろう。

水道水を安心して飲める衛生環境があって、法と秩序があって、政治も経済も安定してる場所以外には行けない気がしてる。

そういう意味では、この種類の映画を観て疑似体験するだけで充分な刺激になり、改めて、自分が置かれた平和で安全で快適な環境を再認識する機会にもなり、毎晩、清潔なシーツに包まれて柔らかいベッドで温かく、四方を壁に守られ、雨風を凌いでくれる屋根の下に眠れることを、何よりも有り難いと感じる。




6 件のコメント:

  1. 興味深い映画ですね。

    私も同じく見られる映像が限られてきてか弱くなった気がしてます。笑


    激しく共感なんですが外国って私も簡単に行けないと思ってます。
    国際的に思っていた国でも外国人には無実の罪で理不尽に思える厳しい追及があったり
    なんて記事やニュースを見聞きすると言葉の壁、宗教、政治の違いって思う以上に複雑ですよね。


    友人がインドネシア在住時の専属ドライバーと口論になった時首を絞められて死を覚悟したと言ってましたが
    私には想像を超える出来事で専属ドライバーでそんなんなら誰も信用出来ないじゃんとゾ~っとしました。

    こんな時に平和ボケしてる自分を知ったり皮肉なものです。

    とは言え最近の日本も以前より危険が増えているのを肌で感じ戸締り用心火の用心日が暮れると1人では出歩かない私です。

    歳を重ねる毎に臆病になる部分と大胆にずうずうしくなる部分があり自分にびっくり、笑。


    記事違いですが購入CDの方達の曲YouTubeで聞いてみました。
    私も好きかも~~(^^♪

    返信削除
  2. ミネソタは本当に、美しく安全で文化的なところでラッキーでしたね。
    アメリカも怖い地区もありますが、住む所さえ間違わなければ大丈夫ですよね。

    以前訪れた、トルコやロシアもなんだかきな臭くなってきてもう行く気がしませんものね。
    タイでも先日、繁華街でテロがありこわいし・・・・・
    中国は以前は観光客は外国から来た人ばかりで、とてものどかで静かだったのですが、
    経済が発展して豊かになり、国内も旅行ブームらしくどこへ行っても人込みでうるさく、
    最後に行った時は毎日曇っていると思っていたのが、高化学スモックだったとあとでわかって、
    もう中国は行けないね、ということになりました。

    旅行もさることながら、住むとなったらなおさら怖いところには住めませんね。


    返信削除
  3. Mutsukoさん♪

    お友達のインドネシアでの体験は本当に怖そうですよね。
    死を覚悟する瞬間って、ちょっと想像を絶します。

    東南アジアの国に赴任の場合、専属の運転手をはじめ、お手伝いさんを付けて貰えたりして、かなり恵まれた暮らしが出来る話を聞きますが、それも信頼関係があってこそ、な気はしますねぇ。
    それにはまず、言葉による意思の疎通は不可欠かと。

    現地の言葉が出来ずに滞在するのは、とても怖いことだと感じますが、「若さ=馬鹿さ」と自分のことを振り返るんですが、若い頃は中途半端な英語を片言に話しながら、アメリカに滞在した際、無我夢中のうちに危険な目に遭っていたことに気づかなかった自分に今になって呆れてます。だはっ。

    そのあたりのラッキー、アンラッキーの差は、いったい何なんだろう?とさえ思いますが。

    それは意外ですね。
    日本は未だに世界で見ても安全な国の上位に入る印象があるんですが。
    ま、特別な用事が無ければ、暗くなったら家にいるのが安全には違いないでしょうね。(笑

