2014年6月25日水曜日

3つの結婚記念日

6月も早くも終盤へと向かい。

アメリカに引っ越して来て半年が過ぎようとしている。

毎月が新しい土地で迎える初めての季節であり、何もかもが初々しく新鮮で特別な事のように感じられるのが嬉しい。

カナダでの生活も結婚生活もマンネリ化して新鮮味に欠けて来た感があったので。


6月は私たちが結婚した月でもあり、しかも私たちには3つの結婚記念日がある。

まずは婚姻届を提出した書類上での「紙の結婚記念日」と、日本で略式の人前結婚式と簡単な披露宴をした「メインの結婚記念日」、そしてカナダに飛んでガーデンパーティー形式での披露宴を催した「カナダでの結婚記念日」。


「紙の結婚記念日」は、特別なイベントも用意してなかったけれど。

偶然にも朝から雨模様だった為、いつもは自転車通勤の Davidを車で仕事場まで送ることになり。

ほんの5分程度の距離だけど、どうせ二人一緒に車で家を出るのなら、せっかくの記念日でもある事だし、じゃあ途中、遠回りしてカフェで「特別な朝食」でもしない?ってことで急遽、話が決まり。

地元で人気のカフェ・レストラン『Keys Café』に寄り道。



Davidは豪華なオムレツ、私はフレンチトーストの朝食。

思い掛けないラッキーな朝ごはんに満足の後、Davidを仕事に送り届け家に戻ると、子供たちは二人ともまだ爆睡中のようだったし。


そして「メインの結婚記念日」には、さすがに予め Davidが予約を入れたミネアポリスのレストランへ連れて行ってくれた。

彼は仕事の仲間と何度か足を運んだことがあり、とても気に入ったので以前から機会があれば私にも紹介したらしかった。

店の名前は『Sanctuary/サンクチュアリ』。



季節柄パティオもあり、解放感のある外のテーブルでの食事にも惹かれたのではあるけれど、何しろ私にとっては初めての店なので、取り敢えずは屋内の席に腰を据えて、内装や雰囲気をじっくりと愉しみたく、パティオは次回への持ち越しで。



こじんまりとして何やらアットホームな雰囲気が心地良い店。



メニューに書かれた説明書きを片っ端から読んでみると、どれもこれもがとっても独創的でユニークな食材の組み合わせばかりで、味の想像を掻き立てられ、なかなか選ぶのが難しかった。

取り敢えず、前菜にスモークドサーモンのカルパッチョから。



ラム肉のソーセージにメロンで作ったサルサの付け合わせが絶妙。



Davidの選択は Barramundi/バラマンディ(スズキ?)で、ソテーした魚をマッシュドポテトの上に乗せ、パイ生地のペストリーの帽子、みたいな?

ソースにダークチョコレートとチェリーが使われてるのが特徴。



私が迷いつつ選んだのは、ロブスターのボロネーゼソース・パスタで、フォアグラ風味のコクのある仕上がりがとても美味しかった。



とても解り易い説明を丁寧にしてくれたウェイトレスさんに「来店の機会」を訊かれたので、「結婚記念日なので」と答えたら、その後、思い掛けずにグラスに注がれた淡いピンク色のシャンペンが運ばれて来て、それがお店から私たちへのプレゼントだったのでビックリしてしまった。

店内や料理の写真をとっても良いか?確認したら「勿論よ〜!」と。

その後、店のオーナーがテーブルまで挨拶に来てくれたので、シェフの経歴やメニューの裏話など、興味津々に聞かせて貰い、「ブログに書くかも」と言ったら「是非みたいからアップしたら教えて」ってことになってしまった。ひぃ〜。


そしてそして、3つめ「カナダでの結婚記念日」の今日(既に日付が変わり「昨日」だけど)は、偶然にも Davidの勤務先がちょっとしたパーティをする事になり、隣の州、ウィスコンシンにある Hudson/ハドソンから出ている小さな船に乗って、船上での簡単な昼食会だった。



雲が多く、途中、小雨が降ったり止んだりの天気でも陽射しは眩しく。



吹き抜ける風が気持ち良かった。



今年は例外的に降水量が多いらしく、水没状態の公園とか、水の中に生えてるみたいな木々や水の中から顔を出してるシーソーやベンチが、非現実的な世界っぽかった。



そして明日はいよいよ義理の両親が到着予定で。

今日は車でシカゴを抜けて、うちまで高速道路を走ってあと4時間程度の距離にある町まで到達し宿泊してるらしい。

明日から暫くの間、賑やかで忙しくなりそう。





8 件のコメント:

