2015年3月8日日曜日

ゴッホの向日葵バッグ

ラグ・フッキングの手法でリネンにウールをフッキングしたものを、ようやく手提げバッグとして仕上げた。


デザインは有名なヴィンセント・ヴァン・ゴッホ(フィンセント・ファン・ゴッホの読みが正しいかも、Volkswagen=フォルクスワーゲンなのと同様)の油絵で、「Vase with twelve Sunflowers」通称、「向日葵」をモデルに。

いつもはフリーハンドで下地となるリネンに油性のマジックペンでデザインの下絵を描くんだけど、今回は出来上がりのイメージが既にあるので、それを見ながら、下描き無しで気ままにフッキングして行った。


床に敷く為の Rug/ラグに仕上げるのは勿論、壁に掛けて飾る仕上げにする事も出来たんだけど、とにかく立体感のある仕上がりにしたついでに、最終的な仕上げも何かしら3Dの形状にしたくて、だったら機能もあるもの、ってので、結局のところ身近な手提げバッグという結末。


つい前回の作品もバッグ(Woodland Fairy House Purse)に仕上げたので、その際に使った素材、、、インディゴに手染めされた麻とか鮮やか黄緑色のコットン生地とか、の余りをそのまま使用して、内袋として巾着に仕立てて装着。


持ち手部分、つまりハンドルには色んな選択肢があるんだけど、自然な印象でまとめるにはやっぱり竹などの自然素材が一番としっくり来る感じ。

買ったものには金属の金具部分が付随してるんだけど、それを取り外し、簡素に刺繍糸で縫い付けて。

多分、強度の面では不十分かと思うんだけど、あくまでもアクセサリー的な用途で機能を求めず、酷使する訳でもないので素人の手作りレベルで善しとして。


今週は White Bear Lakeのラグ・フッキングの会に顔を出す予定だから、そこで Show&Tellよろしくお披露目することになるはず。

何しろこのグループには元(低学年の)小学校教諭が3人もいるから、褒め上手な彼女たちにポジティブな意見が貰えるのは本当に励みになるし。

「褒められて伸びる」ってのは子供ばかりでなく、大人だってやっぱり幾つになっても他人から褒められたり認められたりするのは嬉しいのよね。


次のフッキング作品もバッグに仕上げる予定でデザインを思案中。



4 件のコメント:

  1. まさしく、ゴッホのひまわり・・・・ですね。花弁がリアルですてきです。
    形が複雑で仕立てるのが大変でしたでしょう。
    私は織ったり刺したりするのは好きですが仕立てるのが苦手です。
    ベストも仕立てが簡単だから作るんです。袖とか上手につかなそうで・・・ちょっと肩とお尻が隠れるくらい・・・もっぱら家事用で外には恥ずかしくて着て行けません。

    今週は暖かくなりそうですから、素敵なバックを持ってルンルンお出かけください。

    娘いわく、カナダ人は気温10度を超すと
    半そで、短パンで外でご飯を食べたがるのよと。気温差30度以上ならそうなってしまうかもしれませんね。(笑い)

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  2. お洒落な手提げ鞄ですね~(*^-^*)
    壁にかけても、ソファーに置いても絵になる作品ですよね~♪

    ゴッホの向日葵の個性的な感じの色味が、背景の淡いブルーや紫でいっそう引き立ってますよね。

    皆さんの感想が楽しみですね。

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  3. yanaさん♪

    ありがとうございます。
    伝統的なラグ・フッキングのスタイルに反して、3D仕上げの傾向が新しいような昨今です。

    そうなんですよ!
    後先を考えずにデザインに走り、細部の仕上げに手こずったり、どのように仕上げるのか?その時になってから困ってみたり。(苦笑

    本当に、最後の仕上げは面倒だったりしますね。
    私も例外なく、ショールがほとんど編み上がったのですが、さて、仕上げが、、、って局面です。(笑

    サマータイムになった途端、気温が突然あがり、一気に春の様相で驚きます。
    そうそう、北米は冬が長いですから、本当に「パティオ好き」だったり「プール好き」だったり。
    日本人の私の皮膚感覚では、ちょっと寒い?って場面も多々あり、北米人の皮膚は厚いのかも?なんて思ってました。(笑

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  4. まゆみさん♪

    ありがとうございます。
    おっしゃる通り、せっかくゴッホの向日葵なので、バッグではありますが、何気に壁に掛けておいて見たりしてます。
    実際に使う機会も少ないかと思うし。(笑

    来週、テキスタイルセンターでお披露目する予定です。

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