    アンガス+ジュリア・ストーン、とても聞き易くて可愛い曲が多いのでおススメです♪

    ところで!
    ブログの写真、かなりいい感じにアップグレードしてますね!
    特にお料理や食べ物の写真が、とてもお洒落っぽく素敵になってます♪

    返信削除
  4. アメリカは、ミネソタとサンフランシスコくらいしか知らないのですが。(笑
    州によって、南北によって、かなり文化の違いが大きそうですよね。
    そういう意味では、余り南部には暮らしたい欲求が無いのですが。(笑
    まぁ、先入観と言うか、インターネットで情報が大量に入る分、イメージが固定観念として植え付けられてしまうってのはあるかと思いますね。
    アメリカは銃社会である前提があるので、それなりに銃が関わるニュースも頻繁に耳にするので、意識してる部分はありますね。
    例えば、映画を観に行っても、映画館での乱射事件を思い出すので、出入り口や、周囲に怪しそうな人がいないか確認したり。(笑

    いずれにしろ、無差別のテロは、本当に注意を払う方法もなく、まさに運次第なのかな〜なんて思うと怖いですね。
    ロンドンにも行きたいけれど、テロがあった際のダブルデッカーで犠牲になった人々の写真が未だ脳裏に焼き付いていて。。。

    現在は北米の西海岸で深刻な山火事が多発していたり。
    完全に安全な楽園というのは、実は何処にも無いのかも知れませんが。
    出不精で家が大好きなので、まぁ、どこにも行かず家で大人しく過ごしているのも全然苦痛でないから大丈夫なのはラッキーかな、なんて。(笑
    おまけに安上がりだし!

    返信削除
  5. またお邪魔します。

    そうそうラッキー、アンラッキーの差って本当なんなのでしょうね。

    日本はまだまだ安全ですが都会の夜より田舎の夜は意外と危険で軽犯罪多いんですよ。
    ニュースにはならないけどどこの土地に行っても田舎の夜の危険をひしひし感じてます。

    なんせ人の目がないし畑や田んぼに連れ込まれたら叫んでも声が届かないんですよね。

    私世代を好き好んで襲う人居ないと旦那は言いますが小銭は持ってる年齢なので財布は狙われると言い返してます。

    心配し過ぎかもしれませんが日本はカフェ等で鞄席に置いたままオーダーに行く人が多くこんな時は安全な国だなと思いますが私は絶対出来ないです。笑

    話はかわり、アンガスさんのなんとかベア好きです、また色々聞いてみます^^

    ブログの写真の感想嬉しいです、ありがとうございます(^^♪
    コメント解禁しようかと思いつつ病気関連で心ない書き込みあったらストレスになるしと臆病風が吹き荒れてて
    ・・・。

    こちらで思わぬコメントにウキウキしました。

    まゆみさんは加工アプリ無しで上手に写真撮るので素晴らしき腕ですよね~
    写真を勉強してたらしき事日記に書いていたのでなるほど納得でした。

    秘かに勉強させて貰ってます。


    返信削除
  6. Mutsukoさん♪

    あら、お帰りなさい。(笑

    多分、アンラッキーな場合は「運命」って事で納得、諦めるしか方法が無い気がして、その際に宗教の存在感を知りますが。
    凡人の私は、「日頃の行い」に運を託す部分もあり、ラッキーであることを願って善行に努める小心者だったり。(笑

    なるほど。
    人の居る都会も危ないですが、人が居ないのもそれなりに別の怖さがありそうですね。
    北米もレイプ犯罪は少なく無いですが、ニュースを見る限り、被害者の年齢は関係ないようです。
    実際、70代とかの女性がレイプの被害に遭ったりする事もあるらしいですし。
    要するに、性的な満足感の為の犯罪でない場合も多そうですよね。
    犯罪心理学は深そうです。
    お金が目的なら、お金だけ取って逃げてくれるといいですが、数万円と引き換えに命まで奪われたらイヤですよね。(汗
    やはり、犯罪に遭わない心掛けが一番なのかと思いますが。
    そういう意味では、カフェでも自分の鞄に責任を持つ必要性はありますよね。
    多分、海外を旅行したことのある人ならば、認識してると思いますが。

    写真も奥が深いですよね〜。
    でも、最近はデジカメなので、プロ並みの写真家が世間に溢れてる感じですよね。
    あ、勿論、フォトショップとか加工も出来るし。
    それでもやっぱり大切なのは照明であり、自然光が一番かなとは思ってますが。
    これも個人差とか好みの違いがあるので、一概には言えませんが。






    返信削除