  1. お祝い、3度もできて・・・・羨ましいわ~ 
    素敵なレストランが見つかって良かったですね!!アメリカにしてはそんなに量が多くなさそうでおしゃれなお店ですね。

    私も1度だけ主人の会社の方のボートでの送別会に御呼ばれしたことがあります。セントポールはわりと都会でありながらこんな楽しみ方もあるのだと感心したものです。






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  2. 素敵な結婚記念日となり、今回はアメリカでって事で、また特別な思い出となりそうですね♪

    それにしてもお洒落で素敵なレストランですね。名前からして興味津々って感じで。

    あ~お料理も食べてみたいわ!

    明日から忙しくなるのでしょうが、ご家族で存分に楽しまれて下さいね(^_^)/

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  3. 結婚記念日おめでとうございます♪
    三回あるとは負けたー(笑)

    我が家も入籍と式が別々だったので2回あるかと思いきやどちらの記念日も旦那仕事で留守が多くまともに祝った事がないから羨ましいです~

    今年の20周年もお祝いのびのびのまま我が家はまた引越し作業突入になりそうです(゜ロ゜;

    新しい土地での新鮮さ楽しんで下さいねー。
    久しぶりの家族団欒も楽しみですね♪


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  4. 結婚記念日、おめでとうございます。

    お久しぶりです。アメリカでの生活も慣れられたようで良かったですね。
    三回もある記念日、凄く一杯お祝いできそうで素敵~。
    素敵なレストランでお祝いのディナー、良い旦那様ですね。
    うちは・・・と言っても日にちの記憶に乏しい私、結婚記念日間違えて覚えてた事も★
    で今は、さらに日にちが定かでない・・・
    お祝いした事ないからかも!と言い訳♪

    一つ前のお靴♪可愛い!!これがアメリカの良さですよね。
    場所にもよるかと思いますが、人の目等も気にならず、好きに過せた一番の場所でした。

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  5. yanaさん♪

    お祝い、3回もして欲張りですね。(笑
    言われてみると、本当にこの店は典型的なアメリカのレストランとはかなり違ってますね!
    一般的にアメリカのステレオタイプはボリュームがあって大味、って感じですもんねぇ。
    シェフがフランス人って事が大きく影響してるかも?
    かと言って、フランス料理って感じの典型でも無いのが面白いですが。

    この辺りは湖も多いですし、何よりもミシシッピー川が流れてるってのが大きいですよね。
    マリンスポーツも盛んなようです。

    (その後、調子に乗って家族での花火大会クルーズの予約を入れたとこだったり。。。)笑

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  6. まゆみさん♪

    ありがとうざいます。
    まさかアメリカで結婚記念日を迎える日が来るなんて想像もしてなかった分、感慨深いです。

    とってもこじんまりとした店なのですが、やっぱりチェーンレストランとは違う佇まいがあって、お料理の繊細さも格別で、このところファミレスばっかりだった私たちには新鮮な気がしました。(笑

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  7. Mutsukoさん♪

    ありがとうございます。
    あはっ。3回も祝うのは単なるこじつけって気もしますが。
    祝い事は多い方が嬉しいので(笑)しつこく欲張りに、けれどささやかに祝ってるって感じです。

    あら。20周年はある意味、一つの節目ですよね。
    是非、遅ればせながらでも盛大に祝って下さいな。
    とは言え、やはりご主人の仕事には多大な影響を受けますよね、きっと。
    ようやく慣れたと思ったら、再びの引越しなのですね〜。
    引越しって、何度やっても面倒ですよね。
    うちも近い将来、引っ越すかと思うんですが、気が重いです。
    ある意味、新しい現地での友達を作ることを諦めてる感アリ、だったりします、私の場合。

    お互いに楽しくサバイバルしたいものですねー♪

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  8. paraさん♪

    ありがとうございます。

    えぇー! 結婚記念日の日にちを間違えて覚えていたとは、かなりのツワモノだったりしますね、paraさん♪(笑

    しかも、お祝いをした事も無いとは!

    何と言う潔さ!
    執着心とか欲とかも余りないのかも?なんて勝手に想像すると、それはある意味、凄いことだったりもしますよね。

    アメリカ、、、って、やはり独特な国ですよね。
    自由奔放でいる事が許されるような。
    とっても解放感のある環境なことには間違いないですね!

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